ウサギのバイク 最高権力者静雄
2ntブログ
04≪ 2024/05 ≫06
12345678910111213141516171819202122232425262728293031
-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| スポンサー広告 |
2011-09-26 (Mon)
inf38

「最高権力者静雄」
静雄×臨也/小説/18禁/A5/108P/1000円


何者かに捕まり闇オークションにかけられ売られそうになった臨也を
突然現れた静雄がお金で買い自分のものにして…
鬼畜静雄にお金で買われた臨也が調教される話
※パラレルではありません 静雄が裏の世界の権力者だったらという話です

表紙イラスト NONO様
nostalgia

続きからサンプルが読めます

* * *

『それでは、オークションを始めます。開始の金額は……』
「百万!」
「二百万、いや三百だ!!」

野太い声が次々とあがり、どんどんと金額があがっていく。それをどこかぼんやりと聞きながら、目に涙が溜まっていた。
なんで、なんでと訴えたいのに薬のせいで心地よくなっているので、まるで自分ではない叫びしか口にできない。常に肩を上下させて息を荒げながら、勃起しているそこがそろそろ限界を訴えてきているのが見える。

「ふ、っ……うぅ、あ、はぁ……はっ、はぁ、あ、あぁ……」
「おい一千万払ってやる!だから今からそいつに直接さわらせろ!!」
『一千万でよろしいですか?他の方がいらっしゃらなければ、こちらにいらして下さい』

とある男の発言に一瞬場内がざわっとざわついたが、それを遮る声はあがらなかった。突然桁があがって、戸惑っているようにも思える。
しかしそいつは相当待ちきれないのか、ガタガタと派手な音を立てて転がるようにしてステージの上にあがると早足で近づいてくる。そうして興奮したように息を吐きながら、舐めるように全身を眺めてきた。

「ははっ、まさかあんたにこんな形で復讐できるとはな。ただお綺麗な顔をぐちゃぐちゃにしてやろうと思ったが、気が変わった。セックスの事しか考えられない、奴隷にでもしてやるよ」
「っ、あ……はっ、は……あ、ぁ、う……んぅ」

言いながらゆっくりとこっちに手を伸ばしてくる。言っている意味はもうほとんど理解できなくて、ただ自分の股間に集中していた。
このままだと確実にローターのせいで達してしまう。しかも手なんて一切使わずに、後ろだけで。そんなのはあんまりだと唇を噛みしめていると股間の前に手が伸ばされ、すんでのところで止められた。

「もしかしてあんた、イきたいのか?そうだよな?じゃあ俺のことをご主人様って言えば、さわってやる」
「はぁ、ん……く」
「言えるだろ?だってあんたはもう俺のものだからな。逆らえないだろ」

濡れた瞳で目の前に立つ男のことを見つめていると、横から鎖の先が差し出されてそいつがしっかりと受け取るのを見届ける。引っ張られて弄ばれるのだろうかと思っていると、そいつはとんでもないことをし始めた。
あろうことか結構な長さのある鎖部分を、勃起していた俺自身の根元に絡めて縛りあげたのだ。

「えっ……?」
「ご主人様、ここで入れて下さいって言えば外してやる。それまではお預けだ」

あまりのことに絶句していると、周りでクスクスと笑い声があがり、これはおもしろいと野次を飛ばす者まで現れる。まだこんなにも人が居る所なのに、こいつはなんてことを強要させるんだと思っていると最初に俺を脅してきたことが言った。

「まだ爆弾のスイッチはこっちにある。客の言う通りにしないと、吹っ飛ぶことになる」
「そんな、っ……くそ」

この期に及んでまだそんなことをしようとするだなんて、絶対に嘘だと思うのに確信がない。どちらにしろ言う事を聞かないと俺自身の体も辛くてしょうがなかった。
ローターは未だに震え続けていて限界を迎えていてもいいのに、無理矢理止められているのだ。このまま放置されれば完全におかしくなってしまう。もうどうあがいても、逃れられなかった。

「まだ頑張るのか?」
「うあっ!?あ、あぁ、や、め……っ、痛い、から……うぅ、言う、言うから!!」

それでもすぐには踏み切れない俺に痺れを切らしたのか、鎖の先をぐいぐいと引っ張られてしまう。当然そこが締めつけられて、鈍い痛みで苦しくなる。
もうダメだ、本当にダメだと悟り深く息を吐いた。その時一瞬だけシズちゃんの姿が頭の中で浮かんだ気がしたが、視界の端に金髪の男が見えたからかもしれない。
こんな所に、いるわけがないのに。だいたいそいつは前髪をあげていてきっちりとスーツを着込んでいたので、似ても似つかない。遂には目までおかしくなったのかと自嘲気味に笑いながら、ゆっくりと告げた。

「ご、ご主人様……っ、ぅ、ここ、で……入れて、っ……」
「待て!」

しかしそこで俺の声を遮るように、低く唸るような怒鳴り声が聞こえた。そうしてとんでもないことを。


「百億だ、そいつは俺が買う。だからその汚え手を離せ」


声のする方を慌てて眺めたが、俺にはその姿が確認できなかった。

* * *

「……やっぱり、手前はわかってねえな」
「え?」
「別にわからなくていい。どうせ俺と手前は立場が変わったとしても、相容れねえからな」

その時なぜか一瞬だけ、シズちゃんの瞳が揺れて表情が変わった。苦痛を堪えて深い悲しみのようなものを抱えているようにも見えて。
しかしすぐにさっきまでよりも鋭く睨みつけられて、嫌な予感がした。

「どういうこと、か説明して……っ、う!?」
「なかなか効かねえで生意気な口を叩いてきやがるから、追加サービスしてやるよ。それでもう、黙ってろ」
「んっ、ぐ……が、っ、んうぅぐ……!!」

いきなり顎を強く掴まれ上を向かされたと思ったら、スーツのポケットから取り出した少しだけ液体が入った容器を近づけてくる。もしかしてこれは、さっきのワインに含まれたのと同じ媚薬なのかもしれない。
冗談じゃないと思ったが、叫ぼうとした口に黒い手袋をしたままの指が突っ込まれて閉じないように押さえられたかと思うとそこに液体が垂らされた。飲みこみたくないのに、喉の奥まで指先が入りえづく寸前まで擦られたので喉を鳴らして飲むしかなかった。

「はっ、はぁ、あ……っ」
「念の為繋いどくか。油断ならねえからな」

指が引き抜かれ呆然としていると、透明な糸が一瞬だけ引かれそれから今度は両手首を取られた。そうして胸の前で互いの手枷を繋ぐ金具のようなものを引っ掛け、腕がそれ以上動けなくなる。
後ろ手に縛られるよりも惨めな恰好だと思う。だけど文句を言う前に、さっきからじわじわ効いていた薬と反応し合ったのか一気に心臓がバクバクと早くなり言葉が紡げなくなる。

「……っ、あ!?んあっ、く、ぁ、う……はっ、は……ふぅ」
「いいじゃねえか、これが見たかったんだよ俺は」

俺の変化を見て上機嫌になったらしいシズちゃんが、こっちを眺めてニコニコと笑い足を掴んで折り曲げ便器の上で体勢を変えられる。さっきオークションの時にもされたような、左右に大きく開脚し中心のモノと後ろに入っているローターが真正面からよく見えるようにさせられた。
やめろ、と怒鳴りたかったのに体の奥底からじわじわと沸きあがってくる快感で頭がおかしくなりそうだったので無理だったのだ。

「はぁ、はっ、はー……ふ、ぅ、ん」
「煩く騒がねえで大人しくしてりゃあ、結構イイじゃねえか。泣きそうな顔もそそられるぜ」

褒められているのかもしれないが、ちっとも嬉しくなんてない。
だって俺はシズちゃんが大嫌いだ。
元から唯一嫌悪する相手だったのに、それがもっと酷くなった。もう二度と助けて、なんて考えたりはしないと悔しさと怒りでいっぱいだ。
でもシズちゃんより嫌いなのは、今の、快楽に支配されて抗うこともできずに、むしろ意識が朦朧としてどうでもいいと考え始めている自分かもしれない。

「なんだ、何か言いたそうだな。言ってみろよ」
「……あ、つ……っ、い」

別に許可されなくても、さっきからずっと熱いと思っていたので口にしてもおかしくなかった。だけど命令されるように言われて自然としゃべってしまったのだ。
その瞬間、ありえないと考えていたことが現実になってしまったことを悟る。
怖がっているのだ。
俺は、シズちゃんを初めて怖いと思っている。
これまで築きあげてきた何もかもが破壊されて、放心状態だ。心の中が空っぽになる。

(何だったんだろう……俺のこの何年間は、シズちゃんに対する執着とか嫌悪とか。全部無駄だった、なにもかも……)

感情の起伏が激しく、やけに沈んでしまうのは薬のせいもあるだろう。体に影響はないとはいえ、それが嘘だという可能性だってある。だけどもう一度諦めが浮かんでしまえば、どうでもよかった。
俺自身ではもうなにもできないのだ。絶対に逃げられない檻に入れられたようなものなのだから。

「そういやあ手前は童貞だったよな?人にふれられるのも苦手で、自慰だってほとんどしねえだろ。何も知らねえ体を好きにできるのは、楽しみだぜ」
「……は、はあんっ」

どうしてそんなことまで知っているのか、という言葉は意味のないため息で消えた。
十億の金を簡単に動かせるのだから、相当すごい地位にいるのかもしれない。だけどそれがどうして、俺とこんなに長い間茶番を続けていたのかは不明だ。ただの暇つぶしか酔狂としか思えない。
これでも情報屋という職業を裏で何年も続けてきたのに、シズちゃんの正体に気づかなかった。つまり最初から力でも、俺の最も得意とする部分でも劣っていて、負けていたのにそれを何年も知らされずにいて。
挙句にこっちの事情まで筒抜けになっていたのだから、ただのバカとしか思えない。ここまで圧倒的に敗れたのは初めてだ。
しかもそれが一番嫌いな相手で、もう二度とまともな所へ戻れない。

(そんなに好きにしたければ、体だって、なんだって、好きにすればいい)

体を嘗めるように見つめているシズちゃんを見ながら、どんどん心は冷たくなっていって遂には投げやりにどうでもいいと。
こんなにも、弱い人間だったのかと自嘲気味に笑った。

「なんだ、覚悟でも決めたか?まあ準備はできてるみてえだしな。慣らさなくてもたっぷりローションが入ってるじゃねえか」
「んっ、あ、あ……っ!!」

俺の前にしゃがみこんだシズちゃんが、おもむろにローターのスイッチを入れた。すると勝手に腰がビクンと跳ねて、足を押さえつけられた状態で小刻みに震える。
ステージの上で最大の振動で弄られていた時より、比べ物にならないぐらい感度があがっているらしい。まだ一番弱い筈なのにすぐに自身は勃起して、先端から透明な先走りを垂らし始める。
だけどしっかりと鎖を三重ぐらいに巻きつかれていたので、勝手に達することはなかった。だけどもしかして、これは拷問みたいなものかもしれないと気づく。

「自分で腰振って、そんなにイイのか?小さえローターで充分感じるってことは、もっとすげえの入れたらどうなるんだろうな。おかしくなんのか?」
「うあっ、あ、ぁ……は、はぁ、う、うぅ」

* * *

「あれっ、シズちゃん帰ってたの……?どうして起こしてくれなかったの」
「仕事忙しいからな」

物音がしたのでソファから体を起こすと机に向かいパソコンで作業していたので、ムッとしながらも近づいていく。すぐ横のシズちゃんが座る椅子の前まで、床に手をついて這うようにして寄るとジャラジャラとうるさく鎖の音がした。
そうして強引に椅子と机の間に割り込んで、そのまま机の下に潜り込む。上機嫌でベルトを外しズボンに手を突っこんで下着からペニスを取り出したところで、声を掛けられた。

「おい手前、忙しいって言ってるだろうが」
「そのまま仕事続けてていいからっ、俺がしたいだけだから……ね、んっ、う」

言いながらまだ何の反応もしていないそれに右手を添えて、先端からぱっくりと口に含んで口内で転がした。まだこのぐらいの大きさなら全部が俺の口におさまるので、それがおもしろくてころころと優しく舌も使って吸いつく。
諦めたようなため息が聞こえたが、数秒もしないうちにムクムクと大きくなってきてあっという間に先端から先走りがこぼれ始める。一度口から出してペロペロと舌で舐め取りながら見あげた。

「すぐ大きくなったよ、シズちゃんの、っあ」
「隠してねえで、俺に見えるようにオナニーするならしろよ」
「ほんと、っ?あは、っ、見て欲しかった、んだ、ふぅん……うぅ、あ」

秘かに後ろに手を伸ばしてズポズポとバイブを抜き差ししながら舐めていたのだけれど、この距離では見つかるのは当然だった。しかも咎められることなく、逆にもっと激しく見せろと言われたので舌で口の周りをぺろりと舐めて笑う。
それから両足を思いっきり開いて座り込み、見せつけるように少し腰を突き出して後孔に入っている二本の玩具のスイッチを入れた。

「あっ、あぁ、ふああぁ……っ、んぅ、俺のこと、見て、見てよぉ、っ、感じる、からぁ」
「仕事続けろって言ったのは手前だろうが……まあ厭らしく誘えたら構ってやるよ」
「ふぁ……もう、意地悪っ、あぁでも、頑張るからぁ、早くっ、はやくシズちゃんのおちんぽ、欲しいっう」

それぞれが中で擦れて直接心地いい刺激を与えてきて、これだけでイってしまいそうだった。だけど一人でしているわけではないので、ぐっと堪えて右手でシズちゃんのを握り擦りながらバイブも動かす。
ぐちゅぐちゅという粘着質な音が二箇所から発せられ、それだけで興奮して呼吸も早くなっていく。頭に靄がかかってもう気持ちいいことしか考えられなかったけれど、しっかりと手を動かすことはやめない。

「そんなに俺のちんこが好きか?」
「好きっ、好きだよっ……シズちゃん、の好きだよ」
「それならいい」

もう何度このやり取りをしたかわからないけれど、毎日のように聞かれては同じことを答えて俺は胸を痛めていた。
シズちゃんが好き、と言いたいのをその度に我慢しているのだから。

「あ、のねっ、もう我慢できない、っんだけど、イって、もいいかなぁ?いっぱいイきたい、からぁ、シズちゃんに、見られてぇ」
「一人の時も何度もイく癖にそんなに見られたいか?」
「やだ、やぁっ、寂しいから、一人は嫌だぁ……もっと見てよ、構って、好きにしていいから、いっぱいザーメンかけれ、ちんぽぐちゃぐちゃでいいから」

痛みを振り切るように熱っぽい瞳で見あげて、自分で出し入れしているバイブで前立腺を刺激する。もう一つのは奥に突き入れていて、好きな所を同時に責めるのは気持ちいい。
食事とトイレ以外の時はずっとこの部屋に篭り、一人だろうが構わず自発的に淫らなことをしていた。だってじっとしていてもどうせ体は疼くようになっているのだから、我慢は意味は無い。それにきっと監視カメラでシズちゃんに見てもらえていると思うと止められないのだ。
シズちゃんがいる時は二人でするけれど、それも拒否される時は強引に迫ったりして。案外押しに弱いらしく毎回こうやって乗ってきてくれる。
いっぱい見て欲しいと必死に懇願しながら、限界ギリギリの体を見せつけるようにおもいっきり左右に開く。中心に視線が集中して、見られてると自覚した時にはあっという間に達していた。

「あっ、やぁあっ、あんあああ!あ、あぁ、ごめ、ごめんなさいっ……イっひゃ、ら、ぁあ、ごめ」
「俺の許可なくイきやがって、本当に手前は困った奴だな」
「だ、だってぇ、っ……シズちゃ、んに見られてると、だめ、だからぁっ、んぅ」

ベルトは一度だけ外されて連続射精させられて以来はそのままだ。それは自分自身で望んだことだった。縛られている方が気持ちよく余韻に浸れたから。
だから勃起しているそこは小刻みに震えていたけれど射精はしない。もうすっかり慣れたことなので、前で自慰することすらも必要ないと思っているぐらいだ。とにかく後ろが気持ちよくてたまらない。

「じゃあ後でお仕置きしてやるか?ザーメン風呂とセメント漬けとどっちがいい」
「やっ、やあぁ、やだ!ごめん、謝るからっ、それだけはもう、もうやだ!なんでもするからあっ、ひぐ、っ、うぅ」
「まあ同じのじゃおもしろくねえから、他のを考えておいてやるよ」
「えっ、え、待って、やあぁ、お仕置きっ、やだ、いやっ、あ……!」

お仕置きだと言われて、あの辛い日々を思い出してすすり泣き始めてしまう。あんな目には絶対に合いたいくないと思っていたのに、どうして、と混乱していると優しく囁かれる。

「一人は嫌なんだろ?俺がいねえとダメなら、そういうお仕置きにしてやるから泣いてねえで続けろ」
「ふあっ、あ……ほんと?ほんとにいいのっ?シズちゃん、やさしい、うれしい……!」
「優しい俺は好きか?」
「……好き、っ」

前に一人は嫌だと言っていたのを覚えてくれていたのか、じっとこっちを見つめて頭を撫でてくれながら優しい声色で慰められる。すると一気に沈んでいた気持ちが浮上して、唇を震わせながら思ったことを叫んだ。
数秒ほど驚いた表情をした後に、少し瞳をキツくしてけれども口元を綻ばせながら好きかと聞かれて。それに間を置かずすぐに答えた。
好き、好きだ、大好き、シズちゃんが好きなんだ。そんな気持ちをこめたけれど、それだけでは伝わらない。でも訴えずにはいられなくて、ふわりと笑ったら向こうも同じように返してくれた。
嬉しくて舞いあがってしまって、涙が溢れたけれど、でもそれが本当に喜びからのものかはわからなくて。
ぼんやりしていると涙を拭うように人差し指が目元にふれられて、雫を掬い取られた直後にとんでもないことを言われてしまう。

「俺もエロい手前は好きだぜ」
「……えッ!?」

| 同人関連 |