ウサギのバイク 男性も安心の大人の専門店「池袋最凶」 ②
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2011-02-01 (Tue)
*リクエスト企画 ぷぅ様
静雄×臨也 ※18禁注意

導入編の後編 デリック×臨也有 童貞卒業

* * *
「えぇ、お客さんが試して下さらないと実演販売の意味が無いですから。簡単ですよ、柄を握ったまま前後に動かすだけで充分なんですから」
「はあ…じゃあ」

どうぞと店員に言われたので右手を差しだし、受け取るようにバイブの根元を掴んだ。すると細かな振動が伝わってきて、その動きを実感させられていた。
とりあえずしっかり握って、男の方をチラリと眺めると怯えと困惑の混じった瞳で眺めてきて、その姿にそそられた。
こんなにも好き勝手されているというのに、拒絶はしていないことに驚きながら確信を持って自分の手を前後に揺らすように動かした。

「ん、っ、あ、あああっ…はぁ、ん、うぅ…あっ、はぁ…は、げしっ……!」
「あ、もしかしてもう少しゆっくりの方がいいのか?」
「そのままでいいですよ。しっかり見ていて下さい、すぐに変わってきますから」

力を入れながらただ抜き差しを繰り返しただけだったのだが、甲高い声があがったので驚いて手を止めようとした。しかし店員が大丈夫だとすかさず教えてくれたので、すぐに動きを再開した。
やがてバイブの律動に合わせて悲鳴をあげながらガタガタと体を震わせていた男が、背を仰け反るようにした格好でピタリと止まり、そのままブルブルと麻痺し始めたのだ。
何事かと思っていたら、まるで人が変わったかのように甘い声で啼き始めたのだ。


「ふ、あ、ぁん…や、らぁ、あついっ、ひ、うぅ…バイブ気持ちいいっ、あ、もっろ早くしてぇ?」


「実際はここまではっきりと変わったりはしませんが、一緒に媚薬入りローションを使えばいいかもしれませんね。もっとかわいらしく誘ってくるかもしれません」

ほとんど隣の男の言葉は頭の中に入っていなかった。夢中で玩具を動かしていると、ぐちゃぐちゃという水音に混じってブーンという機械音が時々大きく聞こえてくる。
しかしそんなことよりも、さっきまでとまるっきり変化して淫語をしゃべりながら淫らに腰をくねらせる姿をしっかり頭の中に焼き付けていた。
すっかり頭の中では俺の想い人の姿と一致していて、想像の中の人物か目の前に飛び出してきて現れたかのような錯覚に陥っている。妙な気分だったが、やめられなかった。

「あ、あぁ、おねがいっ、うぅ最後のスイッチを…入れてっ、それでイかせてよぉ…!」
「最後…?あぁ、一番上か…いいんだな?俺は知らねえぞ!」

一応口に出して確認すると、黒髪の男は瞳からぽろぽろと涙を零して震える唇から淫猥な言葉をこぼしながら頷いた。その瞬間に、待ってましたとばかりにスイッチに手を伸ばした。
カチッという音がした直後、伝わってくる振動も強まって持っているこっちの手が痺れるぐらいの強さになった。
思わず手を離してしまったが、バイブは落ちることなくしっかりとそいつの体の中にずっぽりと埋まっていた。

「ひ、あ、あああっ、う…や、らぁん、い、ぃよぉ…なかぐちょぐちょらよぉ…ふ、るえとまんにゃいっ…!」
「こうなるともう後は見てるだけで充分ですよ。おいしそうにバイブを咥えてるのを見ながら、お客さん自身のモノを入れたらこんなにな乱れるんだと想像していて下さい」

店員に言われなくても、俺の中ではグロテスクな玩具が自分の肉棒に変化していた。感極まって涙を流す姿を堪能しながら、もう抑えられないぐらいにそこが昂ぶっていた。
目の前の見知らぬ男の中に出すか、せめてその顔にぶっかけさせて欲しいと思い始めていた。するとまるで見計らったかのようなタイミングで、告げられた。

「バイブと、媚薬入りローション、それに童貞卒業の三点セットで一万円でいかがですか?随分とお安いと思いますけど」
「……ッ!?」

ボッタクリだ、とは思わなかった。むしろこんなすごい相手で俺の童貞が卒業できるのなら、もっとお金を払ってもいいぐらいだった。
ゴクリと喉を鳴らして白スーツの後ろポケットに手を伸ばし掛けたところで、これまでで一番甲高い悲鳴があがった。

「ふひぃ、っ…うぅ、ん…!あ、あ、もうらめぇ…イっちゃう、っあ、みるく、ぴゅってれちゃうぅ、見て、みれぇ、おれのイくとこ見てえええ、んあ、ひあんうぅぅうう……ッ!!」

宣言通りにそいつのペニスから白濁液が溢れて、そのまま腹の上を派手に汚した。綺麗な白い肌がどろどろに汚れている様が、また欲情を煽られた気がした。
数秒は全身を震わせて何かに耐えているようだったが、すぐに肩で息をしながら呼吸を整えていた。薄らと開いた目の端から、つーっと涙が滴っていった。
ぐっと唇を噛みしめると、素早く財布から万札を取り出して店員に差し出した。

「三点セットで、くれ」
「お買い上げありがとうございます。ではどうぞ、楽しんで下さいね」

声が耳に届いた時にはもう、目の前の半裸にふれて後孔に突っ込まれていたバイブを乱暴に引き抜くところだった。
そのまま床に転がすと、機械音だけが煩く鳴りこんなものが埋まっていたのかと改めて思い知らされた。確かにこれなら、肉棒と同じように気持ちがいいのかもしれない。
再び正面に向き直ると、だるそうに体を預けながらもニッコリと天使のような笑みで見つめていた。

「どうぞ、俺で楽しんで…下さい。俺の事は臨也って呼んで…あの…」
「デリックだ。何度も名前呼んでくれ、それだけで嬉しいから」

俺の想い人は、未だにまともに名前を呼んではくれない。お前とか、下僕とか散々に呼び捨てては鼻で笑う。だからただ俺の為に、名前を呼んでくれればそれでよかった。
いや、まぁ普通に金払ったから突っこむけれど。

「じゃあデリック、そのぶっとくて硬いおちんちんを…俺の中に入れてめちゃくちゃにして?」
「あぁわかった臨也。俺初めてだからうまくねえかもしれねえけど、よろしく」
「いいよ、だって君のそれすごく大きいから…大丈夫だよ」

手早くベルトを外して顕にしたモノを見て、臨也が目を細めて天使のような微笑みを向けてきた。俺が言うのもなんだが、ほんとうに瓜二つのようだった。名前だって臨也と日々也でよく似ている。
あいつにそっくりということだけでもすごいのに、俺が求めているような優しさとエロさを備えていて完璧だった。こんな相手で童貞が卒業できるなんて、俺は幸せ者だと噛みしめた。

「いくぞ…ッ!」
「ん、っ…あ、あぁ、ふ、くぅ…っ!はぁ、あ、あああん…あ、おっきぃっ、デリックのおちんちん、バイブよりおっきぃ、よぉ!」

既に玩具で解されていたそこに肉棒を押し当てると、待ってましたとばかりにずぷずぷと飲み込まれていって驚いてしまった。はじめて他人のあたたかさに包まれて、心地が良かった。
これは夢か楽園かと見間違うほどに、最高の光景と感触が全身を襲ってきた。思った以上に中はぬるぬるとしていて、気がついたら最奥まで一気に貫き腰を前後に振り動かしていた。

「ひやあぁっ、あ、はげ、しいぃ…んあっ、あ、はじめて、なんて嘘でしょ?す、ごいぃ…そこ抉らないれぇ、あ、うぅ、ん」
「俺も気持ちいい、締めつけてきて…っ、もう出しちまいそう、なんだけど、はは」
「いいよ。俺の中にたっぷり熱い精液を…だしてぇ、またイかせてぇ、あ、はふぅん…はぁ、あ、あーっ!」

悩ましげな声をあげながら、淫らな言葉を口にするギャップに頭の中がくらくらとしていた。じっと臨也の顔を見ながらそっと指を目元に添えて、涙を拭ってやった。
緊張せずに童貞を喪失できたのも、全部臨也のおかげだ。だからせめて、何かお礼をしたかった。たった一度きりの繋がりだけれども、俺は一生忘れないだろう。だって初めての相手なのだから。

「臨也…ッ!!」
「ひ、ふううぅっ、あ、でりっくぅ、あ、らめ、ひく、いく…っ、らしてぇ、あついせいし、そそいれええっ、あ、はああんううぅぅんんあ、はぁあ…!!」

これでもかと俺のペニスに食いついてきて、最後の瞬間まで離さなかった。出してと言われたので思わず中に吐き出したが、目を瞑って注ぎ込んでいる時は幸福感で胸がいっぱいだった。
これがセックスという行為なのかと、嬉しかった。今までバカにしていたところもあったのだが、一度体験するとやみつきになるのがわかった気がした。
日々也だってきっとこういうことは口うるさく言うだろうが、組み伏せて啼かせてそのうち俺を求めるようにしたいという欲求が沸いていた。
いつか臨也のように、俺の物になればいいと呼吸を整えながら考えていると、目の前でクスクスと笑われた。さっきまでとまた違う、小悪魔的な微笑みを浮かべていた。

「童貞喪失おめでとう、デリック」

名前の通り、ここは最凶の店だったと実感した。

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