2011-01-05 (Wed)
煌の万里さんとのインテ新刊合同誌の情報です
エロ乙女臨也小説合同誌第2弾
詳細は↓こちら
「素直にさせてよ」
静雄×臨也/小説/18禁/A5/52P/500円
トウカsideのあらすじ 【恋する首輪】
好きな相手に告白しないと外れない首輪を嵌められた臨也
しかも嘘をつけばつくほど体が火照る呪いがかけられていて静雄の前で失態を晒してしまう
なんとか逃げ切ったが今度は複数の男達に捕まえられ淫らな行為を強要され…
続きからサンプルを載せています
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「はあ、もうどうするんだ……しかもこういう時に限って、嫌な予感がするんだよね」
とりあえず今は絶対にシズちゃんには会いたくない、と心底願っている時に限って、必ずといっていいほど出会ってしまうのだ。今回ばっかりはそんなの無理だ、と思いながら新羅のマンションのエントランスを抜けて建物の外に出た瞬間、呼吸が止まってしまうかと思ってしまった。
「シズ、ちゃん……嘘だろ?」
「やっぱりな。どうも臭えと思ってたら新羅のところに行ってやがったのか。待ち伏せしてて正解だったな臨也くんよおッ!」
「……ッ!」
最悪のタイミングで見つかったことに舌打ちしながらも、体は反射的に動いていた。標識を片手に振り上げて突っこんでくるシズちゃんの体を避けて、とにかく逃げることを取った。呪いにかかってる今の状態でやりあうなんて、無理だった。極力言葉を口にしないようにしながら、一目散に走りだした。
要は嘘さえつかなければいいのだ。何かを言われたとしても、黙っておけばいいのだ。肯定も否定もしなければ、嘘をつくこともないのだから呪いは発動しない。そう信じながら走っていると、背後に気配が迫っていた。
後ろを振り向かずに右に体を傾けると、耳元でぶんっという音と風が通り過ぎていって、背筋がぞくりとした。いつの間にこんな近くに迫っていたのかと驚いて、さっきまで体調不良で死にかけていたことを思い出した。
なにもかもが最悪だと歯軋りをした途端に、コートの裾を引っ張られてそのままよろけてしまいそうになった。
「しまった……っ!」
「おいおいどうした?今日はやけに大人しいじゃねえか。あっさり捕まってくれるし、体調でも悪いのか?」
「そんなことどうでもいいじゃないか、いいから離してよ」
「うるせえッ!俺の質問には全部答えろ!!」
体が倒れかかったところをシズちゃんの腕に捕まれて、眼前に顔が迫っていた。その状態で体の事を聞かれたが、当然口を噤んでいた。ただ離してとだけ言ったのだが、質問には答えろと叫んだ瞬間に、奇妙なことが起こった。
「……なにっ!?」
耳の奥からキインと音が聞こえてきて、そうして痛みに耳を塞ごうとしたところで首元の戒めが淡く光っていることに気がついた。意味が分からなかったが、なにかよくないことが起こったことだけは確かだった。しかしそんなことには構っていられず、嫌な汗が流れてきて、鼓膜が壊れそうなぐらいに酷い音にただ耐えていた。
頭の中では質問に答えろという言葉が響いていて、苦痛に顔を歪めながら試しに小声で呟いてみた。
「シズちゃんには関係ない、じゃないか……っ、は、うぅ……!!」
けれども今後は耳鳴りがなくなったかと思ったら、さっき新羅の家で襲ってきた体の不調が途端に現れ始めた。確かに俺の体調が悪いのはシズちゃんのせいなので、嘘をついていることになっていた。ヤバイと思ったので慌てて言葉を言いかえた。
「う、く……シズちゃんのせいで、体調悪いんだよッ!!」
必死にそう叫んだら、ふっと疼きが消えたのですぐに安堵の息をついた。軽く肩で息をしながら、嘘をついてはいけないという制限に加えて、必ず質問に答えなければいけないという制限が追加されたんだと自覚した。こんな呪いの道具に翻弄されるなんて最悪だったが、人の力ではどうにもできないことだったので、ただ悔しさに唇を噛んだ。
「なんださっきから様子が変だし、首につけられてるのはなんだ?誰かに飼われてるペットか?家畜か?」
「うるさいな、新羅に騙されたんだよ。こっちだって外れなくて困ってるんだ」
自分から地雷を踏まないように気を付けながらそう言った。それにしても首輪を見ただけで家畜とまで決めつけてくるのはいくらなんでも最低だと思った。不機嫌なのを隠すことなく睨み飛ばすと、それに反論するように、ギラついた瞳で睨み返してきた。
そうしてさっきの言葉を変に解釈したようで、わけのわからないことを言いだしてきた。
「おい手前いつから新羅の家畜になったんだ!まさかあいつに興味あるなんて聞いてねえぞ、ふざけんな!!」
「ちょっと何言ってるの!?俺と新羅は何の関係もないっていうか、そんな気持ちの悪いこと言わないでよね!信じられない!」
「じゃあ誰に興味があるんだよ」
「な、んで……そんなこと、シズちゃんに言わないといけないんだよッ!」
迂闊だったと思った時には既に遅く、耳鳴りが響いてきて身動きが取れなくなる。このままだとどうにもできないので、仕方なく嘘をつく方を選んでしまった。
「俺が興味あるのは、人間全部だよ!当然シズちゃん以外のね!!……うぅ、く、は」
すぐに全身から力が抜け、息をつく間もなく体が熱く疼いてきてしまう。発情だなんて新羅は言ったが、そんな獣じゃないんだからと思いながら、これならまだ耐えられると唇を噛んだ。
とにかく腕を振りほどきたくてもがき始めるが、向こうは手首をガッチリと掴んで離そうという気配がまるでない。
「相変わらずだな手前は。なあ、そんなに俺のことが嫌いか?」
低く地の底から唸るような音色で尋ねられて、一瞬だけ動きが止まった。
だってその言葉を否定したら、このすべての苦しみから解放されるのだ。ある意味チャンスだったのだが、これだけは答えられない。
シズちゃんのことが好きだということだけは、言いたくなかった。例えそれが、この呪いの束縛を解放するものだとしても、俺には無理だった。
「あぁそうだよ、嫌いに決まってるだろ!シズちゃんなんか嫌いだッ!!」
* * *
「ふあっ……っ、うぅ、くぁ……っ」
「よし、じゃあ俺は晩御飯でも買ってくるかな。手前を散々探してたせいで腹減ってるし。あぁかわいそうだからこいつのスイッチは緩めておいてやるよ」
「え……っ、ふぅ……って、かわいそうだって言うぐらいならこれ外せって!」
「おいおい誰が手前の言う事なんか聞くかよ。このまま大人しく待ってやがれ」
きっぱりと吐き捨てると、そのまま俺の方は見ずにスタスタと歩き出して、玄関から外に出て行く音がした。それをしっかりと確認すると、それまで緊張していた体を脱力させて、体重をベッドに預けた。
ため息をつきながらもじもじと両足を擦り合わせて、熱にうかされた瞳で宙を眺めた。
「はぁ、っ……あ、うぅ、っ……バイブ三本なんて、っも、むりっ……あぁ、あつい」
当然のことながらまだ依然として振動は続いていたので、結合部がひくひくと震えて悦楽を現していた。しかもその動きが、これまで強制的に酷くされていたのより優しくて、ついもどかしさにもやもやとした気分に陥っていた。スイッチが入れられたままなので微弱な振動が伝わるが、声を派手にあげるほどではない。まるでぬるま湯に浸かっているかのような、心地いいものだった。
でもさからこそ、さっきまでに比べると物足りなくて、満たされない気持ちが蓄積していく。
「あぁっ……はぁ、は……ん、うぅ」
そうしてその拷問に耐えながら、暫くシズちゃんの帰りを待ち続けた。俺には逃れる術はなかったし、だんだんとこの行為の嫌悪感が消えていったのだ。どのぐらいの時間放置されていたのか知らなかったが、玄関から扉の音が響いてきたところでピクンと足を震わせて反応を示した。
なるべく平静を装ったまま静かに息を殺していると、コンビニのビニール袋を片手にバーテン服姿のまま俺の前まで寄ってきた。そうしておもむろにさっきもさわっていたスイッチに手をふれると、一気に与えられる威力が大きくなった。
「んひぁっ!?あ、んあぁ、ふひゃぁ、あ、あつ、やらぁ……やっ、あ、はげしいっ、んふあぁ、ふうぅ!」
「待たせて悪かったな。ほらこれでいいか」
「んっ……うぅ、っ、く……はぁ、は、なんて、ことっ……」
そうして数秒弄んだところで、また強弱を弱められてしまって、イけない辛さが腰に直接的にきた。二度も射精をしているというのに、呪いに侵された体は再び勃起していて呆れてしまった。こんなのは全く俺の意志ではないというのに、勝手に暴走したそこは、先端からとろとろと透明な先走りさえも垂らしている。
ぼんやりとした瞳でシズちゃんのことを睨みつけていると、俺の方から目を離してそのままコンビニ袋から何かを取り出して食べようと座り込んだのだ。当然視線は俺に注がれている。
「いい眺めだなあ、臨也。最高のおかずだな」
「なっ、なんでっ平然としてるの!?まさか、このまま生活するっていうんじゃ……っ」
「言っただろ。一度捕まえたらもう二度と逃がすつもりはねえし、飼ってやるってな。俺には別に全く支障ねえしな」
「そんなっ……ばか、な……っ」
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エロ乙女臨也小説合同誌第2弾
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「素直にさせてよ」
静雄×臨也/小説/18禁/A5/52P/500円
トウカsideのあらすじ 【恋する首輪】
好きな相手に告白しないと外れない首輪を嵌められた臨也
しかも嘘をつけばつくほど体が火照る呪いがかけられていて静雄の前で失態を晒してしまう
なんとか逃げ切ったが今度は複数の男達に捕まえられ淫らな行為を強要され…
続きからサンプルを載せています
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「はあ、もうどうするんだ……しかもこういう時に限って、嫌な予感がするんだよね」
とりあえず今は絶対にシズちゃんには会いたくない、と心底願っている時に限って、必ずといっていいほど出会ってしまうのだ。今回ばっかりはそんなの無理だ、と思いながら新羅のマンションのエントランスを抜けて建物の外に出た瞬間、呼吸が止まってしまうかと思ってしまった。
「シズ、ちゃん……嘘だろ?」
「やっぱりな。どうも臭えと思ってたら新羅のところに行ってやがったのか。待ち伏せしてて正解だったな臨也くんよおッ!」
「……ッ!」
最悪のタイミングで見つかったことに舌打ちしながらも、体は反射的に動いていた。標識を片手に振り上げて突っこんでくるシズちゃんの体を避けて、とにかく逃げることを取った。呪いにかかってる今の状態でやりあうなんて、無理だった。極力言葉を口にしないようにしながら、一目散に走りだした。
要は嘘さえつかなければいいのだ。何かを言われたとしても、黙っておけばいいのだ。肯定も否定もしなければ、嘘をつくこともないのだから呪いは発動しない。そう信じながら走っていると、背後に気配が迫っていた。
後ろを振り向かずに右に体を傾けると、耳元でぶんっという音と風が通り過ぎていって、背筋がぞくりとした。いつの間にこんな近くに迫っていたのかと驚いて、さっきまで体調不良で死にかけていたことを思い出した。
なにもかもが最悪だと歯軋りをした途端に、コートの裾を引っ張られてそのままよろけてしまいそうになった。
「しまった……っ!」
「おいおいどうした?今日はやけに大人しいじゃねえか。あっさり捕まってくれるし、体調でも悪いのか?」
「そんなことどうでもいいじゃないか、いいから離してよ」
「うるせえッ!俺の質問には全部答えろ!!」
体が倒れかかったところをシズちゃんの腕に捕まれて、眼前に顔が迫っていた。その状態で体の事を聞かれたが、当然口を噤んでいた。ただ離してとだけ言ったのだが、質問には答えろと叫んだ瞬間に、奇妙なことが起こった。
「……なにっ!?」
耳の奥からキインと音が聞こえてきて、そうして痛みに耳を塞ごうとしたところで首元の戒めが淡く光っていることに気がついた。意味が分からなかったが、なにかよくないことが起こったことだけは確かだった。しかしそんなことには構っていられず、嫌な汗が流れてきて、鼓膜が壊れそうなぐらいに酷い音にただ耐えていた。
頭の中では質問に答えろという言葉が響いていて、苦痛に顔を歪めながら試しに小声で呟いてみた。
「シズちゃんには関係ない、じゃないか……っ、は、うぅ……!!」
けれども今後は耳鳴りがなくなったかと思ったら、さっき新羅の家で襲ってきた体の不調が途端に現れ始めた。確かに俺の体調が悪いのはシズちゃんのせいなので、嘘をついていることになっていた。ヤバイと思ったので慌てて言葉を言いかえた。
「う、く……シズちゃんのせいで、体調悪いんだよッ!!」
必死にそう叫んだら、ふっと疼きが消えたのですぐに安堵の息をついた。軽く肩で息をしながら、嘘をついてはいけないという制限に加えて、必ず質問に答えなければいけないという制限が追加されたんだと自覚した。こんな呪いの道具に翻弄されるなんて最悪だったが、人の力ではどうにもできないことだったので、ただ悔しさに唇を噛んだ。
「なんださっきから様子が変だし、首につけられてるのはなんだ?誰かに飼われてるペットか?家畜か?」
「うるさいな、新羅に騙されたんだよ。こっちだって外れなくて困ってるんだ」
自分から地雷を踏まないように気を付けながらそう言った。それにしても首輪を見ただけで家畜とまで決めつけてくるのはいくらなんでも最低だと思った。不機嫌なのを隠すことなく睨み飛ばすと、それに反論するように、ギラついた瞳で睨み返してきた。
そうしてさっきの言葉を変に解釈したようで、わけのわからないことを言いだしてきた。
「おい手前いつから新羅の家畜になったんだ!まさかあいつに興味あるなんて聞いてねえぞ、ふざけんな!!」
「ちょっと何言ってるの!?俺と新羅は何の関係もないっていうか、そんな気持ちの悪いこと言わないでよね!信じられない!」
「じゃあ誰に興味があるんだよ」
「な、んで……そんなこと、シズちゃんに言わないといけないんだよッ!」
迂闊だったと思った時には既に遅く、耳鳴りが響いてきて身動きが取れなくなる。このままだとどうにもできないので、仕方なく嘘をつく方を選んでしまった。
「俺が興味あるのは、人間全部だよ!当然シズちゃん以外のね!!……うぅ、く、は」
すぐに全身から力が抜け、息をつく間もなく体が熱く疼いてきてしまう。発情だなんて新羅は言ったが、そんな獣じゃないんだからと思いながら、これならまだ耐えられると唇を噛んだ。
とにかく腕を振りほどきたくてもがき始めるが、向こうは手首をガッチリと掴んで離そうという気配がまるでない。
「相変わらずだな手前は。なあ、そんなに俺のことが嫌いか?」
低く地の底から唸るような音色で尋ねられて、一瞬だけ動きが止まった。
だってその言葉を否定したら、このすべての苦しみから解放されるのだ。ある意味チャンスだったのだが、これだけは答えられない。
シズちゃんのことが好きだということだけは、言いたくなかった。例えそれが、この呪いの束縛を解放するものだとしても、俺には無理だった。
「あぁそうだよ、嫌いに決まってるだろ!シズちゃんなんか嫌いだッ!!」
* * *
「ふあっ……っ、うぅ、くぁ……っ」
「よし、じゃあ俺は晩御飯でも買ってくるかな。手前を散々探してたせいで腹減ってるし。あぁかわいそうだからこいつのスイッチは緩めておいてやるよ」
「え……っ、ふぅ……って、かわいそうだって言うぐらいならこれ外せって!」
「おいおい誰が手前の言う事なんか聞くかよ。このまま大人しく待ってやがれ」
きっぱりと吐き捨てると、そのまま俺の方は見ずにスタスタと歩き出して、玄関から外に出て行く音がした。それをしっかりと確認すると、それまで緊張していた体を脱力させて、体重をベッドに預けた。
ため息をつきながらもじもじと両足を擦り合わせて、熱にうかされた瞳で宙を眺めた。
「はぁ、っ……あ、うぅ、っ……バイブ三本なんて、っも、むりっ……あぁ、あつい」
当然のことながらまだ依然として振動は続いていたので、結合部がひくひくと震えて悦楽を現していた。しかもその動きが、これまで強制的に酷くされていたのより優しくて、ついもどかしさにもやもやとした気分に陥っていた。スイッチが入れられたままなので微弱な振動が伝わるが、声を派手にあげるほどではない。まるでぬるま湯に浸かっているかのような、心地いいものだった。
でもさからこそ、さっきまでに比べると物足りなくて、満たされない気持ちが蓄積していく。
「あぁっ……はぁ、は……ん、うぅ」
そうしてその拷問に耐えながら、暫くシズちゃんの帰りを待ち続けた。俺には逃れる術はなかったし、だんだんとこの行為の嫌悪感が消えていったのだ。どのぐらいの時間放置されていたのか知らなかったが、玄関から扉の音が響いてきたところでピクンと足を震わせて反応を示した。
なるべく平静を装ったまま静かに息を殺していると、コンビニのビニール袋を片手にバーテン服姿のまま俺の前まで寄ってきた。そうしておもむろにさっきもさわっていたスイッチに手をふれると、一気に与えられる威力が大きくなった。
「んひぁっ!?あ、んあぁ、ふひゃぁ、あ、あつ、やらぁ……やっ、あ、はげしいっ、んふあぁ、ふうぅ!」
「待たせて悪かったな。ほらこれでいいか」
「んっ……うぅ、っ、く……はぁ、は、なんて、ことっ……」
そうして数秒弄んだところで、また強弱を弱められてしまって、イけない辛さが腰に直接的にきた。二度も射精をしているというのに、呪いに侵された体は再び勃起していて呆れてしまった。こんなのは全く俺の意志ではないというのに、勝手に暴走したそこは、先端からとろとろと透明な先走りさえも垂らしている。
ぼんやりとした瞳でシズちゃんのことを睨みつけていると、俺の方から目を離してそのままコンビニ袋から何かを取り出して食べようと座り込んだのだ。当然視線は俺に注がれている。
「いい眺めだなあ、臨也。最高のおかずだな」
「なっ、なんでっ平然としてるの!?まさか、このまま生活するっていうんじゃ……っ」
「言っただろ。一度捕まえたらもう二度と逃がすつもりはねえし、飼ってやるってな。俺には別に全く支障ねえしな」
「そんなっ……ばか、な……っ」
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