ウサギのバイク 脅迫者 堕トサレル ③
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2011-02-10 (Thu)
*リクエスト企画 紫夜 様
静雄×臨也 ※18禁注意

臨也が静雄を好きなことを知ったモブに脅迫されて体を好きにされる話。

* * *


「ほらわかるだろ?たっぷりローション入れてやったからな、もしかして苦しいか?」
「はっ、はぁ…うぅ、くそっ……ぁ、あぁ、さわる、なよ!」

ほとんど空になった容器がすぐ横に投げられて、背筋がぞっと震えた。あんなにもたっぷり入っていたものが、ほぼ自分の体の中に入れられたのだなんて、考えたくはなかった。
お腹の下あたりが妙な違和感と重さで苦しかったが、それ以上に俺は入口をきゅっと意識して締めつけて中身がこぼれないようにしていた。
ローションとはいえ、尻の穴に入れられたものが漏れるところを、こんな奴に見られたくなかったからだ。だが、そんな心配なんか全く知らない男が急に立ちあがり目の前から離れた。
もう興味はなくなったのかと一瞬だけ安堵のため息を吐いたが、すぐに何かを持って戻ってきて、その道具に絶句してしまった。

「いきなりちんこをぶちこまれるのは嫌だろ?じっくり開発して、欲しいとねだってきたところに入れてやるからな」
「や、やめろ…!そんなもの入れる、なんてっ、俺は男だぞ!何が楽しいんだ!!」
「楽しいに決まってるだろ。なんで一年もストーカーしてたかわかるか?こうやって怯える姿とか、淫らに喘ぐ姿が見たかったんだよ。そういう、変態なんだ」
「……っ!?」

わざと俺にみせつけるように、真っ黒でグロテスクなバイブを翳しながら口を歪めて笑って、自分自身を変態だと告げてきた男にはじめて恐怖した。
こういう開き直った相手が、一番厄介なのは経験上知っている。しかも計画的で、どこにも隙が無い上に、俺が最も突かれたくない部分で脅してきてそれこそ完璧だった。
俺自身も情報屋としていろいろなことをしているが、こっちは短期間や限られた時間の中で相手を追いつめるのを仕事としている。
こんな風に長期的に調べ尽くして、計画を練るということが人を追いつめるのに有効なのは熟知していた。だから、怖いのだ。こいつは、本気なのだ。

「ほら、今からこれをぶちこんでやるからな。はじめてにしては痛くないのを選んだから、すぐに気持ちよくなれる」
「やめろ、ほんとに……っ、やめろって言ってるだろ!」

男は残っていたローションをたっぷりとバイブにも塗りつけて、それを見せながら近づいてきた。だから俺は最後の抵抗だと思って手や足をバタつかせてみたが、効果はなかった。
ガチャガチャという音がただ虚しく部屋の中に響いて、悔しかった。ここまで悔しい思いをしたのは、本当に久しぶりだった。

「そうやって虚勢を張る姿もそそるが、やっぱり俺は快楽で蕩ける姿が一番見たいんだよ」
「っ、あ!待て、待って、やめ、あ、や、あ、うああああああッ!!」

そうして遂にさっきまで男の指が入りこんでいたそこに、それなりの太さのバイブの先端が当てられて、恐怖震える間もなく思いっきり突き入れられた。
おもいっきり叫び声をあげながら、ベッドのシーツを握りしめてガタガタと全身を震わして暴れまくった。それでもはじめて他人から与えられる刺激に、いつのまにか涙が溢れていた。

「うあっ、あ、あぁ、ふぅう…っ、ぁはっ…」
「やっぱり泣き顔はそそるなあ。怖かったか?でも今からは気持ちいいことしかしない、気持ちいことしか考えられなくなるんだ」

そいつの言葉なんて、全く頭の中に入っては来なかった。ゆっくりと中を拡張するようにじわじわとバイブが入れられていって、額から汗を噴き出しながら唇が震えていた。
もう泣いていることも、みっともなく喘いでいることも気にならなかった。そんなことより頭を占めていたのは、体に訪れた異常な感覚だった。

(苦しい、熱い、もしかして…これ、が気持ちいいのか?なんで?薬のせい?嫌だ、俺はそんな、セックスが好きなわけでも、男に掘られるのがイイわけでもないのに…!!)

必死に心の中で否定してみても、チラリと下半身を見れば勃起していることは隠せなかった。
バイブが体の中に埋まっていく度に、とろとろとそこからローションが垂れるのが妙な感覚を引き出していた。その微妙な淫悦にも似た感覚が、いつまでも続いて心地よかった。
まだ入れられたばかりだというのに、既に快感を感じていたのだ。

「ほら、全部入ったぞ?わかるだろ、奥を突かれてるのが、なあ?」
「はっ、あ、は…嘘、だっ!あ、こんなの、信じられない…っ、うぅ、あん、は!」

言いながらそいつがバイブの柄を握り、先端をぐりぐりと擦りつけてきて、少しだけ飛んでいた思考が戻ってきた。しかし結局自分自身の置かれた状況に、絶望するだけだった。
しかも絶妙な力加減で、痛さも無くむしろじわじわとした熱が全身に広がるぐらいにゆるやかで、俺は驚いた。頭の隅で、この刺激ならやり過ごせるかもしれないとも思った。
決して油断したわけではないが、さっきまでの得体のしれない恐怖が少し和らぎ、これなら大丈夫だと吐息をつこうとしたその時。耳障りな音がしたのだ。
カチッというスイッチの入る音と、モーター音が同時に聞こえた時にはもう喚き散らしていた。

「あ、あ、んはああぁ!なに、あ、やめ……っ、あ、もうだめ、だ……っ、あ、ううううぅうううんんんっ!!」
「おいおいバイブのスイッチを入れただけでイったのか?そうかそんなに辛かったか?」
「え……っ?あ、あぁ?そ、んな…こんな、のっ、あ、うぅ、は…!」

一瞬何が起こったのか理解できなくて、腹の上に熱い迸りがかかったのをただ呆然と眺めた。けれどそれは間違いなく射精してしまったことを意味していて、現実を受け入れたくなかった。
男の操るバイブの振動で達したなんて、考えたくは無かった。
ほとんどパニックになって声をあげていたが、やがてまた与えられる振動に翻弄されるように信じられないぐらい甘い声が漏れて、愕然とした。一度出しただけでは終わらないのだ。

「もう、やだ…ぁ、あ、や……っ!」
「子供みたいでかわいいな。でもやめていいのか?本当にやめていいのか?」
「んあっ、あ、そんな……うぅ、く、はぁ…だめ、だ…っ、う……だ、め……!」

わけがわかわからないあまりに、それこそ子供が嫌々と頭を振るような仕草を繰り返していると、途端にそのことを指摘されて羞恥心で頬が熱くなった。
けれども驚いたのは、それでだけではなかった。含ませるようにやめていいのかと言われて、すっかり忘れていたことを思い出してしまったからだ。
反射的にだめだと言いながら、頭の中では一人の人物の顔が浮かんでは消えそうになっていた。

「それじゃあどっちなのかわからないだろ。もっとはっきり言え」

命令するようにそう怒鳴られ、全身がビクンと跳ねてその振動がそこにも伝わってしまったが、躊躇している場合ではなかった。

「やめ、ないでっ……うぅ、つづけ、ていいから…っ、う、だから…黙って……!」
「どうしようかな?それじゃああいつに言うか…?」

まさか男に懇願するわけにもいかず、それでも精一杯バイブで弄ることを続けていいという意味で言ったのだが、そいつはわざとらしくニヤニヤしながら立ちあがりかけた。
手にはいつのまにか携帯電話を持っていたので、わき目もふらず叫んだ。


「言うな!シズちゃんにだけは、言わないでッ!好きにしていいから!バイブでぐちゃぐちゃにして、いいからっ、あ、んふあああぁっ…は……!」


しかしそれこそが待ち望んだ言葉のようで、いつのまにか振り向いていたそいつが、バイブの振動のスイッチをあげてきたのだ。すぐさま小刻みな震えが伝わってきて、艶っぽい声が部屋を満たした。
俺はもう、はっきりと認めていたのだ。そいつに対して、シズちゃんが好きだということをバラしてしまったのだ。

「言ったよな?好きにしていいって言ったよな?そんなにバイブが気にいったか、よかったなあ?」
「うぅ、あ、は…ふ、うぅ……っ、あ、くそっ、あ、はぁ、う…」
「まだ躾けが足りないか?教えてやらなきゃわからないか?こういう時は、ありがとうございます気持ちいいですって言うんだよ」
「……だ、れが、そんな……!」

相手の事を潤んだ瞳で睨みつけながら、おもいっきり首を左右に振って否定したがそいつはとんでもないことを言ってきた。誰がそんなことを承諾するかと言い返したかったが、それは途中で遮られた。
更なる刺激によってだ。まだ震え続けるバイブを手に持って、それを一度引き抜きかけて強引にもう一度捻じ込んできたのだ。

「ひあ、っ!は……っ、あ、うぅ、ふうぅ、やぁ、や、めれっ……!」
「じゃあ言ってみろよ、ほら!」


「んはぁ、あ、うぅ……っ、あ、ありがとう…ご、ざいますっ…あ、はぁ、あ、うぅ…きもちいい、です、っ、あ、うぅ……!」


あまりの快感に耐えきれなくて、遂には言ってしまっていた。涙をぼろぼろとこぼしながら、屈するような言葉を発してしまったのだ。

(そんなっ、違う…やだ、ほんとはこんなことされたくないのにっ…きもちよくなんかもないのに!違うのに!!)

心の中だけで必死に抵抗していたが、それを口にすることはなかった。ただ虚しく、あたたかい雫だけがボタボタとシーツに吸いこまれていった。

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