ウサギのバイク 脅迫者 堕トサレル 6
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2014-09-01 (Mon)
*リクエスト企画 紫夜 様
静雄×臨也 ※モブ×臨也注意
臨也が静雄を好きなことを知ったモブに脅迫されて体を好きにされる話。
* * *


男は念入りに催眠装置での調教を施した。元々時間感覚は狂ってはいたが、強制的に淫らな自身の声を聞かされ続けて何日経ったか不明だ。
時折注射器でクスリらしきものを打たれて、ただでさえ朦朧としていた意識はますます霞んでいく。当然のように快楽に敏感になって、ギャグボールと呼ばれる口枷からはくぐもった声があがる。
自力では動けない体勢なのに、いつしか腰を振り心地よさに浸って俺は溺れ続けた。ひっきりなしに鼓膜を犯す、自身にそっくりな喘ぎ声の言葉は嫌と思うほど聞かされしっかり胸に刻まれている。
そして、習慣化されたピリリとした痛みを肌に感じた直後、この平穏に終わりが告げられる。前触れもなく目隠しとヘッドフォンが外されたのだ。

「ふっ、うッ!?」
「随分と久しぶりだな。俺のこと、まだ覚えてるか?」

下品にゲラゲラと笑う男は、首輪の鎖を掴んで手のひらで弄んでいる。定期的に打たれて常習化しているからか、クスリの利きは早く、もう全身が震え始めていた。
眩しい光に、すぐには目を開けることはできず顔を顰める。そして徐々に目が慣れてきて、相手の姿が目に入った時、俺は覚悟した。
今日からすべてが変わる。耳鳴りのように頭の中に喘ぎ声が響いていて、逃れられないことを知ったのだ。

「一応栄養剤も打っておいたんだが、ずっと虐げられるのは苦しかっただろう。今から口枷を外すが、して欲しいことがあったら教えてくれ。なんでもしてやるから」
「んむっ、ぐ…ぅ、ぷ、ぁっ!」

やけに丁寧な口調で男は言ってきて、その優しさが染み渡るようだった。頭では、この男に騙されて酷い目に遭わされたことを理解しているのだが、一方で俺を助けられるのもこの男なのだ。
口内に長いこと入れられていた丸いボールが出ていき、酸素が一気に入ってくる。口を塞がれていないことが違和感なほど口枷が馴染んでいたようだが、必死に喉奥から声を絞り出す。

「みず…ほ、しい」
「水か?そうだなぁ、この部屋にはないな。でも精液なら、すぐ飲ませてやれるぜ」
「…っ」

顔を歪ませて一瞬だけ躊躇した。人としての理性が僅かに残っていたからだ。
その時、キンと頭の中にはっきりとした声が響く。幻聴なのは間違いなかったのだが、確かに自身の声を聞いたのだ。

『っ、ざーめん、おいひッ、ぅ…ンぐ、ぅ、く…んちゅ、いっぱい、のませ、れぇ』

俺は一度も望んでその言葉を口にした覚えはない。でも繰り返し脳内に叩き込まれて、唇が勝手に震える。

「いい…ざーめんで、いいから、すぐのませ、て…っ」
「飲ませて下さい、だろう?お前を飼ってる主人に、なんて言い草だ」
「ぁ…ご、ごめんな、さい」

頬を控えめに染めながら勇気を出して告げたのだが、全く違うことで怒鳴られてしまう。反射的に肩がビクンと跳ねて、謝罪の言葉を述べる。
なにかがおかしいと思うのだが、この男は俺の主人なのだから無条件で従わなければいけない、と言い聞かせた。麻痺した心が、間違ったことを俺に受け入れさせた瞬間だった。

「ざーめん、のませ、て…くだ、さい」
「ククッ、いい顔になったじゃねぇか。ちゃんと躾けた甲斐があったぜ」

満足そうに笑いながら、すぐさま男はズボンを下ろして性器を取り出す。ベッドの上に相変わらず仰向けにされ、全身に淫らな玩具をつけられたままだったが、顔の前に差し出される。
すると独特の匂いを感じて、躊躇った。呆然と凝視したまま、ごくりと喉を鳴らす。

「ほら、あんたの大好きなおちんぽだぜ」
「…ぅ、ぁ」
「知ってるだろう。これ飲んだら美味しくて、毎日ちんぽしゃぶってねぇと狂っちまうぐらい嵌るんだ。欲しいよな?」

男は追い立てるように、早くしろと急かすように性器を唇に押し付ける。だが強引に口内にねじ込むことはなく、目の前に好物の餌を差し出された犬のように、本能的欲求に支配された。
クスリによって性感は増幅されていたし、俺の常識は改変されていたのだ。結局主人に従う奴隷のように、口を大きく空けて自ら受け入れる。

「ッ、んっ、うぅ!?ん、ちゅ、ぁ、あ…な、に…なんで、ぇ…ふぁ、おい、しい?」
「言った通りだろう。あの洗脳装置は言葉だけじゃない。体験者の知らないうちに、微弱な電流を流して脳に刺激を与えて嗅覚も味覚も変えるらしいぜ。辛気臭すぎて信じちゃいなかったが、本当みたいだな」
「そんな、ッ…ちゅう、んぐ、ふぁ…甘くて、これ生き返る。おちんぽ、すき…ふぅ、ンっ」
「すっかりちんぽ中毒者だな。面白ぇ」

舌の上に性器が擦りつけられた途端、全身を電流が走ったかのような甘い痺れを感じる。淫具の刺激ではない。
男の赤黒い肉棒が、極上の食べ物かのように美味しくて、先走りの汁を喉奥で飲み込むと飢え続けていたものが潤った気がした。頭に靄がかかり、唇で吸い付きしっかりと味わいながら性器にむしゃぼりつく。
強要されたわけでもないのに、醜い異物を欲しているのを示すかのように、好きと言葉にする。両手が自由であれば、もっと堪能できるのにと本気で思った。

「俺のザーメンごくごく飲み干したいよなぁ?ねだってみろよ」
「ぢゅ、ぅ、ぐ…ンっ、く…俺にざーめんください、濃いの飲ませてくら、さ、ぃ…んぁ、は」
「そうか。そうだよな。淫乱奴隷の折原臨也は、平和島静雄じゃなくてご主人様の俺が好きだから、ザーメン飲みたいんだよな?」
「え、っ?」

一気に捲し立てられた言葉を、俺は必死に反芻する。折原臨也は平和島静雄ではなく、ご主人様が好きだ、と。
そんなわけがない。シズちゃんだから好意を感じたのであって、男が好きなわけではなく、普通の成人男性だ。
いくら洗脳装置で感情を植え付けられたとしても、屈しないという自信があった。そう簡単に変えられるほど、軽い気持ちではないのだ。
わざとらしく口元を歪める。そして男に向かって嘘をついた。

「はい、俺は…っ、ご主人様が好きだから、ザーメンが飲みたい、です」
「だよな。じゃあ舌で奉仕して、イかせてくれよ」
「わかりまし、た…ンむっ、う、く…ンぅ、はぁ、んっ」

改めて唇で奥に誘導して含むと、じんわりと涎が次々と隙間から垂れていく。それだけ欲しているということだろう。
味覚は完全に壊れていた。感度もあげられているのだから、全身至るところが壊れていると思う。
でもシズちゃんへの気持ちだけは、揺らがなかった。失ってしまえば、俺は完全に折原臨也でなくなるとわかっていたからかもしれない。

「ちゅ、ぅ、ん…ご主人様の、おちんぽ、おっきぃ…ぅ、く」
「これしか舐めたことない癖に、大きいってわかるのか。まぁお前のよりはでかいけどな」
「ンっ、うぐぅううッ!?ふぁ、あぅ…震え、てッ、ぁ、やだぁ…しゃぶれ、ない」

口を窄ませて、精液を搾り取るように吸い付く。頭を上下に動かす度に、じゅぷじゅぷと先走りと涎交じりの下品な水音がした。
機嫌を良くしたらしい男が、微弱な振動だけを与えていた玩具すべてのスイッチを入れる。乳首の先と自身には小さなローターがガムテープでしっかり固定され、尿道には細い銀色の棒が、後孔には極太のバイブが刺さっていた。
一斉にすべての玩具が極限まで震えはじめると、ビクビク跳ねてしまい性器を咥えるのが難しい。何度もドライを覚えさせられた淫らな体が、当たり前の反射のように絶頂へと誘う。

「ぁ、ンぁ、あひぁ…やらぁ、きもひぃ、い、ドライする…っ、おれ、イっちゃ、う」
「まったくだらしねぇ奴隷だな。イくなら俺が出してからにしろ」
「ふっ、うぅ、ぐっ、ンぅうッ!んっ、ぅ…ふぅ、んく、ちゅう」

強すぎる愉悦に浸り、フェラチオを忘れてしまった俺の頭を男が掴んで固定すると、ガンガン喉奥に性器を出し入れした。ごりごりと内を擦られ、やがてその刺激すら媚薬のせいで心地よくなる。
主人の言いつけを守らなければいけない、という歪んだ感情のままにドライするのをぐっと堪えていた。やがて、口内の性器が一層硬くなり、そろそろ射精すると気づく。

「出すぞ。こぼさず飲めよ!」
「んぁ、っ、ふ…ンっ、うぅ、ちゅ、うぅぐ…ふっ、ぁ、んぐ、ふぅうぅうッ!!」

宣言直後に口内に大量の白濁液が注がれて、驚きのあまり目元に涙が滲む。想像できた行為とはいえ、他人の精液を飲むなんてはじめてなのだ。
必死に呼吸しながら喉を鳴らすが、勢いが凄すぎてあっさりと唇から溢れ顎を汚す。そのまま首輪や胸元まで男のザーメンにまみれたが、できるだけ飲み干した。
水よりも美味しい極上の精液を、一滴でも多く味わっていたかったのだ。美味しいと胸をいっぱいにさせながら、限界だった体は絶頂を迎える。
射精のないドライオーガズム。尿道を堰き止められながら達するのを見るのははじめてだったので、虚ろな瞳に映る淫猥すぎる行為に戸惑ったが、それもすぐ消える。

「あふっ、んちゅ…うぅ、ぁ、きもち、い…おいし、ぃ、しあわせぇ」
「はじめてにしては上出来だが、こぼしたってことはお仕置きだな」
「ごめんな、さい、お仕置き…っ、して、ください、ご主人様」
「ははっ、本当に可愛い奴隷に成り下がったな。情報屋サンよぉ」

残りの精液を舌で舐め回して味わうと、男に向かって淫猥な瞳を向けて誘うように笑った。散々玩具で淫らなことを刷り込まれた体は火照り、本物の性器を欲していたのだ。
きっとこの欲求が満たされた時、今よりも幸せな気持ちになれる。毎年目の前で好意を示すプレゼントをシズちゃんに粉々に砕かれて、胸を痛ませる日々はやって来ない。
好きという感情だけは残しつつ、体は他人のものになる。その行為はきっと、絶望の淵にいた俺を一時的にも救ってくれるはずだ。
セックスに溺れている最中は、シズちゃんのことを考えなくていい。長いこと玩具でいたぶられ、その間は頭から抜け落ちるように忘れていたのが証拠だ。

「どんなお仕置きがいい?」
「…っ、いっぱい、おちんぽで、俺を犯して…ください。お願いします」

熱い溜息を吐きながら、この先のセックスに期待し胸は震えた。


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