ウサギのバイク 好きで、いさせて
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2010-11-27 (Sat)
静雄×臨也前提 宇宙人×臨也 ※18禁注意

臨也受けエアオンリーイベント「シズちゃん受けだけとかずるくない?」 提出作品

宇宙人に捕まった臨也がエッチなことをされる上に静雄が好きな気持ちをつきつけられる話

* * *

(え、なに…これ?どういうこと?)

自分の目に映っている光景があまりにも非現実すぎて、これは夢なんだと確信した。いや、そうでないと困る。
確かにこれまで奇妙な出来事が日常にも混ざっていて、首なしライダーや呪いの妖刀など通常の人間では考えられないことも目にしてきた。それにしてもだ、あまりに常軌を脱していた。
体が動けない事や、声を発することが出来ない事より、なにより目の前に佇んでいる生き物のことのほうが気になっていた。

(宇宙人…とか?はは、そんなのありえないでしょ)

盛大に笑いたかったが、自分の意志ではぴくりとも体はおろか頬の筋肉すら動かすことができなくて、ただ無表情にその見るからに怪しい物体達を眺めていた。
最近はわざわざテレビなどで特集されることもそんなにないが、俺の前に立ち鑑賞するように見つめてきている者達はいわゆる宇宙人と呼ばれるような姿形をしていた。
全身が不気味な銀色をしていて、瞳が異様にでかく体系的には子供ぐらいの大きさだ。人の形をしているようで微妙に異なっているので、それが一層気味が悪かった。
そんな宇宙人がこの部屋なのか暗くてよくわからない場所に、五体は集まっていてそれぞれの視線が俺に注がれていた。

(そうか、捕らわれてじろじろ見られてるのは俺の方か)

全身が動けないどころか、俺の体はなにやらよくわからない透明なガラス容器みたいなものに入れられているようだった。周りは薄緑色の液体に覆われていて、どうして息ができているのかが不思議だった。
逆にこの中に居るから生きていられるのであって、一歩外に出れば空気すらなくて死んでしまうかもしれない。などと夢の中にも関わらず真剣に考えていた。
そうだ、これは夢でなければいけないのだ。
外界の音は聞こえないので、そいつらは無言で俺の事を眺めているだけだった。なんとか言えよと叫びたかったが、当然声は出ない。無反応だなんてあまりにつまらなかった。
すぐにそいつらにも興味を失ったので、暇だななどと考えながらぼんやりしていると、突然宇宙人達がとても聞き取れないような声をあげて騒ぎ始めた。
言葉が通じたらおもしろかったのに、と思っていたら突然耳の後ろがチクッと痛み何事かと驚いていたら、聞き慣れた言葉が聞こえてきた。


『なるほどこれが地球人の言語なのか。なかなか複雑でおもしろいもんだな』


(うわっ、ちゃんと日本語で話してる。なんか声と顔立ちが合ってないんだけど性別とかあるのかな?なにこの子供みたいなキンキン声……)

口調は落ち着いていて大人そのものなのだが、音色があまりにも子供じみていて、ギャップがおかしかった。こんな声で地球を征服すると言われても冗談にしか聞こえないだろう。
しかし俺は暢気なもので、どうして言葉がわかるようになった意味も深くは考えていなかった。まるで恐怖という感情そのものが抜け落ちているような、そんな状態だった。

『じゃあ早速体の構造がどうなっているか調べるか。やはり最初は我々と同じように生殖本能的な性欲があるのかどうか、実験してみようじゃないか』

(……え?今、なんて言った?いやいや待って、体を切り刻まれるよりはマシだけど性欲って…直接的すぎやしない?宇宙人って全員変態なのか!?)

あまりに驚きすぎて頭の中はパニックに陥っていたが、やはりそれが表情に現れることも無い。こんなにびっくりしているのに無表情にしているなんて、自分が自分で気持ち悪かった。
でも本当にこれから人体実験的なことを行われるのであれば、確かにこのほうがよかった。それこそ傷つけられても痛みも声も叫べないのだ。みっともない姿を晒さなくて済むのはいいと安易に考えていた。

何をしてくるのか内心恐々と見守っていたら、頭上から数本のコードのようなものが下りてきてその先端には針のようなものが突き刺さっていた。
そういえばさっき耳の後ろがチクリとしたのはこのせいかとわかったが、しかしこうやって目の前にわざわざ出されると怖くてしょうがなかった。
着ている衣服の上から注射のような針を打たれることはないと思っていたので、自然と狙われるのは首元だった。
一斉に顔の周辺に機械のコードのようなものが垂れさがり、先っぽが躊躇なく皮膚に突き刺されてしまった。


「……っ、あ」


その時になってようやく掠れたような声が出て、連続してチクリとした痛みが伝わってきた。そうして針から液体のようなものを注がれていく感触が、リアルにわかった。
気持ち悪い、最悪だと思いながらも受け入れるしかなくそのまま数分過ぎたところでやっと解放された。コードが見えなくなっていって、その時にはもう痛みも感じていなかった。

(なんだったんだろう。でもさっきの言い方からしたら、間違いなく興奮剤とか催淫剤とか媚薬の類じゃないかな。俺だったら絶対そうするでしょ)

嫌な予感はひしひしと感じていたが、パニックに陥るほどではなかった。この状況で冷静なのは普通おかしいのだが、おかしいということすらも感じなかった。
けれど次の言葉で、ぞくりと背筋を寒気がかけあがっていった。

『なるほど、お前は”折原臨也”というのか?』

(な、んで俺の名前…っていうか、なんかおかしい。絶対おかしい。宇宙人の声がしっくりとくるっていうか、これじゃまるで…)


『名前を呼ばれると気持ちいいだろ?臨也』

「はい…」


(な、なにこれ、なんなんだ!?口が勝手にしゃべるっていうか、くそっ動けないから絶対操れるんだろうと思ってたけど…じゃなくて、気持ちいいって、変だ!おかしすぎる!)


すっかり頭の中は混乱していて、もうわけがわからなかった。しかも鼓動はやけに早まっているし、ぞくぞくとした疼くような痺れが全身を駆け抜けていったのだ。
理性では否定しているというのに、勝手に体に変化が訪れていた。
いつの間にかズボンの前が窮屈になって、そこが明らかに硬くなって苦しくなっていたのだ。吐く息も熱いような気がする。

『なるほどお前は同族、人間が好きなのか。ということは我々宇宙人は嫌いということか?人外とやらに貶められることが、大嫌いなのかそれは楽しそうだ』

(こ、こいつ…俺の頭の中とか見れるとでもいうのか?はは、最悪だこんなの!宇宙人に体中を好き勝手に弄られるっていうことだろ?しかも男なのに)

あまりの羞恥と怒りで体中が沸騰しそうだったが、そんな変化は全くない。逆にじわじわと快感が沸きあがっていた。
このままだとマズイとわかっているのに、事態は全く俺の思うようには動かなかった。
さっき針がついていたのとは違う細い色とりどりのコードが頭上から降ってきて、驚いている間もなく勝手に衣服を剥ぎ取り始めた。シャツをたくしあげられ、ズボンと下着は膝まで下ろされた。
けれども全部は脱がさずに、性的興奮が得られるだろう下半身と胸だけが露わにされてそれだけで死にたくなった。こんな屈辱的なことをされるぐらいなら死にたいと思うのは当然だった。

『残念だがもうお前は死ねない』

(え…?)

『我々の実験体になる為に、体を強化して多少の痛みや傷ぐらいなんともないようにしてやった。精神も壊れないようにしたし、成長が止まるのは残念だったがお前は不死になったんだ』

(は…?え?なに、なん……だって?)

『お前が忌嫌う”平和島静雄”とやら以上にすごい体にしてやったんだ感謝して欲しいな。もっともそういう存在になること自体が嫌だというのを、全部知っていた上でそうしてやった。もう人間ではない、化け物だ、臨也』


「ふ、ぁ…っ」


その言葉を聞いた瞬間、発狂しそうなほど目の前が真っ暗になったというのに、実際は声も憎しみさえもが表に出なかった。
代わりに口をついて出たのは、名前を呼ばれてそれが心地よくて漏れてしまったあえぎに似たため息だった。

(な、んで俺が…この俺が化け物だって?そんなの、耐えれるわけがない!全く価値のない存在になってしまっただなんて、信じれるわけがないッ!)

しかも宇宙人はシズちゃんの名前をわざわざ出してきて、もっと煽ってきた。だからこそ余計に、悔しくてしょうがなかった。

『そんなに憎まなくとも、その体を我々に役立ててくれればいい。とっくに体中を調べて人間の生体とやらは把握している。後は実際に興味がある性的部分を、目の前で披露してくれればそれでいい。臨也には、死ぬよりも辛いことかもしれないが』

「っ、は…ぁ」

それこそ頭がおかしくなってしまいそうだと思った瞬間、急激に全身を悦楽が襲ってきて感情すべてをそっちにもっていかれてしまった。怒りは離散して、気だるい心地よさが残った。
これが精神を壊さないようにする、ということなのだろう。
最低だと思いながら、たった今刺激を与えてきた部分に釘付けになっていた。細いコードの先端が勃起していた先端に軽く触れていて、そこから先走りが漏れていた。


「いつの、まに…あ、あれ、声が…?」


さっきまで全く自分では出せなかった声が、唐突に口から飛び出して困惑した。体も完全に自分でコントロールすることはできないが、少し首を傾げるぐらいには動くことができた。
何の為にそうしてきたのかは、すぐに理解できた。

「そうか、俺が嫌がるのが…見たい、んだ?悪趣味な宇宙人、だな」
『この行為が嫌かどうか決めるのは、お前自身じゃないか?』
「え?あ…っ、あぁ、あつ……うぅ、っ!」

集団の中のそいつが一歩前に出てニヤリと不気味に微笑んだのに驚愕したタイミングで、今度は乳首のあたりを突かれてたまらず声が出た。
些細な刺激の筈なのに、全身がガクガクと震えて適度な心地よさを与えてきていた。そのことに、恐怖した。

「酷い拷問だね、っ…人の体を作り変えて、変化を目の前に突きつけてわからせようだなんて、反吐が出る」
『せっかくいい機会を与えてやっているというのに、かわいそうな奴だな。そんなに逆らいたいなら逆らえばいいが、もっと酷いことになるぞ』
「もう充分最低の気分だよ。やりたければすればいい。けどどんなに操られようとも、心だけは屈したりしないからな」

きっぱりと言い切ってやって、少しだけすっきりした。けれどもこの時の挑発的な発言を後悔するのは、随分と後になってからだった。

『いいだろう。でもその前にまず自分の体がどうなったかわからせてやろう』
「っ、あ…!あははっ、そんなところすぐに入るわけがないだろう。俺は男だし、濡れるでもないし…ッ!?」

宇宙人の目的がそこなのはわかっていたが、いきなり後ろの穴に何本かのコードを擦りつけられて感じるわけがなかった。
普通だったら、そうだったのだが冷たい感触のコードを数回擦りつけているうちに変化が現れてきた。穴の周辺をなぞっているだけだというのに、中がやけに熱く疼いてきたのだ。

「そういう、ことか…っ、あ、まるで女のあそこみたいじゃない、か」

ギリギリのところで中にコードが入りこむことはなかったが、麻痺したように入口が震えてそこからとろりとした液体が少しずつ垂れてきていた。
直接さわられているわけでもないのに腸液が垂れてくるなんて、女の愛液と一緒だった。そのことにショックを隠せなかった。

『まだここははじめてなのにこんなにとろとろにして、お前は相当の淫乱になるな、臨也』
「う、っぅう…名前、呼ぶなっ、誰が淫乱とか…あぁ、もうっ、最低だ」

宇宙人が自分の名前を呼ぶ度に、心臓がドクンと跳ねて胸がぎゅうっと締めつけられる。そんな感覚なんてこれまで数回しか味わってきたことがなかったが、断続的に繰り返されてそれこそ変な気分になっていた。
だんだんと目の前の異形が、愛しいと感じるようになるなんて、恐怖以外のなにものでもないというのに。

『あぁでも臨也は好きな相手がいたんだよな?あまりにもひねくれすぎて恋とも呼べなくて、これまで気がつかなかった、気がつかないようにしてたが』

「くぁ、あ…好き?俺は人類全部を愛してる、よ。ただ、それだけ…」


『平和島静雄』


「はあ?な、んだって…シズちゃん?」

唐突にその名前が出てきて意味がわからなかった。好きな相手だとか愛してるとかそういう話をしていたのに、どうして大嫌いな相手の事を尋ねてくるのか一瞬わからなかった。
だいたい宇宙人が恋だの愛だの言ってくること自体がおかしい。そういう感情は人間だけもので、こんな異生物にあるとは思えなかった。
だが。

『誰にも指摘されなかったから気がつかなかっただけだ。お前は平和島静雄が好きだった、今ならわかるだろ?』

「な…っ、あ!?」

そう言われた瞬間に、これまでで一番胸がきゅうっと締めつけられて息が詰まった。視界が歪み、吐く息が苦しくなって、切なくて、唐突にそれが恋なんだと理解した。
自分の体の変化をつきつけられたのと同じように、密かに秘めていた感情をむき出しにされたんだと感覚的に知った。
頭の中でさまざまなシズちゃんの姿が浮かんで、すべてを把握したと同時に、体が勝手に跳ねて異物を飲み込んでいた。

「うあっあ、あああああ…や、やめろっ、出せ、っこ、んなの…!」
『好きな相手の事を想いながら犯されるのは最高だろう?感じてるだろう?気持ちいいだろう臨也』
「はあんっ、あ、あぁ…違う、っ感じて、ない、これはまやかし、だ…!」
『そうか?なら今異物が何本入ってるか教えてやろうか?』

俺が受け入れたわけじゃない、無理矢理入れられたんだと心の中で叫びながら口だけで抵抗した。
けれどもこれまでに感じたことのない圧迫感と、耐えがたい刺激に襲われて口の端から唾液をこぼしていた。見るからに、気持ちいいことだけは明らかだった。
ぼんやりとした瞳で眼前を見ると、無表情な宇宙人の瞳と目が合って、すべてを見透かされている気分になって恥ずかしさが増した。五体の宇宙人に鑑賞されているのは確かだった。
そこに追い打ちをかけるように、タイミングよく告げられた。

『恋に気がついた瞬間に失恋決定とはかわいそうな奴だな。こんなに淫らになった体で、人間でもなくなって、同姓だとか嫌い合ってるだけのほうがまだ可能性はあったのにな』
「……っ、そ、んなの…あ、うぅ」
『辛いだろ?苦しいだろ?その気持ちを全部晒け出して、快感に溺れるのはいいぞ。ほら素直になれ』
「あ、はあっ…あ、掻きまわす、な…やめろ、やだ…やっ、あ、あ!」

こいう戦法で人を陥れるのかと、関心すらしてしまった。弱点をつきつけて、流されろと甘く囁かれるのは魅力的だった。宇宙人なんかに屈しないと決めた心が、折れそうになるぐらいには。
同時にコードが中で暴れ始めて、もう限界だった。気がつけば胸の先にも、勃ちあがっていたペニスにも巻きついていて愉悦に翻弄されていた。
嫌だという気持ちと、解放されたいという気持ちがせめぎ合っておかしくなりそうだった。

『違うだろ?ほら言ってみろ、自分の言葉で本当の事を、なあ臨也』

「ふ、うぅ…っ、やだ、やぁ、俺はそんなの…嫌だ、諦めたく、ないっ…流されたく、ない、気持ちいいだなんて、誰が…」

ぐちょぐちょという水音と共に、結合部が洪水のようにびしょびしょに濡れていた。それが潤滑油として作用して、コードが出し入れされるのを手助けしていた。
しかもそこに入れられる本数は徐々に増えているようで、自分で覗いて確かめたくはないぐらいの量を受け入れていた。


『お前が認めたら、もう一度平和島静雄に会わせてやるよ。しかも解放してやる』


「っ、う…ほ、んと…?」

『そうしないと一生宇宙人の実験体、性玩具のままだ』

言っている意味は分かっているが、簡単に人を操れる力があるのにどうして俺の口から頑なに言わせようとしているのがわからなかった。
こうやって話をしなければ、確かにシズちゃんへの気持ちに気がつくことはなかったので、それと関係しているのかというところまでは理解できたが、鈍った頭ではそれ以上考えられなかった。




「わ、かった…っあ、だから、解放して、ください」



『いい心がけだな。大人しく従ってたら、早めに解放してやるよ。じゃあこっちを見ながら、イけ』

「な、あ、あああっ…やあ、あっんうぅ、ひ、くぅ、は、ふぅん、ん…!」

厳しい口調で言われて、そうしてもう目が逸らせなくなった。責めも一層激しくなって、口からは艶っぽいあえぎ声しか漏れなくなった。他の四つのねっとりした視線に見られながら、悦楽に溺れた。
最後まで耐えきろうと思っていた心は、あっさりと崩されてしまった。

「や、やらぁ…これ、きもちいぃ、いいっ、あ、だ、めえっ、イっちゃう、でちゃうぅ!」

『いいぞ、臨也』

「ひ、ひゃあああっ、あ、すごい、いいっ…イくっ、ばけものに、犯されて、っ…イくううぅ、あああああっ…!!」

最後の瞬間に心臓がぎゅうっと痛んだが、そんなことには構わず滅茶苦茶に叫びながら達して、お腹に自身の精液をまき散らした。
ビクビクと何度も背中を反らせながら、はじめて感じた快感の余韻に浸っていた。そんな俺に、そいつが言ってきた。

『完璧に人を操る場合に、言霊というのが一番大事なんだ。お前は最後まで抵抗姿勢を崩さなかったから、実は全部は操りきれてなかった。だがもうこれで遠慮もなくなった』

「んっ…え?」


『心も体も、完全に我々宇宙人のものになったってことだ、なあ』


すさまじい淫悦に耐えられなくて流した涙の瞳のまま見つめると、全身に電撃が走ったような刺激があった。そうして、本能的に自分が人外の存在になったことを悟った。
だって、あんなにも毛嫌いしていた筈の奴らと同じになったと思っただけで、偽りのあたたかさが広がっていったのだ。

『宇宙人の性玩具になって、嬉しいだろ臨也』

「あ、はははっ…なんでかなぁ、あんなに嫌だったのに今はすごく嬉しいよ」

これまでの自身の常識が一変して、粉々に砕け散った瞬間だった。
でもまだ一つだけ希望が残っていた。


「俺も化け物になったんだってシズちゃんに告げる時が、待ち遠しくなったねえ」


ニッコリと笑みを浮かべながらそう言ったが、それにはまだ時間が掛かりそうだった。これから、目の前の奴らの玩具になるのだから。
そのことについて嫌悪も感じず、そうすることが当たり前だと思っていた。
むしろ犯されることに、悦び期待して萎えたはずの性器が硬くなってしまっていた。



「ねえ、もっと気持ちよく、して?人間よりも、宇宙人を愛してるから。全部愛するから」



一番は違うけれど、という言葉は心の中に大事にしまっておくことにした。


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