ウサギのバイク シズイザオンリー新刊 折原臨也~姦獄の宴~
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2011-03-01 (Tue)
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「折原臨也~姦獄の宴~」
静雄×臨也/小説/18禁/A5/60P/600円


二人の男に捕えられた臨也はクスリを打たれ弱みを握っていると脅される
そして静雄に電話をかけ映像を見せながら臨也が昔から想いを寄せていたことを暴露する
ショックを受けた臨也を男達が犯すがそこに静雄が現れて…

原作の監禁話を元にした派生話 モブの脅迫凌辱が多めですが静臨です

※モブ×臨也の表現がありますのでご注意下さい
※ミミズが男性設定です
※なるべく盛大な9巻ネタバレは控えてます


続きからサンプルが読めます

* * *

「これ、見えてるよね?実は今俺達情報屋さんと遊んでてさ、君にも混ざって貰おうと思って電話したんだ。さっきちょうど、君に告白した時の話をしてたんだよ。ねえ、まだ返事してないって噂なんだけど実際の所どうなんだい?」

『なんだ……おい、こりゃどういうことだ?』

なんてことを聞いているのだと遮りたい気持ちを必死に堪えて、静かに目線だけ逸らした。もうこの際見られたことについてはしょうがないとして、これ以上俺ができることと言えば、無様な姿を晒さないようにするだけだった。
シズちゃんの戸惑っているような声が聞こえたが、無視をした。声ももう聞きたくないし、姿だって見たくはなかった。
こんなみっともない目にあっているだなんて、現実から逃避したかった。

「俺が調べた噂だと、誕生日からバレンタイン、クリスマスまで毎年プレゼントを贈っていたんだって?学生の頃からだなんて、一途だよね。なのに君は全部目の前でぐちゃぐちゃにして、取りあわなかったらしいじゃないか。ダメだよ、チョコレートだって手作りだったんだから」
『なに、言ってんだお前?』
「でも一度だけ、女の子に名前借りて渡した情報屋さんのお弁当を食べたことがあるんだっけ?卵焼きがおいしい、なんて言ったらしいじゃないか?ダメだよ期待持たせるような事言ったら」

どうしてそこまで知っていて、わざわざ言うんだと叫びたい気持ちはギリギリのところで留めた。九十九屋が当時からそんな話を調べていたというのなら相当のストーカー行為だが、全部本当の事だったので余計に何も言えなくなった。
ほとんど毎年嫌がらせのようにあらゆる行事ごとにプレゼントをあげて弄んできたことに、間違いはない。最初こそ淡い気持ちを持っていたが、最近ではもう明らかに壊すことを目的として仕掛けを作って楽しんではいた。手作りチョコレートにだって、万が一の時を考えて強烈なトウガラシ入りを作っていたのだ。一度も気づかれたことは、当然なかったが。

でも確かに過去に一度だけ、クラスの女子の名前を借りてそいつに頼み何の細工も無い弁当をあげたことがあるが、それっきりだった。俺の作ったものだと気がつかないままあっさりと平らげられて、酷く惨めな気分に陥ったからだ。俺以外だと簡単に受け取るのに、俺だとダメなのだ。なにもかも。
そのことに打ちのめされて深く傷ついたのだ。だから二度としなかったけれど、その若気の至りみたいな出来事を今更蒸し返されてしまって、恥ずかしさで死にたくなりそうだった。当時の気持ちと今の複雑な気持ちがない交ぜになって、ぐちゃぐちゃだった。

『……おい、今のマジかよ臨也』
「なに?俺の事は信じない癖に他人が言ったことは信じるって言うのかい?」
『当たり前だろ』

ほぼ反射的に答えてしまってから、後悔しても遅かった。依然として画面の方を見ることはなくそっぽを向いたまましゃべったが、そうしてよかったと心底思った。きっと顔を見ていたらもっと取り乱していたに違いなかったから。
いつもこうなのだ、シズちゃんの前だと自分を保ってはいられない。今だって変にドキドキと心臓の音は高鳴っているし、呼吸だってどんどん早くなっていく。打たれたクスリのせいでもあるが、それにしても急激に感情が昂ぶっていくのをもう止められなかった。

「本当に嫌われちゃってるんだね。面白い関係だけど、やっぱり未だに返事してないところを見ると興味ないのかな?脈なし?残念だな、まあでも好きだった相手の前で手酷く犯されるっていうシチュエーションも悪くないよね。切ない片想いだなんて、なかなかやるじゃないか」
「や、めろって……!」

それまで携帯を持ってしゃべっていたミミズが四十万に本体を手渡し、いきなり俺の顎を掴んで正面を向かせてきた。直後に背後に回ったので、バッチリと表情はカメラの向こうに伝わったに違いない。さっきまでより近づいて様子を撮影しているのが、とにかく癪にさわった。
顔を振り回してとにかく逃れようとしたのだが、突然耳元でジャラッという音がした後に真上に引っ張りあげられて気がついた。首輪をされていることに。

「もう暴れたら傷がついちゃうからダメだよ。いいかい、今からあんたは俺達に凌辱される。でもその前に、とっておきの玩具で苛めてあげるからね」

* * *


「偉そうにしてるのも嫌いじゃなかったけど、そうやって怯えてる方が似合ってるよ?あぁもう情報屋さんって呼ぶのはかわいそうかな?うーんじゃあこうしよう、淫乱奴隷さんっていうのはどうかな?でも奴隷にさん付けなんておかしいから、あんたは今から俺らの奴隷だ。名前なんて呼んであげないよ、奴隷だ」
「おい奴隷、腰をこっちに突きだせよ。ちんぽぶちこんでやるから」
「お前ら……っ、ふざけ、るな……!俺は、ッ……あ、うあぁっ……!?」

好き勝手に言葉を投げつけてくる二人に向かって罵倒してやろうと息を吸いこんだところで、唐突に鎖が引かれた。途端に腰がガクガクと震え、その場に手をついて倒れそうになるのを堪えた。辛いのは、その刺激が痛いのではなく微妙に心地いいことだ。クスリのせいで、感覚が完全に麻痺しているようだった。
一気に頭の中がぼんやりとして、体の中から生まれた愉悦に流されそうになったところで解放された。そうして顔をあげると、立ちあがっていたミミズも股間のそそり勃つそれを見せつけるようにこっちに寄せてきた。

「ねえ実は俺って今月誕生日なんだ。だから本当はケーキの蝋燭で拷問してあげるっていうのも考えたんだけど、ストレートすぎて面白くないから今回はこっちにしてみたよ。ほら見て?さっきあんたが全身にぶっかけられた精液をこうやってクリームみたいに塗りたくったら、ケーキみたいだろ?特別にこれ舐めさせてあげるから、綺麗にしてね。俺らの奴隷だろ?」
「じゃあ僕は精液クリームを中に出してやればいいのか?」

二人同時にバカにするような笑い声を出すが、言っていることは本気のようだった。言葉通りにたっぷりと白濁液が塗られた性器を口の前に差し出されて、舐めろと言わんばかりだ。背後の男は俺の腰に手を当てて、硬くなったモノを尻の間に擦りつけてきた。
悔しさに歯噛みしながらも、結局どうにもできなかった。従わなければ、痛い目に遭うだけなのだ。さっきのように。

「歯を立てられると困るから、先にこっちを舐めろよ」
「……ッ!ん、ふ、ぐうううっ……!!」

少しだけ躊躇っているうちに、半開きだった唇に肉棒が押しつけられてそのまま抗わずに口にした。全身にぶっかけられて臭いにはかなり馴染んできたように思っていたが、雄特有の香りに吐き気がした。ぐっと喉奥で堪えている苦労も知らないままに、ペニスが口内で出し入れされ始めた。
それなりに激しい動きで目を開けていられなかったので瞳を閉じると、激しい水音と息遣いががやけにしっかりと聞こえてきて、次第に気持ちが昂ぶっていく。クスリのせいだとしても、急激な変化に混乱した。

「うぅ、っ……ふむっ、ん……はぁ、あ……っ」

精液が舌の上に容赦なく擦りつけられて、息をするならばしっかりと飲み込まなければいけなかった。こんな汚いものを、と頭では思っているのに唇はしっかりと食いついて唾液と一緒にごくごくと飲み干し始めた。喉奥をねっとりとした粘液が通り過ぎていって、後味がやけに残るのが最悪だった。
ほとんど必死にそうしていたが、次第にその行為に慣れてきてジュルジュルと啜る音がしっかりと耳に届くようになった時に、告げられた。

「おいしそうに飲んでるじゃないか。今のこの顔平和島静雄に見せてやりたいぐらいだな」

「……ッ!?」

「こいつ今すげえ尻ひくつかせてたんだけど、もしかしてまだ未練でもあるのか?なあ」
「ふ、うぅん……っ!ん、あ、はぁ、あ、やめ……ろっ、入れるな……っ!」

唐突に告げられた名前に、露骨に動揺してしまった。でも一度考え出したら止まらなかった。

* * *

「待てよ、俺は忘れてねえよ。手前がどこに居るかなんて知らねえけどな、勝手に告白だけしておいて消えやがった相手を忘れられるわけねえだろうが!今考えりゃ、あれも作戦だったんじゃねえか?そういう意味では俺は変わったな、変えられたんだよ!」

「じゃあわかるよね?俺だって変わった。もう好きだって君に言った頃とは違うんだ。ほら見たらわかるだろ、こんなに汚れてまだドラッグだって完全に抜けきれてない。だからって同情を誘う気もないけど、こんな状態で誰かのことを考える余裕なんてないよ」

言えば言うほど、深みに嵌っていくようだった。ほとんど口から出まかせだ。忘れてと言いながらこっちは忘れられなくて池袋を離れてもいつも心には残っていて苦しかった。ずっと苦しかった。
挙句に自分の体を見ると、あまりに精液まみれでうんざりする程だ。クスリのせいだとしても、散々に喘いで感じまくったのは覚えている。それを見られたことも、覚えている。だから、これ以上自分が惨めになるようなことは避けたかった。好きで好きでたまらない相手に、一番見られたくないところを散々見られているのだ。悔しく苦しくて、息が詰まってしまいそうだった。

なんでこんなことになったのか、とはもう言わない。だからただ、何も言って欲しくは無かった。これ以上傷つけられるのだけは避けたかった。

それなのに、シズちゃんは引かなかった。

「なあ臨也、今は余裕がねえって言うんなら待つ。俺は待ってやるよ。だって今まで手前はそうしてたんだろ?さっさと言やよかったのに、卒業してから何年経ってると思ってんだ」
「ちょっと、なんでシズちゃんが待つ必要があるんだよ。もしかして、俺なんかの好意に絆されたの?好かれたのが、そんなに嬉しかったんだ単純……っ!?」

からかうように笑いながら話をしていると、突然真剣な表情をしながら見つめてくる視線に気がついた。本能的に何かを悟った時には既に遅く、どうしてか体が床に押し倒されていて一瞬何が起こったのかと酷く混乱してしまったのだ。慌てて顔を上げると至近距離に唇が見えて、全く動けないうちにそのまま近づいてきて塞がれてしまう。
あろうことか、シズちゃんからキスをしてきたのだ。

「ん……っ!?ふ、うぅ……なっ、はぁ……!」

まるで意味が解らなくてとにかく逃れようと腰を引こうとするのだが、しっかりと両手で肩を掴まれていてそれができなかった。困っていると調子に乗って、口内にまで舌がゆっくりと侵入してきた。慌てて閉じようとするのに、無理矢理入りこんできて舌を絡めてきた。生あたたかい感触がお互いにふれあって、ヤバイと思った。
まだクスリが抜けきれてないのに、と苦々しく思いながらどうすることもできなかった。優しい動きで舌を撫でられて、それが腰に直接疼くような心地よさを与えてきた。もう目を開けていられなくて瞳を閉じると、ぴちゃぴちゃという水音が聞こえてきた。

「うぅ……っ、あ、はぁ……ん、うぅ……」

とにかく必死に顔を動かそうとするのに、全く離す気がなくて舌全体を吸いつかれてまた快感が生まれた。せっかくシズちゃんの前だしなんとか抑え込んでいたのに、あっという間に崩れてしまう。一度崩れてしまえばそれから先はもう止めることができないまま流されてしまう。
まるで慣れていないし大した刺激でもなかったのだが、相手がシズちゃんだと思うとそれだけで感覚が違うのだ。戸惑いながらも、体は既に受け入れようとしていたのだ。

「っ、は……!はぁ、は、な、なんで急に……こ、んなことッ!」

そうして暫く弄ばれて体がぐずぐずに蕩けそうなぐらいに気持ちよくなったところで、唇が離れていった。ぼんやりとしながら息を吸いこんだが、間髪入れずに睨みつけながら問い詰めた。
理由によってはただでは済まさないと決意しながら怒鳴ると、再び両肩を強く掴まれて大声で叫ばれた。

「悪い、待つつもりだったけどやっぱり無理だ!こんなの目の前で見て、待てるわけがねえ。本当はドラッグでおかしくなっちまってる手前を見た時にも、こうしたかった。でもまだはっきり自分の気持ちに気がついてなかったし、同意が得られないうちに襲うなんてありえねえって思ったんだよ。けど、もういいだろ?」
「もういいって……ま、さか?」
「好きだとかそういうの全部通り越して、手前が欲しい。こいつらがしたことを全部消してやるぐらい、優しくするように努力するから……しよう」
「……っ!?」

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