ウサギのバイク 池クロ4新刊「大人のお医者さんごっこ」
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2012-01-30 (Mon)
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「大人のお医者さんごっこ」
静雄×臨也/小説/18禁/A5/60P/600円


仕事で失敗し捕まり妙な薬を打たれたはずなのに目が覚めたら静雄の家に居て
体を元に戻して欲しかったら逆らうなと脅されて…

闇医者静雄のエッチな実験体になる臨也の話

※パラレルではありません 静雄が闇医者になっていたらという設定の話です
※臨也がナースの格好をしていますが女装・女体表現は一切ありません
 エッチなプレイで着せられているだけです


表紙イラスト 那央 様
那央 様

続きからサンプルが読めます

  * * *

「……っ」
「聴診器取るからちょっと待ってろ」

こんな屈辱的な恰好をさせる前に準備しておけばいいのにと思いながら、手に握っていた紐がベッドの端に括りつけられるのを見逃さなかった。俺が逃げないことはわかっているだろうが、もしかしたら見せつけて暴れるなと言う為に用意したのかもしれない。なんとなくそんな気がした。
本当に縛りつけておくならもっときちんとすればいい。万が一逃げたとしても捕まえる自信だってあるのだろう。

「じゃあどっかおかしいとこねえか、調べるからな」
「うん」

持って来た聴診器を耳に引っ掛け、黒いチューブから伸びた丸い先端を包み込むように握るとそのまま胸の辺りに押し当ててきた。冷たい感触に肩がピクンと反応したが、心音を聞こうと真面目な表情をしている姿を見て少しだけ照れ臭さがなくなる。
しかし今度はわざとではないけれど密着しているという状況に気づいて、自分の心臓が早くなっていく。これはもしかしてヤバイのではと思っていると、僅かに位置をずらしてもう一度聴診器を当てた。

「ちょっと早いか?緊張してんのか」
「す、少しぐらいは……」
「ゆっくりでいいから息吸って吐き出せ」

言われた通りに鼻から息を吸いこんで、なるべく丁寧に口から吐き出した。だけどそんなことでおさまるわけがない。根本的にダメなのだ。
好きでたまらない相手とかなり密着している、と意識してしまうのだからしょうがない。このままでは不振がられてしまう、と内心焦ったがなぜかそれ以上は詮索されなかった。
横にずれて胸の周辺で何箇所か止め、じっと見つめては考える動作を繰り返す。黙りこんでいるのが気まずいし、だからといって俺から声はかけられない。結構長い間調べているんだな、と違和感を覚え始めたところで聴診器を持っていない方の腕が突然腰に回された。

「えっ……?」
「そういえばさっき手前に打った薬、眠ってる間に時間が過ぎて効果切れちまったんだよな」
「ど、ういうこと……?」
「黙ってようか迷ったんだが必死に耐えてんのが可哀そうになっちまってよお。我慢しなくていいぜ、心臓が早くなんのも体が敏感なのも薬のせいだ」
「っ……!?」

一体何を言い出したのか頭で理解する前に、聴診器がおもむろに胸の先端に押し当てられた。するとそれまでのことが嘘みたいに、全身が大きく跳ねて悲鳴があがりかける。口を噤んで耐えたけれど、胸の尖りが押しつぶされる感触に体の奥底から熱が沸きあがってくる。
そのまままともな抵抗もできず聴診器で擦られたので腰を引こうとした。当然手で固定されるので逃れることはできず、右側の乳首部分を執拗に刺激される。

「あ……っ、ぁ……う、そつき……っ」
「騙したつもりはねえ。手前がどういう反応するか見てみたかったんだ」
「俺の体で……っ、勝手に、遊ぶ、な」
「遊んでんじゃねえこれは調べてんだ。これも貴重なデータになって治る薬が作れるかもしれないぜ」

信じようと思った俺が間違いだったと悔やんでも遅い。裏切られた気分で嘘つきと罵ると、騙したつもりはなかったと言い訳を告げられる。でも受けた仕打ちはそういうことだ。
いくら薬の為とはいえシズちゃんがこんなにも酷いことをするなんて考えられなかった。でもよく考えたら理由はいくらでもある。
きっと心の奥底で、嫌いな奴だから何をしてもいいと思っているのだろう。それだけのことを過去にしたのだから、ある意味当然の報いなのかもしれない。

「あんまり力入れて擦ってねえのに、乳首勃ってきたんじゃねえか?そんなに感じるのか?」
「や、め……ろ、って、ぅ……感じる、わけない」
「やせ我慢してる場合じゃねえだろ。データ見てんだから手前の体で何が起きてんのかもたいだいわかってるんだよ。あの薬がどういう目的で作られたかも」
「だとして、も……君に、言う義務はない、っ……ぁ」

始めからわかっていた。俺の事を助けたということは、捕まって薬を打たれてわけがわからないまま性的に襲われようとしていたところをシズちゃんは見ているのだ。
データの中身を見れば、男でも女のように敏感な体になりセックスをしたくなる目的で作られた新薬だと知ってしまう。興奮が抑えられなくて本能のままに求めてしまうことだっておかしくはない。でもこうやってはっきりと口に出して言われたくなんてなかった。
想っている相手から、エッチな体になってんだろと直接現実を告げられたくなんてなかった。

「効きが悪いわけじゃねえだろ?精神力だけですげえ耐えてるだけだろ?あまり堪えてると体によくねえぞ」
「そんなのわかって、る、よ……だ、けど、譲れないものが、ぁ、あるんだ」
「そうか、じゃあ俺はそれを崩せばいいんだな」
「え」

そこで突然シズちゃんの両手が離れて、目の前で聴診器が外され首に引っ掛ける。その動作をぼんやりしながらただ眺めていると、なぜか右肩を軽く押されてそのままベッドの上に倒れこむ。
背中を打った衝撃が直接快感となって全身を駆け巡って、数秒意識が自分のものではなくなる。大きく口を開いて息を吸いこんで我に返った時には完全に力が入らなくなっていた。

「……ぁ、う……っ、なに、してる、の」
「暴れるんじゃねえぞ。今動いたら首が絞まるように押し倒したんだからな」
「ねえ、どうする……つもり?」
「手前だってわかってんだろうが。新薬がちゃんと効いてるか確かめるんだよ。俺の体も使って」
「……そう」

まだ混乱していたけれどはっきりとこれからされることを告げられて、冷静になる。まさかシズちゃんがここまでするなんて想定外だったけど、あり得ない話ではない。自分の体まで使うとは思っていなかったけど、ここには二人しか居ないのだから薬の効果を立証する為にしょうがないことだ。
医者としての探究心で効果を調べようとしているのか、純粋にセックスという行為を試してみたいのかはわからない。しかし覚悟しているということは、本気なのだ。
本気で俺を犯そうとしている。
さっきまでの恐怖心は急になくなって、ただ悲しくなってしまう。心底嫌っている相手で勃つということは、ただの実験体として俺のことを見ることができるのだろう。感情を一切挟まずに目的の為には手段を選ばないなんて、シズちゃんらしくはない。
きっと俺だから、こんなことができるのだろう。こいつなら何をやってもいいと思っているから。

「びびってんのか?性行為に興味はねえって言ってたよな。脱がそうとしただけで恥ずかしがってたし、手前らしくねえのが面白え」
「楽しそう、だね……シズちゃ……静雄先生は、セックスしたこと、あるの?」
「あるわけねえだろ。でもよかったぜ、最高の体を相手にできるんだからな」
「はじめて、なんだ」

少し悲観的になっていた気持ちが、童貞だと知って浮上する。この行為に感情はなくとも、初体験が俺とだったという事実はこれからも消えない。そのことに喜びを感じたからだ。
それにもし薬の効果で普通じゃなくなっているとしたら、適当な女を相手にするより気持ちいいのかもしれない。俺の動き次第で、他とはしたくないぐらい溺れさせることだって可能で。

「じゃあ俺も、っ……頑張って、静雄先生を気持ちよくさせる、ね。他の人間としたく、なくなるぐらい……満足させれば、いいんでしょ?」
「できるもんなら、やってみろよ」
「……っ、あ!」

俺の挑発にあっさりと乗ってきたシズちゃんは、口元を歪めて笑った。さっき見た笑顔とは違っていて、まるで過去に暴力を振るって立ち向かう人々を蹴散らしていた時ぐらい凶悪だ。これが本性なのかもしれない、と思うと背中がぞくりと震えた。
しかし嬉しがっている場合ではなく、おもむろに両足首を掴むと折り曲げて力を入れて左右に開かされてしまう。屈辱的な恰好にかあっと頬が熱くなるが、向こうの動きは早かった。

「手前の持ってたデータ読んだら、薬の他にも同じ効果のローションの作り方まで載ってたぜ。考えた奴は最低だよな」
「最初から、っ、どうせ……試す気だったんでしょ?」
「寝てる間に全部準備が間に合ったから、これで気持ちいいセックスってのができるぜ」

* * *

「よしよく頑張ったなあ、臨也」
「っ、あ……誰も、居ない?」
「ああ事前に電話で言っておいたからな。訳ありで面倒みないといけねえ奴と一緒に行くから、どこかの部屋を空けとけってよお。ここの病院はあんま儲かってねえからって新羅も言ってたが簡単だったぜ」
「ほんと、最悪」

大きくため息をつきながら、しっかりと閉めた扉にもたれかかりその場に座り込む。さっきから呼吸は乱れ、額から大粒の汗が滴り全身は小刻みに震えていた。
残念ながら俺の体を元に戻す薬はわざと打たれなかったので、敏感なままだ。その上外に連れ出されて俺の着ていたコートを羽織ってはいたけれど、とんでもない格好をさせられている。

「そう言いながらちゃんとついてきたじゃねえか。まあ俺の家に居た方が危険だろうしな。たまに鍵開けられて荒らされてたことあるぐらいだから、手前の追手が来るかもしれねえ」
「あんな安っぽいアパートに住んでるからだろ。さっさと引っ越しなよ」

シズちゃんの自宅がどこにあるかは既に知っていた。闇医者という職業に片足を突っこもうとしているのに、あんな普通のアパートでは危険だ。いくら体が頑丈とはいえ、外に出してはいけない書類なんかもあるだろうに不用心だと思う。
だから文句を言ってやったのだが、床に座り動けない俺を見て鼻で笑う。いくら口答えしようとも動じないのは、今の状態が原因だった。

「そういやあこれつけてなかったな。よく似合ってんだから、コートさっさと脱げよ」
「わ、わかったから破らないでよ!」

持っていた鞄から取り出した物を俺の頭に乗せて、それからコートに指を引っ掛けたので慌てて制した。そして渋々コートのファスナーを下ろすと、隠していたものが顕わになる。
趣味の悪いいたずらだったけれど、抵抗できなかったので着てしまったのだ。こういう服や女装が好きなのか、と聞いたけれど違うときっぱり言われた。

「すげえエロいな。スカートの中丸見えだぜ」
「しょうがない、だろ!こんなの着たことないし……っ、もっとマシな服あったんじゃないの」
「手前に合うサイズの服なんてねえよ。ここ病院だしちょうどいいじゃねえか。かわいいぜ」
「また面白がって……ぅ、う」

悔しくて俯きながらコートを剥ぎ取られたので両手で腕を抱えて、なるべく姿を見られないように手で覆ったがあまり意味は無い。あれからシャワーで全身を綺麗にしたまではよかったけど、出掛けるからと差し出されたのはなぜかナース服だった。
どうしてこんなものがあるのかと問い詰めたら、ちょっとした洒落で新羅から貰ったんだと言われて絶句してしまう。こんなの着れないと散々喚いたのに、従うまで薬は打たないと脅された。
当たり前のように下着は履くことができなかったのに、ピンク色のナース服に合わせてストッキングまで用意されていたのは笑うしかない。抗えないことを何度心の中で愚痴りながらここまできたか覚えてはいなかった。

「でも全然人居なかったな。まあ俺もこの後ある手術の為に呼ばれただけだし、なんかあんだろうな」
「きっと人払いしてんだよ。そいつ結構大物なのかもしれないね。まあバレなかったから都合よかったけど」
「そうだな、じゃあこのまま少し散歩でもするか?折角ナースの格好してんだし」
「……は?な、んだって?」
「散歩っつうか、病院内の見学だな。よし行くぞ」
「ど、どうしてだよ!行きたくないに決まって……っんぅう、ぅ!」

突然のおもいつきに真っ青になってしまう。いくら夜遅い時間とはいえこんな恰好で院内を歩き回るなんて正気ではない。ナースの格好をしていればバレないとかそういう問題ではなく、男がこんなものを着ていれば変態だと間違われてもしょうがない。
スカートも履いていないし、とさすがに常識を考えろと言おうとしたところで腰がビクンと勝手に跳ねた。そして振動音がはっきりと耳に聞こえてきたので、慌ててそこに指先をふれようとして。

「バイブさわるんじゃねえぞ。そのまま見回りすんだ」
「ぁ、うっ、ふ……む、無理だってぇ、こんな、の……」
「それ以上口答えするなら、もっと強くしてやるぜ」
「……っ」

何かで固定されているわけではなくただバイブを後ろに突っ込まれているだけだったので、歩く時も苦労した。まだ動いていなかったのでなんとかしたけれど、相当体も熱いしスカートの前は明らかに盛り上がっている。
こんな状態でいつ誰が来るかわからない場所を歩くなんてできない。なのに強引に腕を引っ張られ立たされてしまう。そして抵抗を始める前に扉を強引に開かれた。

「あっ……待って、よ!」
「静かにしねえと気づかれるぜ。まあそんなに遠くには行かねえから、ついて来いよ」
「ひっぱら、ないで……っ、あ、ほんとやだ、ぁ、う……こんなの、無理だ」

ただでさえ敏感になっているしセックスの心地よさも知ってしまった体では辛いに決まっていた。必死に嫌がってはみたものの、シズちゃんの力に敵うわけがなく手首を掴まれ引かれればついて行くしかできないのだ。
さっき通った道とは逆方向に歩いていくが、異物を受け入れているのだから一歩が辛かった。右手のひらでかなり短いスカートの前を隠すを忘れず、下を向きながら後ろについていく。

「はぁ……は、うぅ、く……っ、あ、どこ、まで行くの」
「とりあえず一番端まで行くか?そんなに離れてねえだろ」
「向こう、っ、なにもない、じゃないか……ぁ、あ、うぅ、っいいだろ、帰ろ?」
「こんだけ暗かったら変態みてえな格好してんのもわかんねえって。ほらさっさと来いよ」
「ひあっ!?ちょ、ちょっと今……尻さわった、だろ!な、んてこと、する……んぁ、あ、ふ」

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