ウサギのバイク 男性も安心の大人の専門店「池袋最凶」 ①
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2011-01-26 (Wed)
*リクエスト企画 ぷぅ様
静雄×臨也 ※18禁注意

パラレル。アダルトグッズの実演販売を臨也の体を使ってモブの前でする静雄の話
※今回はモブ=サイケデリック静雄(王子日々也に片思い)みたいな内容で導入編みたいになってます
今後臨也視点で複数モブが出てくる感じに続く予定です

* * *
その店に入ったのはなんとなくで、看板に惹かれただけだったのだがとんでもないところだった。
こういうところは初めてで、目に映るそういうグッズの数々に圧倒されそうだった。チラッと見ただけでも色とりどりのコンドームに臭いつきだとかなんとか、何十種類もあって困っていた。
興味本位で何気なく立ち寄るには、あまりにも刺激が強くて困惑していた。でもこういうところにも慣れていないと、俺の愛しの王子様が手に入るのはいつになるかわからない。
なるべく自然にふるまいながらキョロキョロと見渡していると、急に背後から声を掛けられた。

「何かお探しですか?」
「え、ええっ!?あ、いや別にそんなことないすけど、その…ぶらっとしてるだけっていうか…ハハ」
「もしかしてこういう店は初めてですか?」
「はあ、まぁぶっちゃけそうなんすけど」

いきなり声を掛けられたことには驚いたが、金髪頭の店員はにこやかに笑っていて、人のよさそうな感じが滲み出ていた。なのでつい正直に答えてしまったが、図星を突いてくるところがさすがだと思った。
そんなに挙動不審に振る舞ったつもりはないのだが、周りから見たら一発なのかもしれないと思うと笑うしかなかった。

「じゃあよかったら何かオススメでもお見せしましょうか?うちは実演販売もしてるので」
「へーそうなんすか……って、え?実演販売?」

あまりに気軽に声を掛けられたので、頷いたがすぐに言葉の意味がおかしいことに気がついて慌てて聞き返した。店頭で実演販売と聞けば普通だが、まずもってここは店がおかしい。
おかしいというかいかがわしいだけなのだが、そういう類のものの実演販売とは?と首を傾げてしまった。
しかしその店員は平然としていて、こっちですよと促されたのでついて歩いて行くと、レジの横の棚のような場所の隣に置いてある掃除用具入れみたいな鉄製のロッカーを指さした。
意味がさっぱりわからず眉を潜めていると、目の前でそれを開けた。

「えっ!?え、え、ちょ、これ人…!?なんでこんなところに???」

何が出てくるのかと思えば、中には簡易用の背もたれのない椅子に座らされて、縄や拘束具で縛られた黒髪の男の人がいておもわず一歩後ずさった。
とりあえず目線を合わせないように俯いてどこかを見ているようだったが、声を一切あげずに大人しくしていた。
男だとわかったのは、腰から下を何も身に着けていなくて、M字開脚の状態で股部分を二箇所縛られていたからだった。
普通だったら顔を逸らして慌てるところだったが、俺の視線は釘づけだった。その人が、どことなく俺の想い人と似ているからだったのかもしれない。胸がやけにドキドキと高鳴っていた。

「とりあえずうちの店ナンバーワンのオススメを試してみましょうか?ちょっとうるさいかもしれませんが、見てて下さいね」
「え、あぁ、はい……?」

いつのまに手に持っていたのか、なにやら怪しげな道具を見せながらニッコリといわゆる営業スマイルで微笑んできたので、疑問を覚えながら首を縦に振った。
断れる雰囲気ではなかったのもあるが、俺だって内心見たいと思ったのだ。この男で大人の玩具を実演販売する姿をだ。

「初めての相手に使う場合は、このぐらいの大きさがちょうどいいんですよ。それでこうローションをたっぷりと塗って、後ろに押し当ててスイッチを入れます」

「ん……っ、う!?」

大きなボトルからローションをバイブらしき物体の先に垂らして、それを男の入口に押し当てたところで唐突に根元のスイッチを入れた。
するとびっくりしたのか驚いた声が聞こえてきて、心臓が破裂するかと思うぐらいびっくりした。どんな偶然なのか、声もあいつと同じようなかわいらしいものだったのだ。

「微弱な振動で慣らしてあげるといいんですよ。強くない心地いい震えがきっと相手の体も緊張もほぐしてくれますよ。数分慣らしてあげるとすぐに入るようになりますから。あぁ、こいつは自分から食いついて入れるような淫乱なんであまり参考にならないかもしれませんが」
「ちが、う……っ、うぅ、あ、くそっ…!」

男の説明を聞きながら、確かに力を入れたような素振りが一切ないのにバイブの尖った部分が勝手に中に埋まっていった。
本人は悔しそうにしながら、そこはひくひくと震えて悦んでいるように見えた。淫乱なんて言ったが、確かにそうかもしれないと納得するほど淫猥だった。
暫く眺めていると、店員が全身を震わしているその男に声を掛けた。

「お客様に使い心地を説明してあげなさい」
「うぅ、く……は、い…っ、硬さも柔らかくて弾力もあるし、ちょっと入っただけ、なのに…中もすごく震えて、痛くないし、す、すごく…気持ちいい、っ…です」
「…ッ!は、はい」

店員に指示されたそいつは、悔しそうに唇を噛みながらそれでも文句の声をあげることなく、言われた通りに俺の方を覗きこんできた。その瞬間全身に電流が走ったかのようだった。
弱々しく消え入りそうな声で、今にも泣きだしそうなぐらい不安を抱えた表情をしながら感想を言った。まさに想像の中の想い人とそっくりで、錯覚してしまいそうなぐらいだ。
全部言い終わった後に切なげに目を細めるのが、たまらなくそそられた。淫具のことよりも、俺はこいつの方が気になってしょうがなかった。
なんでこんなところに黙って入れられていたのか、酷い仕打ちに対して怒りをぶつけたり抗うことなく従っているのか。しかしどう考えても踏み込んではいけない領域だった。

「では奥まで一気に入れてみますね」
「…っ、あ、はああっ……奥っ、じんじん、してぇ……っ!」

淡々と男が告げた直後、一気にバイブが挿入されていって甲高い悲鳴が狭い店内に響き渡った。俺は喉の奥でごくりと音を鳴らしながら、視線が外せなくなっていた。
相当よかったのか、そいつが腰からしたを震わすとガタガタと椅子が揺れて、相乗効果で気持ちよさそうに甘い声を漏らした。少しだけ舌ったらずな感じで、ため息を吐きながら悶えていた。

「そんな言い方ではなくて、きちんと言いなさい」
「あ、あぁ…ご、めんなさいっ…うぅ、バイブの先っぽが俺の奥に当たって、ぐりぐりして…っ、あ、もどかしくて、もっと強くして、欲しいです」

少しだけキツい口調で店員が叱ると、唇を噛みしめながら潤んだ瞳を再び俺に合わせて、今の気持ちを伝えてきた。その言葉に、股間が反応しそうになるのをどれだけ堪えていただろうか。
俺の想い人はこんなに従順ではないし、どちらかというと人を見下してくるような性格だったが、いつかはこんな風にねだってくるようになるのかと思うと気持ちが弾んだ。
この玩具で苛めれれば似たような状況になるのかと、錯覚させられそうなぐらい説得力があった。

「ではスイッチを少しだけあげてみますね」
「ん、あっ、あふううぅ……!あ、やぁあん、震えて、るっ、あぁ…いぃ、よぉ…っ!」

言葉の後にまた少しだけスイッチがあげられて、ブンッという振動音が強くなったかと思ったら、魚が板の上でビクビクと跳ねるみたいに激しく跳ねた。あまりの反応に、こっちがびっくりするほどだった。
一気に頬を紅く染めて、息遣いも荒くなっていって本格的に感じているのだと見て取れた。
こんなのを見せつけられて、ムラッとしない男はいないだろうと自分自身を納得させながら、股間が大きくなっているのをもう隠しはしなかった。
次はどうするのだろうと期待していると、突然俺に声が掛かった。

「よかったら次はお客様も、やってみませんか?」

「え……?お、俺が?」

当然のことながら玩具を使って、ということなのだろうが、熱を持ったそこがビクッと震えてしまって、いくら払ったらあの中に入れてくれるのだろうかと不純な考えが浮かんでいた。


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