2010-04-03 (Sat)
静雄×臨也 ※18禁注意
続き シズちゃんが…よかった
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「なんてざまだよ…手前」
「な、なに?え、ちょっと待って…俺もまだ混乱してるっていうか記憶なくて、その……助けに来てくれたの?」
唇の端から透明な汁液を垂らし、後ろから滴ったものが太股を伝ってどろどろ流れている卑猥な格好でそんなことを言われてブチッとなにかが切れる音がした。
こんなんじゃ反省どころかいつもと変わらないじゃねぇかと思いながら、でも口走っていた。
「誰が助けるかッ!!セックスする以外に用なんかあるわけねぇだろ!」
腹の底から大声を搾り出して叫んでいた。もう偽りの正義感を振りかざすのも、見て見ぬ振りをすることもできなくなっていた。
まどろっこしいことなんかせずに、今ここで陵辱すれば全部それで済む。それが正しいのだと血がのぼった頭で信じこんでいた。他になにももう見えなくなっていた。
当然臨也は傷ついたような表情で顔を歪めたが、すぐに諦めたように目を伏せて床の上に両足を投げ出した。
「うん、そうだよね俺なにか勘違いしてた。こっちから誘っておいて酷い有様で最悪だけどさ、こんな穴でもヤりたいんならいいよ…」
下を向いて俯きながら静かに言い放った。淫らに誘う様子も、さっきみたいな気弱さもなくはっきりとした口調だった。
いろいろ聞きたいことも、言いたいことも山のようにあった。言わなければいけないこともあったというのに、どす黒い感情に支配された体がいうことをきかなかった。
ここで発散しなければどうにかなってしまいそうなぐらい、追いつめられていた。
「はは、でもごめん。ちょっと体が思うように動けなくてさ、だからもう人形抱いてるみたいに突っこんでよ。中はちゃんと締めて気持ちよくしてあげるから」
俺がズボンを脱いでいる間に自分から寝転がった臨也がそう言った。確かにもう連続でこんなことになっていれば体がもたないのは普通だった。
それでも拒もうとしないのは、俺が欲しいからだ。
男達に突っこまれずに持て余してしまった熱をどうしても解放したいからだ。それぐらい淫らな体なのだと、思いこんでいた。
「そんなに心配しなくてもこっちがよがらせてやるよ。今日は手加減なんてできそうにないしなぁ」
「そう。なら早くこんなひどいこと全部忘れるぐらいに淫らにしてよ、ね?」
口元を笑いの形に変えて、唇の間から赤い舌をチラチラ見せながら右手を伸ばしてきた。かけていたサングラスを外し大事にポケットに入れると、手は無視してそのまま体の上に覆いかぶさった。
まず両手で顎を掴みしっかり固定させてから食いつくように唇を押し当てた。
「え…?ん、ぅ……っ」
突然のキスに驚いたようだったが、すぐになにかを察知したのか向こうから舌を出し積極的に絡めてきた。
俺はただ昨日こいつの方から口づけをされたのが気に入らなくて、次こそはこっちから食いかかってやろうと決めていたのを実行に移しただけだった。
中がやけにぬめっているのを不思議に思っていたところで、そういえば男が一人臨也にフェラをさせていたのを思い出した。
しょうがないと言い聞かせてこっちからも舌を絡めたり吸いついたりして、とにかく激しく翻弄した。するとすぐに頬が紅くほてり目元が緩んできた。
「は、ぁ……」
適当なところで切りあげると、さっきから痛いぐらいに勃起しているものを後ろに宛がい穴からこぼれる汁を先端に塗った後勢いよく中まで進ませた。
もちろん数時間前に何度も出した白濁液がたっぷりと残っていて、結合部の隙間からそれらが吹き出るようにこぼれていった。
「ん、あ……ぁ、はぁ……」
いつもに比べてあえぎ声は小さく掠れていたが、奥壁まで辿りついた塊をいつもと変わりなくしっかりと締めて快感を示していた。
ぐりぐりと何度か擦りつけて抉るように押していたら、突然臨也の表情が変わった。
「ふ…っ、うぅ……ん、シ、ズちゃ……」
「手前…なに泣きじゃくってんだ?」
何事かと思うぐらいに瞳から涙をぼろぼろと流し、しゃっくりをあげるように泣きはじめたのだ。まだ律動すら開始していないのに、このいきなりの変化に戸惑わないはずはなかった。
こっちが声を掛けても止まる気配はないようで、頬を何度も何度もあたたかい水が伝って床にこぼれていった。
「おい、なんなんだ?」
「おれ…っ、ぅ……シズちゃんが…よかった……」
問いかけには答えずにただ一言そう告げた。俺はてっきりさっきの男達じゃなくて、俺自身としたかったとそういう意味のことを言ったのだと解釈した。
『だ、いすき…だよ?シ、ズちゃ……ん?』
その言葉を信じるならそうなんだと言い切れた。
こいつは俺に惚れているんだからそうなんだと思いこんでしまった。
だがそれが本当に呪いのように二人の関係をこじらせてしまったのだと気がついたのは、随分と後のことだった。
「……だったら、よかった…のに……」
最後にぼそぼそとなにかを呟いていたが、あまりにも小さすぎて聞き取ることができなかった。
聞き返そうとしたのだがそれよりも先に中が激しく収縮をしだしたのでつられるように腰を打ちつけてしまって、あやふやなまま流してしまった。
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「なんてざまだよ…手前」
「な、なに?え、ちょっと待って…俺もまだ混乱してるっていうか記憶なくて、その……助けに来てくれたの?」
唇の端から透明な汁液を垂らし、後ろから滴ったものが太股を伝ってどろどろ流れている卑猥な格好でそんなことを言われてブチッとなにかが切れる音がした。
こんなんじゃ反省どころかいつもと変わらないじゃねぇかと思いながら、でも口走っていた。
「誰が助けるかッ!!セックスする以外に用なんかあるわけねぇだろ!」
腹の底から大声を搾り出して叫んでいた。もう偽りの正義感を振りかざすのも、見て見ぬ振りをすることもできなくなっていた。
まどろっこしいことなんかせずに、今ここで陵辱すれば全部それで済む。それが正しいのだと血がのぼった頭で信じこんでいた。他になにももう見えなくなっていた。
当然臨也は傷ついたような表情で顔を歪めたが、すぐに諦めたように目を伏せて床の上に両足を投げ出した。
「うん、そうだよね俺なにか勘違いしてた。こっちから誘っておいて酷い有様で最悪だけどさ、こんな穴でもヤりたいんならいいよ…」
下を向いて俯きながら静かに言い放った。淫らに誘う様子も、さっきみたいな気弱さもなくはっきりとした口調だった。
いろいろ聞きたいことも、言いたいことも山のようにあった。言わなければいけないこともあったというのに、どす黒い感情に支配された体がいうことをきかなかった。
ここで発散しなければどうにかなってしまいそうなぐらい、追いつめられていた。
「はは、でもごめん。ちょっと体が思うように動けなくてさ、だからもう人形抱いてるみたいに突っこんでよ。中はちゃんと締めて気持ちよくしてあげるから」
俺がズボンを脱いでいる間に自分から寝転がった臨也がそう言った。確かにもう連続でこんなことになっていれば体がもたないのは普通だった。
それでも拒もうとしないのは、俺が欲しいからだ。
男達に突っこまれずに持て余してしまった熱をどうしても解放したいからだ。それぐらい淫らな体なのだと、思いこんでいた。
「そんなに心配しなくてもこっちがよがらせてやるよ。今日は手加減なんてできそうにないしなぁ」
「そう。なら早くこんなひどいこと全部忘れるぐらいに淫らにしてよ、ね?」
口元を笑いの形に変えて、唇の間から赤い舌をチラチラ見せながら右手を伸ばしてきた。かけていたサングラスを外し大事にポケットに入れると、手は無視してそのまま体の上に覆いかぶさった。
まず両手で顎を掴みしっかり固定させてから食いつくように唇を押し当てた。
「え…?ん、ぅ……っ」
突然のキスに驚いたようだったが、すぐになにかを察知したのか向こうから舌を出し積極的に絡めてきた。
俺はただ昨日こいつの方から口づけをされたのが気に入らなくて、次こそはこっちから食いかかってやろうと決めていたのを実行に移しただけだった。
中がやけにぬめっているのを不思議に思っていたところで、そういえば男が一人臨也にフェラをさせていたのを思い出した。
しょうがないと言い聞かせてこっちからも舌を絡めたり吸いついたりして、とにかく激しく翻弄した。するとすぐに頬が紅くほてり目元が緩んできた。
「は、ぁ……」
適当なところで切りあげると、さっきから痛いぐらいに勃起しているものを後ろに宛がい穴からこぼれる汁を先端に塗った後勢いよく中まで進ませた。
もちろん数時間前に何度も出した白濁液がたっぷりと残っていて、結合部の隙間からそれらが吹き出るようにこぼれていった。
「ん、あ……ぁ、はぁ……」
いつもに比べてあえぎ声は小さく掠れていたが、奥壁まで辿りついた塊をいつもと変わりなくしっかりと締めて快感を示していた。
ぐりぐりと何度か擦りつけて抉るように押していたら、突然臨也の表情が変わった。
「ふ…っ、うぅ……ん、シ、ズちゃ……」
「手前…なに泣きじゃくってんだ?」
何事かと思うぐらいに瞳から涙をぼろぼろと流し、しゃっくりをあげるように泣きはじめたのだ。まだ律動すら開始していないのに、このいきなりの変化に戸惑わないはずはなかった。
こっちが声を掛けても止まる気配はないようで、頬を何度も何度もあたたかい水が伝って床にこぼれていった。
「おい、なんなんだ?」
「おれ…っ、ぅ……シズちゃんが…よかった……」
問いかけには答えずにただ一言そう告げた。俺はてっきりさっきの男達じゃなくて、俺自身としたかったとそういう意味のことを言ったのだと解釈した。
『だ、いすき…だよ?シ、ズちゃ……ん?』
その言葉を信じるならそうなんだと言い切れた。
こいつは俺に惚れているんだからそうなんだと思いこんでしまった。
だがそれが本当に呪いのように二人の関係をこじらせてしまったのだと気がついたのは、随分と後のことだった。
「……だったら、よかった…のに……」
最後にぼそぼそとなにかを呟いていたが、あまりにも小さすぎて聞き取ることができなかった。
聞き返そうとしたのだがそれよりも先に中が激しく収縮をしだしたのでつられるように腰を打ちつけてしまって、あやふやなまま流してしまった。
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