ウサギのバイク 6/26 新刊 「くるみ☆ぽんちお」
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2011-06-18 (Sat)
くるみ☆ぽんちお

「くるみ☆ぽんちお」
静雄×臨也/小説/18禁/A5/60P/600円
猫臨也のカラーピンナップ有


突然猫耳が生えて静雄を慕い始めた臨也と過ごしているうちに誘惑されてエッチなことになって…
猫又臨也が玩具とか尻尾とかいろいろ使われて鬼畜な静雄にエッチなことをされる話

お互い気持ちはすれ違ってるけどラブエロ多め エロ度高いです

表紙イラスト NONO様
nostalgia

続きからサンプルが読めます

* * *

「おい臨也待て!下りて来いッ!!」
「えー……」

明らかに嫌そうな声を出したが、意外にもすんなりと指示に従うように二階からすんなりと飛び降りてきてその身のこなしに驚いた。動きはゆるやかで、結構な高さから飛び降りたようには思えないぐらい、軽やかで確信する。
あの高さの屋上からから飛び降りて無事だったのは、やっぱりこいつが普通ではなかったからだと。それこそ本当に猫の妖怪とやらだったら、いざという時に落下を和らげることぐらいできるのではないか。もしその反動で人間の姿を保っていられなくなり、こんな風になったのだとしたら、と思ったのだ。

「猫の妖怪っていうのは、何ができるんだ?」
「ん?えっと、人間に化けられるぐらいかなあ。猫にだって戻れるけど、不便だからそれはしないよ。あとは傷の治りが早かったり、物覚えがよかったり、まあいろいろ」

その言葉に、なんとなくこれまでのことが一致した。酷い怪我を負わせてもケロッとしていたのも、普通の人間より治りが早ければ問題ない。あの新羅をずっと欺くことができたのだから、相当完璧に人間に成りすましていたのだろう。だから多分、本当に臨也は猫なのだ。
ずっとそれを隠して、もしかしたら俺なんかが考えられないぐらい長い時間生きてきたのではないかと思うと、ぞっとした。しかも今のこの素直な性格が本来のこいつだとしたら、いろいろあって捻くれたこともなんとなく理解できるような気がする。

「じゃあ人間の常識ぐらいわかるよな?こんな恰好してると、襲われるぞ」
「シズちゃんならいいよ?」

険しい表情で脅すように言ったつもりなのに、思いがけない返事があって思考が停止する。俺なら襲われていもいい、という言葉の破壊力に全身がぞくりと震えた。
細くて白い生足が誘っているようで、くらくらする。喉をごくりと鳴らして、太股にかぶりついて歯形を残したいと衝動的に胸をざわつかせたが寸でのところで思い留まった。こいつの言っている意味と、俺の意味とは絶対違うと。

「クソッ、とにかくパンツは……」
「ねえ俺お腹空いちゃったんだけど」
「ああッ!?」

全く話しを聞かずにマイペースに告げられて、こいつは絶対に臨也だ間違いないと確信する。元の性格がこれでは、今更直しようがないのかもしれないと額を押さえながら、尋ねた。
あっさりと話題を逸らされたことに対する嫌味だったのだが、それが通じるわけがなくて。

「何食うんだ。猫だから、魚か?」
「魚は生しか食べないよ?焼いたの、っていうか死んでるのは嫌い。新鮮じゃないし、おいしさが半減するんだよ」
「あぁそういうことかよ」

* * *

「な……!?手前、その顔……?」
「……シズ、ちゃ……ん?」

さっきまでの無邪気で気まぐれな顔とは違う。今まで見たことないぐらい色っぽく目を細めながら薄く微笑んでいて、小悪魔という言葉が頭に浮かぶ。いや、それよりももっと酷い。
潤んだ瞳で上目遣いにこっちを舐めるように見つめてきて、それは明らかに誘っているようだった。頬もほんのりと赤く染まっていて、艶やかな唇は濡れている。衝動的に、そこに歯を押し当てて貪ってやりたいと思ってしまう。
そしてもっと悪いのは、声だ。か細く擦れているけれど、はっきりと俺の名前を呼んでいていつもとは違う響きを持っていた。俺は臨也に対してかわいらしい、と思うことがあったけれど苛つくような媚びではなく、真っ直ぐなのにトーンがいつもより高い。喘ぎ声をあげたら、もっと高いのだろうかと想像するぐらいには魅力があった。

「……っ、なんだよ。何を舐めたんだ?」
「これぇ?俺の大好物のまたたびエキスだよ。すごくおいしくて、でもその後にいつも体が熱くなるんだ……」

頭部をガツンと殴られたかのような衝撃を受けて、固まってしまう。まさに思っていたままで、多分これは、間違いなく。発情しているのだと、悟った。
猫の好物がまたたびだというのぐらいは知っていたけれど、それを口にすると興奮するだなんて聞いたことがない。少しだけパニックな状態になりながら、目線が臨也の下半身に吸い寄せられた。そして予想通りにそこが反応していて、眩暈に襲われる。

「マジかよ……待てよ、じゃあもしかしてお、俺に、その……」
「お願いシズちゃん、これなんとかして?」

間髪入れずに優しい声で囁かれるように告げられて、また頭の中が真っ白になる。
なんとかしてくれ、というのはつまり、あれやこれやして欲しいということで。例えば今大きくなってる下半身をどうにか解放するのを手伝って欲しいとか、まさかそんなことを、と混乱する。

「は……はは」

乾いた笑いが唇から漏れたが、向こうの瞳は笑っていなかった。本気だと取れる、臨也からの初めてのお願いに心奪われてしまう。もう既に脳内ではどこをどうやってさわろうか、とかそういう変態的な考えに囚われてしまっていた。重症だ、と思いながらとりあえず冷静になってみようと、見当違いな質問をしてみたのだが。

「なあいつもはどうやって、それおさめてんだ?」

素朴な疑問ではあったけれど、こんな時にする質問ではない。なんてバカなことを聞いたのかと口に出してみて自己嫌悪に陥ったが、臨也は何度か瞬きをした後に少し考えるような仕草をした後に、あっけらかんと答えた。

「わかんない」
「そりゃそうだよな……つうか、ぜってえ意味わかってないだろ」

多分性行為自体の意味が全くわかっていないのだろう。あまりにも無防備すぎる様子が全部示している。だから、迷ったのだ。
天然でこんなに誘っているのだとしても、本人の了承を全く得ていない状況でそれに乗るなんてやってはいけない。後で怒られるのは目に見えているし、自分が同じことをされればきっと激怒する。だから易々と乗ってはいけないけど。

「ねえ、シズちゃん……シズ、ちゃ、んお願いだから……っ、うぅ」
「あーいやだから泣かれても困るんだよ俺が」

* * *

「今日はやめておくか?」

その言葉を聞いた瞬間、ギクリとした。こんなことで嫌われるとはさらさら思ってもいないけれど、いつもと違うことを続ければバレる可能性が高まってくる。勘のいいシズちゃんがいつ気づくかなんてわからないし、できることなら今まで通りにして最悪の事態はまだ先延ばしにしたい。
だから覚悟を決めて、恥じらいとか照れくささとか全部捨てて、告げた。

「やだ、だめ!シズちゃんの……っ、おちんぽみるく、ちょうだい?」
「ほんとしょうがねえ奴だよな」

呆れてため息をつきながら、それでも待っていたかのようにそれを眼前までつきつけてきた。自分のとはあまりにも違う大きさにびっくりしたが、必死に悟られないようにする。そうして呼吸を落ち着けた後に、肉棒の根元に右手を添えた。
ほぼ毎日フェラチオをしていたし、もっと淫らな行為もたくさんしたから、今更こんなことぐらいでは怯えたりしない。でも、俺自身は初めてだったのだ。行為は覚えてるし体だって勝手に動くだろうけれど、気持ち的にはまだ何もわからない状態なのだ。
好きな相手と淫らなことをするのは嬉しいけれど、あまりに急すぎて頭が追いつかない。でもやらないといけなくて、そのジレンマで胸の中がもやもやする。

「ほらちゃんと味わえよ?」
「っ……うん、ふ、んぐぅ……ん」

気持ちがはっきり固まらないまま、勢いでペニスに唇を寄せてそのまま口内に飲みこむ。その途端に、知らないうちに覚えさせられていた感触が蘇ってきた。
自然と目を瞑ってゆっくりと舌を這わせるとどこを優しく撫でて、吸いつけばいいのか全部わかる。だからそのまま何も考えずにフェラチオをしていたのだが、突然頭を掴まれて引き離された。

「え、どうして?なんか、変だった?」

バクバクと心拍数が異常にあがり、もうバレてしまったのかと苦々しく思いながら怒鳴られるのを待った。でも思っていたのとは、全く違う事を言われる。

「なあ今日はまだ少し時間もあるし、手前のエロい顔が急に見たくなったから、これ入れてやるよ」
「えっ、と……バイブ?」

昨晩も散々このベッドの上で弄ばれたし、実は結構いろんな種類の玩具をシズちゃんが買ってきては俺に試していた。だから枕元に置いてあったらしいバイブを俺の前に突き出してきたのだ。
こっちがするだけならまだしも、そんなのは嫌だと瞬時に思ったけれど間髪入れずに尋ねられた。

「ん、どうした?このおっきいのが好きだったよな?それとももっとイボのついたやつがいいか?」
「あっ、だめ!?これ……俺おっきいのが好きだからこのバイブがいい!早く、っ入れて?」

* * *

「じゃあエロいこといっぱいしてやるよ。そんで俺に惚れさせりゃいいんだろ?」
「ほ、惚れ……っ!?」
「誰と間違えたのか知らねえし、どうでもいいけど約束したじゃねえか。傍に居てやるって、なあ手前も寂しかったんだろ?」

それはシズちゃんに猫の姿を知られてすぐ後に、昔のシズちゃんだと勘違いした俺が言ったことで。確かに間違ってはいなかったけれど、それを今ここで言われるなんてと口を噤む。
頭の中で、もう観念して言ってしまえと何かが囁いてくる。そうしたい気持ちはあるけれど、裏切られないか、これは実は嘘だという話もまだ否定できなくて渋っていた。

「ち、違うって……それは」
「まあ別にどっちでもいい。猫の姿がバレたらマズイならもうここから出さずに俺が飼ってやればいいわけだし、ゆっくり躾けてやればいいんだろ?」
「躾けるって……!」
「プレゼントした首輪、喜んでつけてくれたじゃねえか。飼い主は俺だろ?」

さすがにそれには焦ってしまう。何か俺が考えていることと勘違いしている、と。大体これまでだって、相当変態的なプレイも強要されていたしこうなることは目に見えていた。
そこに更にもう一生外には出さないと言い出しそうな勢いで迫られて、胸がドキドキと高鳴る。こんなことを嬉しがっているなんて、俺は実は相当変なのかもしれないと改めて考えていると唐突に腕が離される。そしてそのまままだ中におさまっていたバイブに添えられて、一気に引き抜かれる。

「うあっ……!?」
「結婚指輪の代わりに、それやるよ。だからもうずっと俺のもんになればいい。そうしたら終わりにしなくて済むだろ?」

言いながらズボンのベルトを外し始めて、ごくりと喉の唾を飲みこむ。それをねだったのは俺だったけれど、今ここで入れられるなんてと唖然とする。しかもまだ尻尾が突っ込まれたままなのが気になって、とりあえずそっと抜こうとして。
タイミングよくズボンと下着を膝まで下ろしたシズちゃんが、また手首を掴んで阻止し腕ごと頭の上に引っ張られてシーツに押さえつけられる。呻き声が口から漏れて、困惑していると思った通りぐちゃぐちゃの結合部に肉棒が添えられた。

「さっきから相当我慢してんだ。抜かず三発ぐらいはしてやるから、早く俺に惚れちまえ」

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