ウサギのバイク す・き・に・し・て~プレゼントは俺~ ⑤
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2011-02-19 (Sat)
*リクエスト企画 辛苦 様
静雄×臨也 ※18禁注意

九十九屋が媚薬投薬済みリボンラッピング臨也を静雄宅に届け甘々な話

* * *


「シズちゃんすごい顔ニヤけてるよ。気持ち悪い」
「そりゃ悪かったな。でもそりゃ手前がかわいい反応してるからだ。怖いか?さっきまであんなにエッチなこと言ってたのに手が震えてるぞ」
「……ッ!違う、っ…早く欲しくて震えてるだけだから。さっさと、してよ!」

さっきから言う事に一貫性がなくてコロコロ変わってるこいつを見るのが楽しかった。完全にこれからの行為に照れてるのか恥ずかしいのか、かなり適当なことを言うのが臨也らしくない。
いつも俺の言うことを否定して上から目線で嫌味たらしく話し掛けてくるのが苛ついていたが、今はそれが全くない。その原因が俺にあると考えるだけで、気分が高揚していた。

「強がってる癖に、それで誘ってるつもりか?まぁそんなにして欲しいなら遠慮はいらねえよな」
「いいよ…っ、早くっ、あ、うぅ……っ、あ、んはぁ、あ、ああああ……!」

こっちが指摘をしても強気の姿勢を崩さない臨也に、ため息をつきながら鋭く睨みつけて下半身に力を入れて、そのままゆっくりと挿入した。口調は乱暴だったが、俺なりに気を使ってはみた。
本当に遠慮せずにして壊すのが怖かったし、そんな風にして手に入れるものじゃないとわかったからだ。きっとお互いの想いが通じ合わなければ、あのまま強引に行為をしていたかもしれない。
それを考えると少しぞっとした。初めて男のモノを受け入れるのに、自分の気持ちだけをぶつけて無理矢理するなんて最低な人間だ。これでよかった、と浸りながら真上から見下ろした。

「あ、うあっ、はぁっ…お、っきぃ…うぅ、っ…シズ、ちゃんの……っ」
「でも手前だってしっかりしがみついて離さねえじゃねえか。腕も、中もなあ」

両目をしっかりと瞑り痛みや苦しさに耐えようと息を吐き出しているようだったが、進もうとする度にぎゅうぎゅうと絡みついてきてありえないぐらいの刺激を与えてきた。
繋がったことで体の震えや一挙一同さえも振動が伝わってきて、両手で掴んでいる腰の部分が強く引っ張られると、小刻みするように入口もぴくぴくと震えた。
正直に言って、初めてのセックスにしては相当厳しいものじゃないかと思ったが、自力で歯を食いしばって出そうになる欲望を堪えた。

「やだっ、あ、どうしよ…っ、あ、ん…すごいっ、きもちいぃ、んあ、あ…!」
「素直にいいって言う程すげえのか?あんまり煽るんじゃねえ、って」
「だ、ってぇ…じらされ、たからぁ…あ、んうぅ、は……仕返し、だよ…先に出しちゃえ、ばぁ?」
「馬鹿野郎、嫌がらせならもっと澄ました顔してろよ。すげえ物欲しそうにしてるんじゃねえ!」

あられもない声をあげて甲高く啼く臨也に、もう黙れと言いたくなるほど気持ちを昂ぶらせられた。優しくしてやりたいのに、乱暴に突いて涙を浮かべさせたい衝動に駆られる。
それをぐっと堪えたら、蕩けた瞳を向けながら仕返しだとかかわいらしいことを言われて、おもわず手に力がこもってしまった。
叫びながら勢いよく一気に腰を叩きつけると、肉棒が全部中におさまってあたたかい感触に夢心地のような気分に陥った。

「ん、ああっ!あ、あ、おくまれっ…はいっひゃ?」
「なんて言ってるかわかんねえよ!はっきり言えよッ!」
「は、ひゃああっ、あ、むりぃ、ん…う、まくしゃべれ、ないきゃらぁ…あ、んうぅ、ふぅ…」

わざとしてるのじゃないかというぐらい舌ったらずなしゃべりで、まるで子供みたいだった。それなのに必死に口を開くのは、もうこいつの性格上しょうがないかもしれない。
何かを口にすればするほどいつもの臨也の姿とは程遠くなって、それが妙にむず痒くて愛おしいのだが黙っておくことにした。
いつもだったら俺の方が失言をしたり、上手く言葉にできなくてからかわれるのだが、今日は先にこいつの方が俺の名前を呼んでしまったのだ。狙ったかのようなタイミングでだ。

「やべえ、なんかそれおもしれえな。うざくねえし」
「はっ、あ、ああっ、うる、ひゃいっ…んあ、うぅ、うじゃい、とかぁ、あ、ひつれい、らろ…っ、あ、あぁ、もぅやらぁ!」

しっかりとベッドに手を突いて、素早く下半身を前後に振り動かすとそれに合わせて臨也の腰も揺れる。ということは、激しくすればするほど声がおかしくなるのだ。舌を噛まないところが器用すぎる。
気持ちいいし、こいつは焦って顔を真っ赤にしてるし、でもうまく体は捩れなくて涙目で、とにかく全部が良かった。意外なこいつの一面に、惚れ直したのは違いなかった。
しかしそろそろ俺の方も余裕がなくなってきて、お互い息がかかる距離まで顔を近づけながら眺め合った。そうして瞳が頬を伝っているのを舌でひと舐めした後に、貪るように唇に食いついた。

「ふ、うぅっ、ん…ん、は、ぁ、うぅ…ふむぅ、っ、くあ……あ、つぃっ、あ、しう、ちゃ…!」
「しうちゃんって誰だ?っとにしょうがねえ奴だな臨也」
「いじわるうっ、あ、あぁ…は、げしっ、あ、ひゃあん!は…はぁ、あ……もぉ、れ、ちゃいそぉ…ぁ、あ、ん」
「おいこっちは我慢してんのに、どんだけ自分勝手なんだ?」

キスが良すぎて感極まりすぎているのか、それとも媚薬とやらがそんなに効いているのか、今度は俺の名前までうまく言えなくなっておもわず吹いてしまった。
それを指摘すると睨みつけられたが、すぐに涙をぼろぼろこぼして駄々をこねる子供のように頭を左右に振り乱した。チラリと臨也の下半身を見ると、ビクビクと震えながら達しそうになっていた。
呆れる仕草を見せながら、こっちも限界にどんどん近づいていく。そうしてもう一度声を掛けようとして、腰を掴んでいた腕が手にしがみついて訴えてきた。

「ごめ…っ、も、むりいっ、あ、いっひゃう、だひちゃいそ…だからぁ、あ、シズちゃ、んもだしてっ…!」
「ははっ、頼まれたらしょうがねえよなあッ!」
「はぁ、あ、ふ、やぁ、あ…おねがひっ、あ、ひくっ、いっひゃう、うぅ、あ、らめぇ、っ……ん、ひゃ、ふうぅうううぅんんんうぅぅはぁあああぁぁ……!!」

期待に応えるように一番深いところを一突きして、そうしてそのまま体重で押さえこみながら白濁液をそのまま中に出した。同時に臨也も達して、お腹の上に少量ほどまき散らした。
でも俺の方は随分長い間我慢しただけあって、相当の量が注がれていってドクドクと脈動する度にそこもぴくぴくと麻痺するように震えた。
そうしてようやく全部を吐き出し終えてスッキリして改めて臨也の方を眺めると、にっこりと綺麗に笑っていてドキッとした。

「ふふっ、お誕生日おめでとう…シズちゃん?」

「あ、あぁそうだったな。すっかり忘れてた」

まだ苦しそうに息を整えてはいたが、はっきりと俺の瞳を見て告げてくれて嬉しかった。両想いになったことばっかりで忘れていたが、そういえば今日は俺の誕生日だったのだ。
部屋の中の時計をチラリと眺めると、確かにもう零時を過ぎていて、よく見ていたなあなんて思っていた。

「よかったね最高のプレゼントで。もうこれ以上なんてないでしょ?」
「いや、そうとは限らねえぞ。だってまだ一回しかしてねえ」
「へっ?」

悪戯が成功した時の子供のようににっこりと無邪気な笑顔を向けてきたので、何を言ってんだまだまだだろうと告げてやったら、きょとんとした表情をした。
そうしてすぐに意味に気がついて顔を真っ赤にすると、いきなり腹の辺りを殴りつけてきた。当然のことながら、俺にはなんの効果もないのだが。

「ちょ、ちょっと待って…!もういいでしょ!充分してあげたんだし、俺もう二回も出してるんだし、この体勢だって辛いし…」
「別に手前はイかなくていいだろ。それにまだ誕生日は始まったばかりじゃねえか、好きにするのはこれからが本番だろ?さっきの手紙にも書いてあったしな」
「じょ、冗談じゃないって!とにかくこれ外してって……!!」

急に慌てだした臨也の体を抱きかかえて、繋がったまま膝の上に乗せてやると、結合部から精液がどろっと溢れてきた。すげえエッチだなと告げたら、また腹を叩かれた。
あんまりにも抵抗しだしたのでため息をつきながら、耳元に顔を寄せて囁いてやった。

「リボンが食いこんでるのがエロいし、似合ってるからこのままな。プレゼントは大人しくしてやがれ」

「……っ!シズちゃんの変態!バカッ!死んで!」

素直なのもいいけれど、やっぱり俺にはこっちだよなと頷きながら臨也の背中に手を回し、もう一度唇を奪ってやった。





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辛苦 様
九十九屋の計らいで媚薬投薬済みリボンラッピング臨也さんがシズちゃん宅に届く甘々、みさくら小説。

リクエスト頂きありがとうございました!

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