ウサギのバイク す・き・に・し・て~プレゼントは俺~ ②
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2011-01-30 (Sun)
*リクエスト企画 辛苦 様
静雄×臨也 ※18禁注意

九十九屋が媚薬投薬済みリボンラッピング臨也を静雄宅に届け甘々な話
※静雄の誕生日話

* * *
「臨也…臨也っ…!」
「ん、はぁ…っ、うく…誰?はぁ、あ、だれぇ…?わかんない、っ…俺っ…」

何度も名前を呼びながら必死に口づけをするが、不思議なことに臨也は全く嫌がる素振りをみせてこなかった。そんなにも薬が激しいものなのかと驚いてしまうほどだった。
普通に考えて、あいつがこんなにも素直に見知らぬ相手にキスをされるのを許容するはずがない。俺もホモのつもりはないが、こいつだってそうではないだろう。
相手が女ではないのがわかっていて、どうしてここまで抵抗できずにいるのかその意味が理解できなかった。

「あぁ、っ…も、うっ熱い、熱いんだ…助けて、よ…俺を助けて……?」
「…ッ!?だからなんで!そんなに簡単に助けを求めんだよ!俺にだって、俺と喧嘩して大怪我した時だってんなこと、言わなかった癖にッ!!」
「ふわっ!?な、なにどこに…連れてくの…!怖い、やだっ、酷いことしないで…!」

苛立ちは最高潮に達してブチ切れそうになる寸前に、臨也の体を抱きあげるとそのまま部屋の中まで歩いて行った。そうしてずんずんと足音を立てて歩いて、奥の部屋のベッドの上に放り投げた。
一応は気遣ったつもりだったが、きっと目が見えないあいつにとってはものすごい衝撃だったに違いない。でも構っていられなかった。
薬に負けて、あっさりと助けを求める姿なんて眺めていたくはなかった。本当に俺の知っているあいつとは別人に近くて、これは臨也の形をした人形だとか記憶喪失だとか言われた方がマシだった。
でも俺が知らないだけで、本来のこいつは誰にでも甘えて取り入ろうとする奴なのかもしれない。だとしたら、俺にだけは決して見せない姿が見れることになる。

「くそっ!俺はどっちなんだよ!どっちがいいんだ!」

叫んでみたところで答えがでることはなかった。頭の中で葛藤しながら、けれどもこのまま俺だと教えないままにしたほうがいいのではないかという結論しか浮かばなかった。
一度バレてしまえばもうそこで終わりなのだ。いつもの折原臨也に戻ってしまう。それも惜しいのだが、他人に無防備な姿を晒しているのかと考えるのも悔しい。どっちかなんて、無理だった。
どうしてものかと考えていると、ふと良い考えが浮かんだ。

「……そうか!ヤってる最中に外せばいいのか。身動き取れねえんだし、俺だってわかったところでどうしようもねえ。それなら臨也のエロい顔だって見れるじゃねえか」

自分で考えたにしては、いい考えだと自慢したいぐらいだった。好きにしていいということなのだから、こいつを全力でとろとろに蕩けさせてやるつもりだ。
さっきまでの苛立ちはもうすっかり無くなっていて、まずどこから苛めてやろうかと顔がニヤついていた。とりあえずこの体で一番にむしゃぶりつきたいところに、顔を寄せて舌を突き出し舐めた。

「ふ、あっ…!あ、うぅ…や、だぁ…胸なんて、舐めないでよぉ…んあっ」
「やべえこいつ男の癖になんて声出しやがんだよッ!じゃなくて、もう硬くなってねえか?おいちょっと舐めただけだぞ、どうなってやがる」
「あぁ、うぅ…あ、そこぐりって、しないでぇ…あぁ、あん…うぅ」

胸の先端に舌を這わせてペロペロと舐めていると、臨也の体がピクンピクンと小刻みに震え始めて、そこも少しだけ硬くなってきていた。
それがおもしろくて裏側でなぞったり、素早く舌で転がすとまた違う反応が返ってくる。最終的にはぷっくりと膨らみ赤くなったそこに唇を押し当てながら吸いついたのだ。

「は、ふぅん…!あ、そんな…吸っちゃ、ぁ、やらぁ…強いよぉ、もっと、ゆっくりしてぇ…っ」
「おいもしかしてこれ気持ちいいのか?もっとして欲しいのか?」
「あ、ぁっ…ん、反対側も、してよぉ…むずがゆくて、っ、切ないからぁ…」

まるで俺の言葉に返事をするかのように、弄っていた乳首とは逆のまだふれられずにいる方をさわって欲しいとねだってきた。ということは、やっぱり気持ちいいのだ。
加減なんてまるでわからず無我夢中だったが、少しだけほっとして嬉しかった。仕方がないのでさっきまで吸いついていた場所には指を添えて、くりくりと弄ってみせた。

「んあっ、うぅ…!指でぐりって、しちゃやぁあ…ん、あ、は…どっちも、さわるなんて、あ、体辛いっ、あつ、ぅ…」
「さっきからなんなんだよ手前は。そんなエロい言葉どこで知ったんだ、っつーかもしかして慣れてんのか?いやいや男相手に誘ってるのとかありえねえだろ、あぁもうやめだ!」

舐めるのはいいが、いろいろと考え始めると胸の辺りがもやもやして苦しかったので、突然唇を離して真上から見下ろした。
すると離れたのが不安になったのか、唇を震わせて熱い吐息をこぼしながら、腰をもじもじとシーツに擦るように揺らしながら下半身からとろとろした粘液を垂らしていた。
唐突に目を覆っている布を剥ぎ取って、その下にある瞳を見たい衝動にかられたが寸でのところで伸ばしかけた手を引っ込めた。

「あぁもうまどろっこしい!多分あれだろ後ろも慣らしたりしねえといけねえんだろ…今すぐ突っ込んでぐちゃぐちゃにしてえのに……って、あぁ?」

多分男同士ということは、一つしかない場所を使うのだろうと思って臨也の股間に顔を近づけたところで、違和感に気がついた。遠くからではわからなかったが、傍から見つめると一発だった。
一瞬ショックで固まってしまったが、すぐに両手を添えて両手で押し広げようとした。しかしすぐに静止の声があがった。

「あ、あ、っ!待って、待ってそこだめだって…!お、お願いだからそこだけは…ぁ、やだぁ、あ、恥ずかし…ッ」
「な、んで…こんなところから汁垂らしてるんだ?ってやけに粘ついてるしローションとか?ローション?おい、まさか中までたっぷり詰め込まれてんじゃ……?」

両方の親指で押しあげると一つしかない出口から、とろりと透明な液体が溢れてきて驚愕した。それが白色の液体でないのでまだマシだったが、あまりのことに唇がわなわなと震えていた。
つまり今臨也の尻の穴の中には、誰かに大量に入れられたローションでいっぱいになっているのだ。それが少し指を広げただけで、零れてきたというのだ。

「うっ、うぅ…もう、やだぁっ、指離してよ…中身出ちゃうから…っ、え、あ、あんはああぁ…!やだ、指入れちゃ、出して、出してってば!」
「……ッ!おい、なんだ、これすげえぬるぬるしてるし…はは、これすげえ量だなお漏らししてるみてえじゃねえか」

ほんの好奇心で指を一本捻じ込んだところで、引っかかることなくぬめりを伴いながら侵入していって、あまりのことに呆然としていた。
薬でできあがってる状態な上にここまでお膳立てされていて、俺の下半身はもうやばいくらいに勃起して痛いぐらいだ。でも多分、こいつは男は初めてだ。初めて、であって欲しい。
だからせめてもう一本と思い二本目の指を差し入れると、中身がどっと溢れ出てきた。水音がしそうなぐらい垂れ流してきて、これが全部俺の精液だったらと想像してしまった。

「うぅ、もうやだ…恥ずかしすぎて死にたい、っ二本も入れられたなんて、無理だっ、うぅ…く、ふ、うぅ…ぁ、やだぁ、掻き混ぜるのも、やめてってぇ」
「恥ずかしすぎて死にたいってどういうことだよ。いつも人には死ね死ね言ってる癖に、こんなことぐらいで死にたいとか言うんじゃねえ!かわいいじゃねえか」
「あ、あはぁあ…なんで、っもう、出してよぉ…もう耐えられないっ、出ちゃう、ローション出るからぁ、やだ、やああんうぅっ!」

指の先端をくにくにと動かして中の壁を擦っていると、突然臨也の腰がくねりあられもない声をあげ始めた。
そうして何が起こるのか見守っていると、すぐにどっとローションが溢れシーツをどんどん汚していく。勢いよく飛び散るように零す姿は、本当に漏らしているみたいだった。

「ふあぁ、あ、やぁん…あ、つい、なんれ、熱いの?うぅ、っ…苦しい、っもう無理らよぉ…もう知らない、知らないからぁ、あそこのリボン取ってよぉ、出し、たいっ」
「リボンってこれのことか?そうか根元縛れてたんだっけか、そりゃ出せねえよな」
「取って、リボン取ってよぉ…中いっぱいぐりぐりしていいから、好きにしていいからぁ、出させてぇ、あ、あぁ、っ…中を突いちゃ、や!」

二本の指を奥まで入れたり、引き抜いたりと何度も繰り返しながら臨也の様子を窺っているとさっきまで恥ずかしがっていたのも忘れて、諦めたようにリボンを外してと迫ってきた。
ここまで乱れるという事は、相当に辛いのだろう。しかも本人自身から好きにしていいとはっきり言われて、頭の中でぶちっと何かが切れる音がした。
俺はリボンを外すことなく、少しだけ乱暴に円を描くようにしながら後孔の中を行き来すると、食いついてきたそこがひくついてその振動が伝わってきた。

「いいんだろ?何してもいいんだろ?言ったよなあ臨也、このままずっとイかせねえで弄り倒してやるよ、なあ?」

本人には全く聞こえていないと言うのに、口に出さずにはいられなかった。それぐらい本気で考えていたのだ。
何も返ってこないのを知りながら口元を歪めながらじっと睨んでいると、目元の布がしっとりと濡れていて一筋頬を伝ってシーツに流れていった。
それを綺麗だと、目を細めながら見惚れていると耳に信じられない言葉が届いた。


「やだ、もう無理、やだあぁ、っ…イかせて、ってばぁ、ねえ……シズ、ちゃ……ぁ、っ!?」


「あ……?おい、待て今手前……なんつった?」
「あっ、しまっ……ぅう、なんでもない、っ……おれ、は、その…!」

額に青筋を浮かべながらそのまま臨也の目元の布を引っ張ってやると簡単に取れて、涙に濡れ快楽に溺れかかっている瞳としっかり目があった。
ほんの少しだけ怯えと困惑が浮かんでいるのは、見間違えではないだろうと確信していた。

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