ウサギのバイク 囚われの愛奴
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2010-04-29 (Thu)
inf7

「囚われの愛奴」
静雄×臨也/小説/18禁/A5/52P/500円


臨也が静雄に殴られて記憶喪失!?
しかも好きだと告白した挙句に記憶が戻るまで恋人の振りをするということになる
 
だが実は記憶喪失は真っ赤な嘘でいつもの臨也のいたずらだったのだが
誘った途端に静雄が無理矢理襲いかかってきて一線を越えてしまう
やたら強引な静雄に流されてずるずると関係を続けるが…?

ギャグのようですがシリアスダークっぽいです
恋人という言葉を使って静雄がいろいろマニアックエロプレイやり放題
ヤンデレ静雄×うざかわいい臨也

続きからサンプルが読めます

* * *

「寂しいのか」
「不安なんだよ。いくらさっき自分のことを少し教えてもらったからって、記憶を無くす前とは全然違うんでしょ?どちらかというと、仲が悪いほうだったんでしょ?だからいちいち俺のやることに驚いてたんでしょ?」
たたみかけるように告げた。わかりやすい態度してたよ、とは付け足さなかった。これぐらいは誰だって推理できる範囲だ。
「だから記憶が戻ったらどうなるのかなって思って。今すごくドキドキしてるっていうか恋してるかも、っていう気持ちはどうなるんだろうって。戻った瞬間に嫌な思い出に変わったりするのかな?そんな簡単に変わったりするものなのかな?」
「臨也……」
バツの悪い表情をしながら返答に迷っているようだった。なんの疑いもなく信じ込んでいるのがおかしかったが、当然表情にはださない。
顔を逸らして暫く必死に考えていたようだったが、やがて意を決したように告げてきた。
「繋がりが、欲しいのか?」
「え?繋がりって……なに?」
改めてこちらを向いた時には、一瞬別人かと思うぐらい不気味な表情をしていて、背筋がぞくりとした。
(え、どういうこと?っていうか……なんか雰囲気違うっていうか、こんなシズちゃん見たことなんて……)
妙な胸騒ぎがしておもわず膝に置いていないほうの手をぎゅっと握りしめた。
これがいつもの喧嘩の最中であればそんなに驚くこともなかったが、今は違う。どうして、こんなにも静かな怒りを内に秘めたような表情をしているのか全くわからない。怯えとは違うが、それに近いような心細さが胸中を占めていた。
これまで酷い修羅場なんて、何度もくぐりぬけてきた。ヤバイ大人連中相手に立ち回りをしたことだって多い。けれどそれらはすべて自分の考えたシナリオの中で動いていたので、楽しくておもしろくて仕方がなかった。多少の誤算はあっても予測を覆すほどの威力はまるっきりなかった。
怖い、なんて感じたことはほぼないに等しかった。けれど今この瞬間に、怖いと感じはじめていた。
しかも状況が悪い。いつもの折原臨也であれば、この雰囲気を壊す為に口を動かして、明確な暴力として怒りを発散させることができたがそれができないのだ。
だから、なのか。いつもの俺ではないから。シズちゃんもいつもの自分ではないものを曝け出そうとしているのだろうか?
いつもの俺なら止められたのだろうか?
「今までこんなことは、考えたことなかった。ずっと一人だったし、弟の幽さえいれば誰もいらねえと思ってたんだけどな。手前に告られて、なにかが目覚めちまったのかもしれねえ」
顔色を変えることなく淡々と言うと、膝の上に乗せていた手にそっと手を重ねてきた。頭の中でガンガンと警報が鳴っていた。

「残念ながらドキドキするとか恋だとかそんな生易しいもんじゃねえみてえだ。例え記憶が戻って拒まれようが、関係ねえ。俺は今、臨也と体の繋がりが欲しい」

頭が真っ白になった次の瞬間には、体の上にひどく重い塊がのしかかっていた。
「……っ、待っ……!!」
叫ぼうとした口をおもいっきり手で塞がれて、それ以上言葉が漏れることはなかった。シズちゃん相手では体調万全でもてこずるのに、酒が入っていたら抵抗なんかまともにできるわけがない。
酒特有の少しだけふわふわとした酔うような感覚が、目の前で起ころうとしていることを現実として受け入れなかった。手はじっとりと汗をかいているというのに、どこか遠くからもう一人の自分が眺めているような感じだった。
それはある種、人間の防衛本能だ。自分がこんなことをされているわけがない、という思い込みで壊れそうな心を守るのだ。
(喉がカラカラ……こんなんじゃまともに声なんて出ないって。そんな口塞がなくても)
こんなの太刀打ちできるはずがないと悟ると、自然に全身から力が抜けていた。さっき強引にキスをされてしまった時と同じだ。流されてもいい、とは思わないけれど、逃れられないと直感していた。
もしこれがほんとうに記憶を無くした俺で、わけのわからないままこんな状態になっていたらもっとパニックに陥っていたと考えられる。それぐらい異常なことなのだ。
「拒む言葉なんて聞きたくねえ」
あっさりと反抗するのをやめたというのに、向こうは気がついていないらしい。まるで目の前がなにも見えてなくて、暗闇に殴りかかっているようなそんな比喩ができるような状態だった。
(これが、池袋の自動喧嘩人形?まさに今の君にぴったりの言葉だね)
自慢の口を遮られてさえいなければ、盛大に大笑いしているところだった。そしていつのまにか恐怖より、高揚感のほうが勝っていることにきがついた。久しぶりに心の奥底のどす黒い部分からわきあがってくる、どろどろとした例えようのない暗い暗い、劣情に近いなにかだ。
(おもしろい、これはおもしろいことになったよ。ちょっと体を差し出すような素振りを見せただけで、平和島静雄は記憶を失った折原臨也にこんなにも欲情するんだ?)
ものすごい力で掴まれ押さえつけられているせいで、頬やその周辺がぴりぴりと痛みだしていたが、どうでもよかった。
既に下着一枚になっていた俺は、いとも簡単に全裸にさせられた。向こうも下着のみだったので体を捩じらせて脱いでいく。その間にも手は頑なに離さない。
そして俺の足の間に割り入るようにしてきたシズちゃんの体の勃起したペニスに、釘づけになった。
(ま、ずい。これ絶対マズイって!だめだめ、無理っていうかせめてなんか塗らないと切れた血を潤滑油代わりにするなんて、それはやだッ!)
「ん、ぐぅ……ッ!」
「て、めぇッ!!」
怒られるの覚悟で手に噛みついたら、一瞬だけ手が緩んだ。その隙にありったけの声をふりしぼって叫んだ。
「犯して、いいからッ!協力するから、痛いのだけはやめてッ!!」
いつもだったら屈辱的な言葉なのだが、記憶を失っている折原臨也ならお願いすることは簡単だった。その声にやっと我に返ったのか、じっとこちらを睨みつけてきた。
「せめて、クリームかなんか使わないと入らないし、痛いし!俺はじめてなのにいじれば濡れる女の子なんかと一緒にしないでよ!」
「そうなのか」
必死に叫んだ内容はしっかりと届いたらしくて、ほっとした。眉を顰めて面倒だとでも言いそうな表情だったので慌てて言った。
「そうだ、フェラ!してあげるから、それで濡らしたらまだ……」
「手前がどうしてもしたいってんのなら、しょうがねえな」
「はは、そうだね。俺シズちゃんのフェラしたいよ。だって好きな人のモノだもん、しゃぶりたいに決まってるじゃない」
そう言いながら、自分もおかしくなってきているのだなと思った。余計なことまで口をついて出ても、虚しくなる一方だというのに。情けなくて泣きたい気分だったが、とにかくこれ以上怒らせないようにするのが精一杯だった。
「ほら、少しだけだぞ」
「う、ん……」
考えている暇は無かった。眼前に出されたありえない大きさの塊を、おもいっきり口に入れた。見た目通りのかなりの弾力と硬さを伴ったもので、もごもごとさせながらほおばることしかできなかった。
とにかく濡らすことが先決だと思い、舌の上に唾液をたくさん染み出させてそれを擦りつけた。どろどろの透明な唾液が滴るくらいになってきた。
「すげえ気持ちいいってわけじゃねえんだな」
「……っ!」
その呟きにカチンときた。こっちは必死に濡らしてるからそれどころじゃないのに、暗に下手だと告げてきて堪忍袋の緒が切れるのはしょうがなかった。こうなったらやり返してやる、と火が点いた瞬間に先っぽに吸いついていた。
「……ん、ぅ……っ」


* * *


「おい、起きろ」
「ん、うぅ……?」
頬をものすごい力で引っぱたかれて、あまりの痛さに強制的に目覚めさせられた。薄目を開けながらどうして気絶してしまったのか思い出して、そして今の状況を見て、深いため息が漏れた。
「ガムテープぎちぎちだね。っていうかなんで椅子に座ってんの?」
多分動けないように拘束されるだろうことはわかっていたけれど、どうして俺のパソコンの前のお気に入りの椅子に座らせられているのかはわからなかった。しかも通常の座り方とは逆で、シズちゃんが立っているのに対してお尻を向けるような格好だった。
しかもご丁寧にズボンと下着を脱がされて、体の前で両手を布のガムテープでしっかりと縛られ、手が使えないようにされていた。
「俺別に抵抗する気ないよ?拘束プレイが好みっていうのなら、しょうがないけどさ……」
「絶対抵抗されそうだから動けねえようにしたんだよ」
そこまで言うと前のデスクの上に置いてあった物を、見せつけるようにしてきた。それは今日買ってきた大量のローションが入ってる容器だった。化粧品メーカーが作ったわりと高いローションで、よくゼリー飲料などで使われるような蓋がついた容器に入っていて、軽く押し出すだけで簡単に中身が出てくるものだった。
「それ使い方、わかるよね?唾液の代わりにシズちゃんのペニスと、俺の後ろの穴あたりに塗って……」
とりあえず一通りの使い方を教えようとしたところで、いきなり蓋を開けてそのローションを後孔の周辺に垂らしたのだ。
「つ、めた……っ」
ひんやりとした冷たい感触に肩がビクリと震えた。粘液特有のどろどろ感が気持ち悪かったが、しょうがなかった。とりあえず指を使って中をいじくるんだと、説明しようとしたところで信じられないことが起こった。
「ひ、あ……っ!?え……?ちょ、っと……い、きなり中に……?」
チューブの細い先端が後ろに宛がわれたと思った時には、体の内に強引に入れられていた。これぐらいの太さなら大したことはなかったが、嫌な予感がした。
「ま、さかとは思うけど……そのまま中身を入れたりとかしない、よ……ね……ッ!?」
まだ話の途中だったにも関わらず、容赦なく容器の腹を押され大量のローションが、そのまま体の中に入ってきた。冷たい粘液がどろりと中に入れられてきて、さっき垂らされた時とは比べ物にならないぐらい全身が跳ねた。
「うそ、待って!違うって!ま、さか全部……っ、入れる気じゃあ、ないよねえ?」
苦しさに呻きながら必死に言葉を紡いだが、何の意味も無かった。休む間もなく中身が突っこまれていき、緊張と恐怖のあまりに全身びっしょりと汗をかきだした。
まるで意味がわからない行為に、焦燥を隠しきれなかった。昨日より度が過ぎている。
「これを使うために買ってきたのは手前だろ?こうやって使うんだろ?」
「違わない、けど……中身全部って極論すぎない?ちょ、っとしかいらないって……っ、あぁ……」
しかし焦っていたのは苦しいからではなかった。昨日セックスを強要されて後ろでの悦びを知ったそこが、疼きはじめていたからだ。こんな異常ともいえる行為に、少しずつだが確実に快感を覚えてきていたのだ。
シズちゃんの位置からは隠れて見えないが、下半身のモノは微妙に勃起しかけている。
(すごいぞくぞくする……冷たい、のにあつく疼いてる……お腹重いけど、気持ちいい……)
己の体はこんなにも快楽に弱かったのかと疑問に思うぐらい、悦楽に飲まれかかっていた。たった一晩デカブツに中を暴れられただけで、こんなにも感じてしまうものなのだろうか。不思議でしょうがなかった。
「う、ぅ……っ、もぉ……無理だよお」
「嘘つけ、全部入ったぞ」
「……ぇ……?っ、ん、んぅ……!」
そろそろ限界を訴えかけたところで、いきなり後ろのチューブが引きぬかれてしまったので、慌てて後ろを窄ませて衝撃を堪えた。そしてなんとか、入れられたローションをこぼすにはいたらなかった。いくらローションとはいえそれを後ろの穴から漏らすところを見られるなんて、恥ずかしくて耐えられるわけがない。
「尻震えて苦しそうにしてんなあ、出していいんだぞ?」
「だ、れが……そ、んなことッ……ぅ……これ、が見たかったんだ?変態」
汚い言葉で罵ってみたが、この状況では全く意味が無かった。まるで効いていないどころか、逆に楽しませるようなことにしかならない。強く唇を噛みしめてやりすごそうとしていると、ぞっとすることを告げられた。
「辛いなら手伝ってやろうか?尻でも叩けば強引にでも出てくるだろ?」
「な……ッ!?待って、待ってよ!そんなの嫌だよ!だす、自分で出すからッ!」
青ざめながら一気に捲くし立てると、笑い声が返ってきた。おそるおそる振り返ると、シズちゃんが冷酷な瞳で見下すように俺のほうを眺めて笑っていた。昨日はあんなにもこっちを見るのを拒んでいたというのに、視線だけで嘗め回すようにしっかりと見つめてきていた。
しかも瞳には恨みは篭められておらず、代わりに凄絶な喜びを秘めているようで、俺が誰かわかってて楽しんでいるような表情だった。新しいおもちゃを手に入れて喜んでいる、というところだろうか。
(意味わかんない……なに、これ?)
すっかりやる気は削がれすぐにでも泣き出したい気持ちだったが、そんな場合ではなかった。
本心を確かめたくてわざと怒らすようなことをしてみたのだが、どうやらその計画は間違いだったようだ。今更後悔してもしかたがないことなのだが。
「どうした?」
「……っ、すぐするから。すぐ……っ……」







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