ウサギのバイク popdod ⑧
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2010-05-15 (Sat)
静雄×臨也 ※18禁注意

続き 終わり!

* * *
そのまま本気で動こうと思ったのだが、やはり浴槽内はぬるぬるとしていていまいち感覚が掴めなかった。しょうがないので臨也の腰を軽々と両腕で抱いて浴槽の淵に一度座らせた。
室内はさほど広くなかったのというのに風呂だけは豪華に広かったので、人一人が座れるぐらいのスペースがあった。

「シズ、ちゃん?」

怪訝な表情でこちらを見あげてきたが、首筋に絡みついた手は誘うように撫でられたので向こうもわかっているのだと思った。


「覚悟しろよ」
短くそれだけ言うと後ろの壁に軽くもたれ掛かるように押し付けて、下から突きあげるように律動を開始した。
「んぁっ!あ、あっ、やっぱり、おっき、っ…んぅ」
腰をしっかりと引き寄せて前後に揺り動かすと、結合部からパンパンと派手な肌がぶつかりあう音が浴室内に響いて、あえぎ声と一緒に心地いい音楽を奏でているようだった。
そんなに乱暴にしているつもりはなかったが、臨也は薄目を開けて目の端に涙を溜めていた。しかしそんなことで止められるほど、紳士的ではない。
拒絶の言葉を発しないのでこのままでも大丈夫なのだと察して、今度は素早く動くだけでなくさっきみつけた弱いであろう部分を責めることにした。


「あっ、あっ、あぁ…また、そこばっか、りぃ…馬鹿ぁ…ッ!」
角度を何度か変えながら熱く滾る塊を擦りつけると、それに合わせて中がきゅっと締まり感じていることを示してきた。
自分のモノが熱く柔らかいものに覆われて、最高に気持ちが良かった。しかも最初はキツすぎると思っていたはずなのに、何度か繰り返しているといい具合に解れてきたようだ。

「もぉ、っ、ひ、あっ…だめ、シズちゃ、んうぅ…」
「なんだもうイきそうなのか?」
いつのまにか縋るようにしっかりと腰を押し付けてきていて、チラリと臨也の下半身を覗き見ると、ガチガチに硬くなって震えていたのでそう尋ねた。
すると頭だけをコクコクと振って、素直に限界が近づいてきているのを訴えた。本当はもう少し苛めたい気分もあったのだが、その素直さに免じてそろそろいいかと思った。
どうせ一度だけでは終わらないのだから。


「うぅ、んあ…ねえ?はぁ、あ、だして…なかぁ…っ」
息も絶え絶えの状態で投げ出した足をぶらぶらとさせて、太股を激しく震わせながら熱に蕩けて酔ったように呟いてきた。それに対して、尋ね返したりはしなかった。
後処理が大変なのかもしれないが、掻き出すのぐらい手伝ってやろうと考えついたからだ。それはそれで珍しい光景が見れると。
それに人生初めてのセックスで、生で中出しなんておいしいシチュエーションを逃す手はなかった。

「出すぞ」

そう言った後これまで以上に無茶苦茶に腰を叩きつけて、ごりごりと中を擦りあげるとこっちが痛いぐらいまで締めつけてきて、そしてそこで果てると覚悟した瞬間。

「あぁ、ひゃあっ、はぁ、ん、うぅぅあああぁあッ!!」

すぐ傍で一層甲高いあえぎ声があがり、俺の熱が放たれると同時に腹の上にも臨也の白濁液が飛び散っていた。だがそれを見つめ続ける余裕はなく、最後の一滴まで己の迸りを出し続けた。
俺よりも先に向こうは出し終わったのか、途中で力が抜けたようにくったりともたれかかってきたので、胸にしっかりと抱いて最後まで注いだ。


「ふぁ…は、ぁ…っ」
そのままお互いが数秒抱き合い、呼吸を整えながら脱力感を味わっていたが、どうしても見たいものがあったので浴槽の淵に再び座らせて、自分のモノをゆっくりと引き抜いた。
するとたった今大量に中出しした精液が、どばっと勢いよくそこから溢れてきた。おもわず眼見するように顔を近づけて眺めた。

「…ぁ、ちょっと…シズちゃんな、に見てんの!変態!!」
慌てて足を閉じようとしたのを手で遮って、太股から浴槽の淵のつるつるした部分に白い粘液がこぼれていくのを満足げに視姦した。
夢にまで見たAVの映像と全く同じで、あまりの嬉しさにまた股間のモノがむくむくと膨れあがっていった。

「あ、やべえ」
「は?もう回復したっていうの?」
呆然と驚きに目を見開いている臨也に向かって、悪びれずに言い放った。
「まだ時間はたっぷりあるんだろ?」





「で、俺がのぼせるまでやるなんて…いくらなんでも最低だよね」
「あー…いや、悪かった」
ベッドに全裸で横たわっている臨也に、備え付けの冷蔵庫の中に無料サービスで入れられていたミネラルウオーターのペットボトルを渡した。
受け取るとだるそうに上半身だけ起こして、中身を一気に飲んだ。こっちも相当熱くてしょうがなかったが、それは黙っておいた。これ以上なにかを言って怒らせたくはなかったからだ。

「はぁまったくシズちゃんはいつも俺の思い通りにならないんだからぁ。ほんとはエッチするつもりなんかこれっぽっちもなかったのに」
「……はぁ?」
半分以上飲み干したところで息をついて、ポツリポツリと独り言のように話始めたのでそのままの姿勢で聞き入った。
「あの時さあ、俺が上になって後ろに入れた振りをして手淫と素股で済ましてやろうと思ったんだよね。そういうばれない方法があるって聞いてさ、からかってやるつもりで」
その言葉に眉がぴくっと反応したが、落ち着け、落ち着けと言い聞かせて我慢することにした。怒るなら最後まで聞いてからだ。

「それだけが想定外だったけど、俺のお仕事っぷりはなかなかだったよね?ほんとの恋人同士みたいな甘い時間過ごせて楽しかったでしょ?はじめてにしてはよくできたよね」
「は、じめて…だと?」
聞き捨てなら無い一言がポンポン飛び出してきて、もう一体どんな反応をしていいやらわからないぐらい困惑した。
はじめてということは、つまり臨也は風俗まがいのアルバイトは俺がはじめてで、もしかしたらさっきの男とのセックスもはじめてなんていう都合のいいようには……。
「ここに来る前に高級ソープ店の講習ビデオを見せてもらって、後は適当に聞いたままやっただけなんだけど、シズちゃんコロッと騙されるし。童貞まで奪っちゃったし、最高におもしろかった。まぁこっちも動けなくなるぐらいのダメージあったけどさ」
「おい、手前……」
全く悪びれることなくそのままベッドの中にもそもそと潜りこんで横たわりやがったので、こっちも潜りこんでやることにした。
激しく布団を捲くると、強引に体を割りこませて真横の場所を陣取った。しかもまだお互い全裸のままだ。


「ねえねえ、俺のこと惚れちゃった?」


しかし臨也は動じることなくニッコリと営業スマイルの笑みを浮かべて、あろうことか頬まで赤く染めやがった。完全に演技に騙されていたんだとそこで気がついた。

「なぁまだ時間残ってんだろ?まだ他にある道具で遊んでやらないと…」
低く呻るような声で言いかけたところで、遠くでピピピ、とタイマー音が鳴った。いったいいつそれを仕掛けていたんだと思ったが、終わりの合図なのだけはわかった。


「ざあ~んねんだったね。あぁ、でもどうする?俺今日はフリーだし、延長でもする?」
からかうように、挑発するように言って来たのでこっちもそれに応えるように微笑みながら告げた。



「そうだなあ、じゃあ延長なんかじゃなくてこれからずっと手前だけを指名し続けてやりゃいいんだろ?」

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