ウサギのバイク 監禁遊び①
2ntブログ
04≪ 2024/05 ≫06
12345678910111213141516171819202122232425262728293031
-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| スポンサー広告 |
2011-05-21 (Sat)
*リクエスト企画 まな 様
静雄×臨也 ※今後の展開で18禁要素があります

静雄×ショタ臨也の鬼畜性教育の話。

* * *
「おいそこのガキ!今何時だと思ってんだ。こんなところで遊んでねえでさっさと帰りやがれ」
「おじさん、誰?」

辺りは既に真っ暗なのに、ブランコに乗り遊んでいる子供を見つけたので声を掛けていた。
いや本当は声を掛けるつもりはなくて、公園の入り口からじっと眺めてたのだが、そいつが帰る気配が無かったので気になったのだ。別に俺は変態でもなければ特別子供好きというわけでもない。
むしろ黙っているだけで怖そうな顔をしていると思っているので、そいつもすぐに逃げるかと思っていた。だがその子供は全く関係ない、と言いたげに首を傾げて俺をおじさんだと言ってきた。
もしこれが小学生ぐらいのガキでなければ、とっくに切れて殴っているところだが、さすがに堪えた。どう見ても高校の制服を着ているのに、おじさんと呼ばれるなんて思わなかった。
とりあえず事情を聞こうとそいつの隣のブランコに座ってやると、こっちをじっと見つめてきた。

「ねえもしかして、俺のことゆうかいしようとしてる?」
「はあああッ!?ふざけんな、さっきから勝手なことばっかり言いやがって、いい度胸じゃねえか親に突き出してやるから住所教えろ!!」
「そんなのいやだよ。こんなすごいあやしそうなおじさんにおしえるほどバカじゃないよ、俺」

あまりに生意気すぎる態度に睨みつけながら、もうこうなったら子供だろうがなんだろうが容赦しないと意気込んだところでそいつがブランコから下りた。
そうして一度だけ、俺の方を振り返った。その表情はあどけなさが残っていて、どうして見た目はこんなにも普通なのにしゃべったら違うのかと驚くぐらいだった。

「ねえ…おじさんはなまえ、なんていうの?」
「あ?俺は平和島静雄だ。おじさんなんて言ったら次こそぶちのめすぞ」
「ふーんじゃあシズちゃんだね!バイバイ、シズちゃん!!」

名前を聞いて一瞬きょとんとしていたが、すぐににっこりと笑い公園の出口に向かって小走りで駆け出した。あまりの変わりように呆気にとられていたが、これで帰すことができたならそれでよかった。

「つーか、シズちゃんって何だ。俺のあだ名かよ、ガキが…」

やけに馴れ馴れしく呼ばれたが、そういう感覚も久しぶりだったのでむず痒い気分だった。でも悪くは無い。
そういえばこっちは名前を聞き忘れたなとため息をつきながら、とりあえず家に帰ろうと歩き出した。俺の一人暮らしをしている部屋は公園の目の前だったので、わざわざコンビニに寄ってから帰った。
この春から高校に入ったことで一人でボロアパートに住んでいたが、特に部活も入ることなくそれなりに気楽に過ごしていた。
でも何か物足りなさを感じていて、この時期の男子高校生が興味を示すと言えば、もうあれしかなかった。

「新羅からまた宅配届いてやがったよな…はあ」

部屋に入った途端扉の横に置いてあった段ボールを見て、少しだけうんざりとした気分になった。小学生の頃のクラスメートと再会したはいいが、最近は余計なことばかりをされていた。
中身は見なくてもわかる。既に一度開封されて使えなかった、そういうエッチなビデオが入っているのだ。
新羅はどうしても普通の女性に興奮できず、それは大丈夫なのかと同居している好きな相手から心配されて、こういうものを集め出したらしい。
しかし実際見てもやっぱり性的興奮は得られず、捨てるのも勿体ないからとなぜか俺に送りつけていた。おかげで俺の部屋には望んでもいないビデオが何十本とあり、埋め尽くされていた。
最初はそれでも面白がって見ていたが、五十本を超えたあたりで止めてしまった。既に充分そういう知識を覚えてしまって、自己嫌悪に陥った。

「しっかしとりあえず片づけるだけ片づけねえと、溢れちまうよな…」



仕方なく段ボールを開けて中身を確認しようとして、そこで手が止まった。明らかに、想像していたものと違う物がたくさん紛れ込んでいたからだ。

「ちょ…!?待てよ、なんだこれ畜生!」

慌てて制服のポケットから携帯を取り出して、すぐさま友人へとかけた。すると数コールで相手が出てきて、声も聞かずに怒鳴りつけていた。

「おい新羅!昨日送りやがった荷物…!!」
「ああちょうどよかったよ、こっちからもかけようと思っていたところなんだ。実はそれ父さん宛に送る予定だったんだけど、伝票を間違えたみたいで取り違えて送られたみたいでね。まあ静雄には刺激が強すぎるだろうけど、わざわざ取りに行くのも面倒だし、どうせこっちもいらなくて処分するついでに送ったものだから勝手に捨ててくれないかな?」
「なんだよ、お前が間違えたんじゃねえのかよ。そりゃしょうがねえか…わかったよじゃあこっちで捨てておく」

沸きあがった怒りをぶつけようとしたのだが、先手を取るように事情を一通り話されて納得した。新羅の父というのがどんな人間か知らないが、他人の荷物を間違えたのならしょうがないだろう。
袋にまとめて捨てれば問題ないかとすぐ了承して、電話を切った。しかし一度苛ついた気持ちはなかなかおさまらなくて、持っていたコンビニ袋を机の上に放り投げてベッドに突っ伏した。
こういう時は寝るに限る、と目を瞑ってすぐに襲ってきた睡魔によって意識を失った。



「あ…なんだ?」

目を覚ましたのは、誰かの気配と何かが擦れるような音が微かに聞こえてきたからだった。一瞬ここがどこかわからなかったが、明らかに自分の部屋で、どうして人の気配がするのか考えた。
嫌な予感がしてすぐさま体を起こし、侵入者であろう相手に飛びかかろうとした。だが。

「うわっ!?いたぁ……」
「て、手前ッ!さっきのガキじゃねえか!!」

相手はベッドからあっさりと転げ落ちて、その小さな体で打ったらしい腰を擦っていて驚いた。なんでこいつが、と思ったのだがその手に握られているものに、驚愕した。
慌てて手探りで確認したが、俺の財布は間違いなくその子供が握っていた。泥棒、という言葉が脳裏をよぎって全身を怒涛の怒りが支配した。

「子供でもしていいことと悪いことの区別ぐらい、つくよなあッ!」
「えっ、あ、やだあ…っ、やめ、やめて…!?」

しかしさすがにそのまま殴りかかるのはギリギリのところで良心が痛んだので、足首を掴んで逆さまに軽々と抱えあげてやった。するとすぐに財布を落として、喚き始めた。
その声は明らかに怯えていて、全く俺はガキ相手に、と自己嫌悪に陥りそうだったが堪えた。悪いことには変わりはないのだから、そういうのはしっかり教えてやらないといけない。

「公園からついてきたにしても、もう日付変わりそうじゃねえか。手前の家はどうしたんだ?ずっと両親が探してるだろうが」
「お、俺の親は仕事でいないよ!家も一人だし…シズちゃんとおなじ、一人ぐらしだよ!」
「はあ…?一人暮らしって、よくそんな言葉知ってやがるな…」

しょうがなくぶらぶらと左右に体を振ってやれば、嘘じゃないと必死な声が聞こえてきた。さすがにこの状況で偽ることはないだろうから、本当の事なのかもしれない。
こんなガキの癖に一人暮らしだなんてありえないと思ったが。しかしそれにしても、人の財布を盗もうとするとはどういうことなのだろうか。

「じゃあなんで俺の財布を盗もうとしやがった?金貰ってねえのか?」
「だって…財布とられちゃって……シズちゃんならいいかなっておもったんだもん!!」
「盗られたって、ガキから盗む奴なんかいるのかよ。まじか、そりゃ災難だったな。だが同じことをしていいわけがねえだろうが!」

本当に財布を盗まれたというのなら、少しは同情の余地はあったが盗みには変わりない。盗まれたから盗み返す、だなんて子供の考えることだ。まあこいつは子供なのだが。
こういうのは親がきちんと正してやらないと、危険な道に進んでしまう。でも本当に一人暮らしをしているのなら、叱る人間が誰も居ない。そこで暫くの間考えてみた。

「まあこんな時間まで探しに来ないってことは、マジで一人暮らしなんだろうな。どこに住んでんだよ」
「それは、おしえないよ…っ!いいから、もうおろして!!」

さすがにやり過ぎたのか顔が真っ赤になって苦しそうに呼吸をし始めていたので、仕方なく降ろすことにした。でもこのままだと何をされるかわかったものではなかった。
どうしたものかと考えると、チラリとあの段ボール箱が視界に入って閃いた。ちょうどいいものが、中に入っていたからだ。

「ちょっと待ってろよ」

抱えたまま片手で中身を漁り、ちょうどよさそうなものを見つけるととりあえず握っていた左足に嵌めて反対側もつけてやる。それから地面に下ろすと、そいつはポカンとびっくりした表情をしていた。
そうして両手でそれを取ろうともがき始めたのだが、子供が簡単に外せるようなものではなかった。本来だったら大人の手首につけるものなのだが、大きすぎるから足にしてやったのだ。

「えっ、え?な、なにこれ…?えっと、はずれないんだけど……?」
「ああこれなら子供の手でも拘束できるよな。ベルトがついてやがる」

それを中から取り出すと、そいつは明らかに怯えたような表情をした。なんだかこっちが悪いことをしている気分になったが、堪えた。


「悪いことをしたガキにはお仕置きが必要だよな?俺は誰に対しても容赦しねえんだ、しっかり教育してやるよ」


意味がわかったかどうかわからなかったが、鎖のついた首輪をわざと掲げて見せつけてやった。


| 小説 |