ウサギのバイク LOVE ELECTRON DRUG ⑤
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2011-02-17 (Thu)
*リクエスト企画 アッシュ 様
静雄×臨也+サイケ ※18禁注意

静臨前提でブラックでヤンデレなサイケが電子ドラッグを使って臨也を襲い静雄が助けに来る話
サイケは臨也が大好きで静雄が嫌い 臨也が割と酷い目に遭います

* * *

「ん、うぅぅ…あ、んあぁ、くるひぃっ…つらい…あぁ、あ、もうやらぁ…!」

あのまま放置されてどのぐらいが経ったか、俺には全くわからない。何日もそうされているような気もすれば、数十分しか経っていないような気もする。とにかくもう、わからないのだ。
他のことだって、考えようとすればそれを遮るようにコードが刺激を与えてきて、すぐに快楽に飲み込まれてしまう。ただ、何かがおかしいことだけは理解できていた。でもどうしようもできない。
サイケとは本当にこういう関係だったのか疑問だった。アンドロイドのマスターが俺で、人間のマスターがアンドロイドで、恋人同士で。
寝転がっているソファの位置からは、サイケの姿すら確認できない。人間でもない彼の気配を察するのは難しいのだが、いつも以上に静かだった。
アンドロイドだからパソコン本体に手をふれずに作業することぐらい簡単だし、それが俺の普段の仕事を邪魔することなく快適な空間を作りあげている一つだった。でも今は違う。

「はぁ、あっ…さみしぃ、っ…サイケぇ、切ないよぉ、どうしれ?」

わずかに身じろぎさせるとその動きに合わせて中のコード触手も離れないように食いついてくる。戸惑いの声をあげてはいたが、またすぐに快感に翻弄されていった。
愛しい人の事を想いながら、適度に気持ちいい刺激を与えられるのは心地よかったが、やはり根元の戒めが苦しかった。
解放できない熱がじくじくと溜まり続け、くすぶり、おかしくなりそうだった。

「はぁん、あ、っ…あ、いぃっ、ひもちいぃ、けどっ…でも、出したいっ、イきたいよぉ、ねえ!」

彼に聞こえるように精一杯の声をあげて訴えるが、反応は何もない。それがどんなに辛いことかは、充分に知っていた。
ひたすらに想い続けているのに、いくら頑張っても届かなくて、胸が張り裂けそうなぐらい痛くて、泣いて。そんな時にサイケに出会ったことだけは、覚えていた。
どうして感ずかれたかわからないが、不毛な恋をしていることは、すぐに彼に見抜かれた。そうして慰めてくれたり、励ましてくれたり、時にはアドバイスをくれたりして。そうして。
結局その恋の結末がどうなったかは、もうどうでもよかった。
だって今も似たような状態に陥っているのだ。アンドロイドと人間という結ばれるはずのない存在に、恋をしているのだから。

「ねえ、おねがいっだよぉ…っ、そばに、いてよぉ…ひとりに、しないれっ、あ、サイケっ、サイケ!」

瞳からは濁流のように涙を零しながら、必死に訴える。きっと彼がこれを聞いてくれている、ということだけは確かだったから。ちょっと意地悪はするけれど、俺は愛されているのだ。
サイケから愛されていることだけは間違いなかったから、疑わなかった。
だって俺以外の誰にも会わせていないのだから、俺意外に関心を持つわけがないのだ。俺だけの、ものだ。彼にとって俺もそうなのかもしれない。

「ふ、ああっ!?あ、ぁはぁ…は、げしっ、あ、あやらぁ!なんれ、急に…っ、やめ、てぇ!」

すると突然中に入りこんでいるそれの動きが早くなって、数本のコードが交互に振動を与えてきたのであられもない声をあげ続けた。人では得られない快感に、あっという間に溺れた。
まるであたたかみもない無機質なそれが、ぐちゃぐちゃと音を立てながら掻き混ぜすべてを飲み込んでいった。自我さえも。

「やらぁ、あ、ひ、もちいぃっ…こんなので、もきもちいぃよぉっ…おれが、いんらんらからぁ、ひもちいぃ、んうぅ……!」

やがて射精はできないはずなのに、熱が中心に集まってきてそれこそ爆発寸前のところで悦楽が渦巻いていた。吐き出したいのにできなくて、もどかしくて、でもそれさえも感じていて。
頭がおかしくなるほどの衝動に耐えながら、けれどもいつもと違う何かを体は感じ取っていた。

「なに、これっ…あ、ぁあ、わかんないっ、あ、れも、なんかイきそうっ…イけないのに、イっひゃいそぅれぇ、っ…なんれぇ?」

縛られているにも関わらず、その体制のまま懸命に腰を振り少しでも淫悦を感じようと体を捩っていた。そうすることでぞくぞくと背筋が震え、どんどん気持ちも高ぶっていく。
そうして何かの期待に胸を高鳴らせながら、少しでも多く刺激を得ようと誘導するように下半身もくねらせた。そうして最後の壁ギリギリで留まっているところに、声が掛けられた。

「臨也くんはイけるよ?ほら、射精せずにイっちゃいなよ」
「んっ、え?なに?」

その言葉がどういうことを示しているのか理解する前に、何かが目の前で弾けた。

「ふゃ、あ、あ、あはぁ、あ、ひくっ、イっひゃう…うぅ、あ、あはあああぁんうぅぅうう……!!」

大声で叫んだ次の瞬間には、全身が麻痺するように勝手にビクビクと跳ねて絶頂の証をつきつけてきた。けれどもいつものように白濁液がそこから飛び出すことはなかった。
だから、目の前で起こっていることがすぐには整理できなかった。

「ひゃ、あ、あぁ、まら、とまらにゃいっ…あぁ、なんれ、せいえきれてないのにぃ、イっれるうぅ、あ、あぁ!」
「知らないかな?男の人でも射精せずにイけるんだよ?ドライオーガニズムって言うんだ。臨也くんだったら、できると思ったんだよ」

やっと声のする方を向いて言葉を噛みしめた頃には、急速に全身の力がカクッと抜けて肩で息をしていた。確かに射精はしながったが、感覚は果てたそれと似ていた。
似ていたけれど違うのは、まだ微妙に気持ちよさが続いているからだ。吐き出した途端に理性を取り戻すはずなのに、なぜかまだ夢の中を漂っているようだった。
しかししっかりと頭の中では、これがドライオーガニズムなんだと認識していた。サイケに言われたことで、思い出したかのように。

「どう?結構よかったでしょ?」
「はぁ、あんっ…き、もちよかった…まだ、きもちいい……」
「可愛いね。すごく綺麗だし、エロいし、さすが俺のマスターだ。しかも壊れれば壊れていくほど、魅力が増してるよ、すごいね」

俺の前にやっと現れてくれたサイケは、嬉しそうにはしゃぎながら近づいてきて、ぴくりとも動けない体に手を伸ばしてふれてきた。太股部分を撫でられても、反応できないほど疲労していた。
代わりにまだコードを何本も咥えているそこがひくひくと誘うように震えている。まだ終わっていないどころか、これからだった。

「おねがいっ…サイケぇ、こんなのじゃなくて、欲しいよお…サイケのが…」
「俺のおちんぽが、欲しい?」


「欲しいっ!サイケのおちんぽいれてっ…なかぐちょぐちょにしていいからぁ、なんかいしてもいいから、ねえ…おちんぽちょうだいっ!!」


弾かれたように叫ぶと、サイケは目を瞬かせながらクスクスと笑った。あんまりに必死な姿がみっともなく見えたのかもしれない。それでもよかった。彼は俺の事を嫌ったりしないのだから。
俺に愛をくれるのは、知っていたから。

「じゃあしょうがないから入れてあげるよ。臨也くんが煽ったのが悪いんだよ?おちんぽちょうだい、なんてはしたなくねだってくる淫乱だから」
「ご、めんなさいっ…でも、ほしかったからぁ…ゆるしてよ、サイケぇ」

呆れたように微笑んだが、すぐに白いコートを脱いでそのままズボンも引き下ろした。するとずっと欲しかったサイケのそれが目に入って、釘付けになっていた。
俺の知っているモノとそっくりで、硬くて太いそれから透明な液体がとろとろとこぼれていた。そうだ、こうやっていつもギリギリまでねばってから突っ込んでくるのだ。
確か最初にした時に、入れた途端に中に出してしまってそれをみっともないとバカにしたから根に持っているのだ。我慢できる性格じゃない癖に、必死に堪えて。

「じゃあいくよ、臨也くん?」
「あっ…はやく、う!」

思考が何かと混じっていて、違和感を感じたのだがすぐに後ろに大きなそれが押し当てられたので、それは離散した。まだ中にはコードが何本か詰まっていたが、それを抜かれることはなかった。
つまりは、サイケのとそれを体で受け止めるのだ。どんなに気持ちいいのだろうと想像したところで、異物が中に入りこんでくる感触がした。

「ん、あ、ああああああっあ、きたっ…おちんぽ、らぁ……っ!」

喉から絞り出すような声を出して、狭いそこを割り入りながら進んでくる塊に歓喜した。薬が効いているせいなのか、痛みどころか強烈な愉悦に酔っていた。
ぼんやりと虚空をみつめながら、口の端からは涎がこぼれていたが気にしなかった。待ちに待ったものが、与えられたからだ。さすがにすぐイってしまうことはなかった。
だってまだ、戒めのコードが巻きついているから。

「じゃあおちんぽハメられたら、射精しなくてもイくようにしようか?そのほうがずっと気持ちいいし、臨也くんの体はもう普通じゃなくなる。サイケが変えた淫らな証がずっと残るんだ」
「はあっ、ん…あ、やぁ、あ、はずかしぃっ…それ、なんかやだぁ、あ、っ」
「あはっ、だめだよ?臨也くんは恥ずかしいのに見られてイっちゃうエッチで淫乱なマゾ奴隷になるんだから、ね?」

それはどういうことなのか、と唇を開く前に律動が始まってしまって。疑問は喘ぎ声に変わり、何もかもがわからなくなった。
恋人で、マスターで、奴隷で…と頭の中で情報が書き変えられていくのを止める術はなかった。

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