ウサギのバイク 男性も安心の大人の専門店「池袋最凶」 ③
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2011-02-05 (Sat)
*リクエスト企画 ぷぅ様
静雄×臨也 ※18禁注意

パラレル。アダルトグッズの実演販売を臨也の体を使ってモブの前でする静雄の話
※臨也の年齢は19前後ぐらいの設定です

* * *

その話を聞いた時、俺は絶句したが弱々しく頷くしかなかった。
逆らうことはできなかったし、それをすれば二度とシズちゃんに笑いかけて貰うことができなくなるのだ。だから全身が引き裂かれそうなぐらい辛い気持ちを抱きながら、耐えるしかなかった。

「大丈夫だ、後で優しくしてやるよ」

それが本当かどうかはわからなかったが、信じるしかない。もう俺達はそういう関係でしか、一緒にいられないのだから。プライドとか何もかもを捨て去って、傍に居たいと願ったのだから。
これぐらいのことは、乗り越えなければならなかった。
零れそうになる涙をぐっと堪えて、精一杯微笑みながら何でもすると答えると満足そうに微笑んで頭に手を置いてゆっくりと撫でてくれた。この一時の為なら何でもすると、その時に決意した。



時刻はもう夜の十時半を過ぎたところだった。店の閉店時間はとっくに過ぎていたが、店内は何十人もの人間で溢れかえってざわざわとしていた。
店内の奥の少し広い場所へと案内されて、集まっていた人々の中心に連れて行かれるとわっという歓声と同時に拍手が起こった。口々に何かを叫んでいたが、俺の耳には届かなかった。

「お待たせしました。今日は第一回の会合に集まって頂きありがとうございます。こちらが今日の主賓です」

まず初めに店主が一通りの挨拶を済ませ、そうして紹介するように俺の背中を一歩押した。一瞬にして好奇の視線が自分自身を品定めするように見つめてきて、唇が震えた。
圧倒されかかったが、落ち着けと言い聞かせて口を開いた。事前に言いつけられていた言葉を、告げる為に。

「皆様はじめまして。今日はお集まり下さりありがとうございます。どうか最後まで、俺の体で…楽しんでいってください」

ほとんど棒読みでそれを言い終わったところで、拍手がパチパチと鳴り響き歓声に包まれた。しかしそれまではっきりと認識していなかった現実をつきつけられたようで、足ががくがくと震えた。
目の前がぐらりとして倒れてしまいそうになったが、すかさず真横から肩を抱くように支えられて、はっと我に返った。こんなことで怖気づいていたら、何もできないと。

「では早速ですが商品の説明に入らせて頂きます。あまりにも定番で申し訳ないのですが、第一回目ということでお決まりのものをご紹介させて頂きます」

そう言うと部屋の中央に立ち尽くしていた俺の体を、後ろから抱くようにコートの前をゆっくりと広げていった。そうしてその下が、その場に居た全員の目に晒された。
目を瞑って顔を背けたい気分だったが、結局はそんな勇気もなくただ呆然と床の一点を見つめて固まっていた。そうして徐々に頬が紅く染まっていくのを感じた。

「既にご紹介の商品は、こちらの奴隷の中にぶち込んでありますバイブです。形は普通ですが、実はかなりの太さと長さのあるものですがこうしてずっぽりと咥えこんでます」
「……ッ」

奴隷、という言い方に背筋がぞくりと震えたのは気のせいだと思いたかった。けれど実際に恰好は、まさに奴隷そのものだった。
腕を後ろで組むようにして手首を縄で縛られて、同様に胴体と腕を押さえつけて縄で固定されていた。そうして首元には普通の玩具よりも精巧に作られた、いかにも装飾品というような首輪が嵌められている。
真っ赤な首輪の真ん中には付属の鎖を通す金属の穴が空いていて、少し揺れるだけでカチャッと独特の音を響かせた。
そうして当たり前のように衣服は一切身に着けておらず、全裸の状態で縛られたままコートを羽織られているだけの状態だった。しかしそんな姿よりも、視線が集中していたのは下半身だった。
後孔に入れられていたのは、さっき説明があったグロテスクなバイブだった。幸い振動は止まっているが、歩くだけでも苦痛と違和感を伴うものだった。

「こいつは事前に当店一押しの媚薬を飲ませバイブを入れたまま数時間は放置しておりましたので、スイッチが入っただけでもイくぐらい刺激を求めてます。すぐに皆様のお望みのものが見れるかと思います」

丁寧な口調ではあったが、言っていることは散々だった。確かに無理矢理媚薬を飲まされて、縛られてバイブを突っこまれたまま放置されていた。一切の振動を与えられず、数時間もだ。
お願いだからなんとかしてと何度も叫んだが、結局さわられることすらなくここまできたのだ。股間のモノは苦しいぐらいに震えていて、息を吹きかけられただけでも達してしまいそうだった。
激しくされる性行為自体は既に経験済みだったが、こうして強制的に快感を引き出されて放置され焦らされるのは初めてだった。だから耐性がなかった。

「…っ、う……」

限界近くまで昂ぶっている体がこうして何十人もの客という名の男達に晒されて、恥ずかしすぎて情けなくて涙がこぼれそうだったが、ギリギリのところで保っていた。
今から刺激を加えられれば、抗うこともできずに泣くしかないのだが、それでも自分から喚き散らして泣くのだけははばかられた。

「ではお待たせしました。今からこの奴隷を使ったバイブの実演販売をしたいと思います。是非とも会員の皆様も参加して、玩具の性能を試して下さい」
「え…?き、聞いてない…っ!」

店主の口から吐き出された言葉に、動揺してしまって慌てて振り返ろうとするのだがそれをさせまいとガッチリと全身を強い力で押さえられていた。その力に抗うことは、普通の人間ではできない。
俺は何人もの客から視姦されるだけだと聞いていたので、参加すると言われて驚いたのだ。参加ということはつまりは、誰かがこのバイブを弄り回して試すということなのだ。
他人に恥ずかしい姿を見られるだけでも屈辱的なのに、中を擦られるなんてもってのほかだった。こんなのはいくらなんでも、と抗議をしようとしたところで耳元で俺にしか聞こえない声で囁かれた。


「うるせえ、黙ってやがれ。バイブで遊ばれるくれえ、なんともねえだろうが。それともここで止めるのか?」


それは明らかに脅しだった。しかしここで止めるのかという言葉を耳にした瞬間頭の中が真っ白になって、勝手に唇が紡いでいた。

「止めない…っ、わかった…から」


小声で返事を返した直後に、いよいよ手がバイブへと伸ばされて待ち望んでいた刺激を与えられるところだった。

「まずスイッチは弱で、入れますので皆様よく見ていて下さい」

それが合図となってカチッという音が室内に響き、直後全身を駆け抜けるような快感と機械音が同時に訪れた。そうして解放の時には絶対に言えと、口をすっぱくされて言われ続けたそれを告げた。


「ふあっ、あ、らめっ…イく、っあ、イっひゃうぅ、あ、んあうううう……!!」


突然あえぎ声をあげながら達したので、お腹に向かって白濁液が派手に飛び散ったがそれだけでは終わらなかった。
後ろから羽交い絞めされるように全身を押さえられているので、身動きが取れない。つまりは与えられる断続的な刺激を、受け続けなければいけないということだった。
反射的に頭を振って逃れようとしたが、命令するような声がはっきりと聞こえてきた。

「おい中のバイブはどうなってんだ?なんでイったかちゃんと説明しやがれ」
「は、はひっ、ぃ…バ、イブが震え、てぇ、あ、んぁあ…中が熱くて、限界だったんれすぅ、は…ぁ!」
「こんな弱い振動だけで手前はイくのか?さすが淫乱奴隷だよなぁ!」
「うぅ、っ…あ、あはぁ、ぁ…俺は淫乱な、奴隷ですぅ…ごめ、んなさいっ、うぅ、ぁ…」

まだ与えられる刺激にビクビクと腰を跳ねさせながら、ぼんやりとした頭で命令に一つ一つ答えていた。ほとんど反射的に口走っていたので、きちんとした言葉を言うだけで精一杯だった。
するとその様子を見ていた者達が立ちあがり、大袈裟なぐらい声をあげて喜び始めた。

「さすが池袋最凶だ!最初からあんな強気そうな奴を奴隷とまで言って自分の手の上で遊ばせてやがる!」
「店長サン、もっとこいつを苛めてやってもいいか?見た目も高校生ぐらいで、これなら制服も似合いそうで抜群だな」
「待ちなさい!私が一番金を積んで契約してるのだ!後の奴らは順番に並べ!」

今にも食いつかんばかりの勢いで寄って来ようとした人々に、一番前で眺めていた男が大声をあげて遮った。それをただぼんやりと眺めながら、肩で息を整えようとしたができなかった。
出したばかりだというのにそこは衰えることなく反り返っていて、再び刺激を求めているようだった。

「んあっ…は、はぁ…」
「そうですね、では社長さんからこの奴隷を存分に味わって下さい。商品ではないので直接さわるのは厳禁ですが、それ以外でしたら好きなように。ただし制限時間は五分です」

真後ろから聞こえる声に、再び戦慄した。さわる以外は可能ということも、全く教えられていなかったからだ。言い分によれば、入れられた玩具で弄ぶ以外にも可能なことが一つだけあった。

「この子を弄って遊びながら、ぶっかけてもよろしいと?」
「ひ…っ、う…!」

老紳士風の身のこなしの男がゆらりと立ちあがって、ギラつく視線を向けながら問いかけてきた。まさに一番恐れていたことを指摘されて、背筋が凍りついた。
好きな相手以外の精子を体に受けるなんて、許せるはずがなかった。しかし体はガタガタと震えるばかりで、抗う術は残されてはいない。従うしかなかったのだ。

「ええ、もちろんです。なあそうだろ?」

「あっ…!?うぅ、く…っ、はい…俺の体を好きにして…くだ、さいっ」

促されるように問いかけられたので、反射的に返事をした。わからなければ、その一言で全部乗り切れられると教えられていた言葉だ。でもそれが、こういう意味だとは予想もしていなかった。
泣きだしそうになるほど一気に落ち込んだが、すかさずバイブの柄を握られたことですべてが吹き飛んだ。

「じゃあよく啼いてくれよ、かわいらしい奴隷君」
「えっ、あ、やめ…っ、あ、んああああっ、は、はげしっい…!!」

突然手慣れたように入れられたバイブを前後に動かされて、すべての思考は吹き飛んだ。放置されていた間ずっと欲しかったものを与えられて、口の端からは涎がこぼれ涙も滴り始めた。
一定の動きをする人形のように、膝から下をブルブルと震わせながらすぐさま二度目の絶頂を迎えたが、実演販売という名の宴はまだ始まったばかりだった。

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