ウサギのバイク とらわれて④
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2012-02-18 (Sat)
*リクエスト企画 桜架様

静臨(恋人)で素っ気ない臨也を苛めたくてバレないように誘拐して目隠し拘束する話。

* * *


結局その日は薬を飲ませ過ぎたせいで、臨也はずっとあられもない声をあげて何度も達していた。ローターしか使ってはいないというのに淫らに腰をくねらして、きっとほとんど意識なんてなかったのだろう。
本当はさっさと俺も中に入ってぐちゃぐちゃにしたかったが、こんな状態では意味がないと思ったのでやめた。代わりに勃起していた性器を体に擦りつけ、肌の上に何度も吐き出した。
着ていたコートはドロドロになっていたけれど、どうせ今後は必要もないだろうと白く汚し尽くした。そしてようやく意識を失ったところでぐったりした体を抱き寄せて眠ることにする。

「早く、言ってくれよ」

目隠しを少しだけずらすとあどけない寝顔が見えた。ずっとこれが見たくて、でもこれまで叶わなかった。だから嬉しい筈なのにすっきりしないのは、酷いことをしているという自覚があるからだ。
でも俺はこれまで充分待った。臨也に対して何度もチャンスを与えるように、さり気なく誘おうとしたのにどれもはぐらかされてしまって。
もうこうすることしかできなかったんだと自分に言い聞かせながら、頬に軽く唇を押し当てた。そして目隠しを戻すと背中を向けて眠った。人のぬくもりを感じながら眠るのは久しぶりだったけれど、安心するものなんだなと微笑んだ。
朝はいつもよりもかなり早めに起きて、仕事に行く準備をしていると昨晩のまま眠っていた臨也が意識を取り戻した。

「…っ、痛…そうか、まだ捕まったままだったか」
(逃がすわけねえだろ)

朝一番の煙草を我慢していたので俺は少し苛々していた。あんなにも声を出し乱れていたのに、まるで忘れたかのようにいつもの生意気な臨也に戻っている。それを見て歯軋りをした。
このままではいつまで経っても恋人だという証は得られないし、同じところを繰り返すだけだ。そんなことはさせない、と思った時には動いていた。

「生憎だけど俺はこんなのに屈したり、は…っ!?や、めろ、さわるな…ぐ、うっ!!」
(今度は薬の量を間違えたりはしない。ちゃんと意識あるまま遊んでやるよ)

床に転がっていた瓶を拾うと、また昨日と同じように口を開かせ鼻を塞ぎ錠剤を放る。昨日はカッとなって何錠か一気に飲ませてしまったが、今日は二錠だ。これなら意識が混濁することはない。
きちんと飲みこんだのを確認すると手を離す。すると鎖同士が擦れる音が響き渡って、まだ逃げようとしていることが明らかだった。

「はっ、はぁ…また薬飲ませておかしくするの?いくらそんなこと、されても…っ、ひ!?」

時間があまりなかったので乱暴にローションを後ろに垂らす。ついでに臨也自身にも垂れたので驚いたらしい。平静を装うとしていたのが崩れたことで口元がニヤけた。
昨日の薬での恐怖と目隠しし続けているのが相当効いているらしい。隠しているのかもしれないが指先が小刻みに震えているのがわかる。
だからもっと追いつめようと指などはもう使わずいきなり後ろに用意していた玩具を押し当てた。今更慣らさなくても入るだろうとぬるついた玩具の先を入り口に捻じ込むと思った通りあっさりと埋まる。

「っ、あ、あぁあ…!?は、ぁ…っ、昨日より、おっき…ぅ、ん」

臨也は思わず声をあげて腰を震わしていたが、すぐに自分のしてしまった行為に気づき唇を噛むと声を抑えた。しかし一度限界を超えて覚えてしまった快感は相当らしい。
玩具にローションを垂らしているだけなのに引っ掛かりなく奥へと導かれて、あっという間に根元まで飲みこまれる。ローターなんかと比べ物にならないバイブを入れているというのに、散々弄られたせいだろう。

「はっ、は…っ、は、こんなの…っ」
(口で強がってても後ろがこんなじゃあ説得力ねえよ。そのことを教えてやりてえな)

いつもだったら言葉で責めてやるのだがそれだとバレるので堪える。代わりに腹の辺りに手を置いて撫でた後に、歯を立てるように噛みついて鬱血の跡をつけた。

「うあっ!?い、痛っ、あ…なに、して…っ、う」
(あんまりやり過ぎたらすぐ感づかれるからな。このぐらいにしておいてやるよ)

白い肌に赤い歯形がついたことに満足すると体から離れようとした。しかし途中でスイッチを入れるのを忘れたことに気づいたので遠慮なく最大まで振動を強めた。

「んあっ、あ、ああっ!?はっ、あ、くそっ…こ、んな、いきなり、っ、う…」

腰をビクビクと麻痺させながら悔しそうにしていたが淫らになった体は隠しきれていない。暴れて外そうと思えばバイブを抜くことができるのに、しっかりと食いついたまま震えているのだから。
外に押し出すことができないようにガムテープで何重かに塞ぐと、手首の鎖を短くする為にベッドの端に巻きつけた。これで絶対に自分で抜くこともできない。

「や、めろって…離せ、って、ぁ、う…ふざけ、てる…ぅ、は」

必死に上半身を捩らせて逃れようとしていたがそんなものでどうにかなるわけがないのだ。出掛ける支度も終えてもう一度臨也を眺めて微笑む。
これから半日以上も放置するのだ。きっと帰った時には俺の望むようなことになっているだろうと期待して部屋を後にする。

「待てよ…!くそ…っ、あ」

臨也の叫び声が聞こえたが当然無視をして玄関から外に出てきっちりと鍵をかけた。仕事に行くのは名残惜しいが、帰って来る楽しみがあると思うと上機嫌になる。
室内で吸うことのできなかった煙草もやっと味わえるし、今日はきっちり終わらせて早く帰ると気合いを入れながら会社に向かった。


(どんだけエロくなってんだろうな)

意気揚々と部屋に入るとその瞬間に少し濃厚な雄の香りがした。同姓だからわかるその独特の匂いに自然と口元が緩む。室内では激しい機械音と共に聞こえる声があった。

「うあっ、あ…はぁ、うんぅ…ひ、うっ、ん…」

なるべく音を立てないようにしていたので部屋の入口から顔を出しただけでは気づかれなかったらしい。遠くから眺めると一人で喘ぎ悶えている姿が目に映った。
自分から腰を少し揺らし快楽を貪るながら口を大きく開けて涎まで垂らしているように見える。そして予想通りというかお腹の辺りがぐちょぐちょに汚れていて、何が起きたか一目でわかった。
一歩ずつ踏み出して近寄って行くが、媚薬で朦朧としているのかまだ気づかない。昨日とはまた違った色気を醸し出しながら目の前で乱れていた。

「あっ、あぁあ、やぁ…また、でる…っ、ふぁ!」

するとタイミング良く背中を仰け反らせてこれまでよりも早く腰をくねらせて、そのまま達したのだ。さすがに朝から何度も出しているだけあって量はあまりなかったが、脱力して肩で息をしながら呆然とする。
それを見たらもう抑えられなかった。昨日耐えた分だけいろいろ溜まっているし、これ以上は待てるわけがない。

「えっ!?あ、ぁ…嘘だろ、いつから見て…っ、やめろ!」

臨也自身の精液で汚れた腹をゆっくりと撫でてやると、甲高い悲鳴があがった。さっきまでのだらしない表情が一瞬で戻り、口調だけは取り繕っているが今更遅い。
そのまま知らしめるように指先でなぞってやると悔しそうに唇を噛んだ。だけどいつの間にか脱力していた体が揺れていた。まるで欲しいとねだっているように見えて笑いが漏れてしまう。

「笑うな、っ…いい加減に、んぁ、あ、やめ…っ、踏む、なあっ!!」

さすがに抑えた笑い声だけで俺だとバレたりはしなかったらしい。勢いよく全身を暴れさせて怒りを示したが、大人しくさせようとバイブの根元に足の裏をぐりぐりと押し付け力を入れた。
指は腹を撫で続けていたので踏んでいたことはわかったのだろう。腰を浮かせて逃れようとしたので一層強くバイブを奥まで咥えさせてやった。

「あっ、あ、あぁ…うぁ、っ、くるし、ぃ…っ、やめ、ろ…!」
(苦しいんじゃねえよ、踏まれて感じてんじゃねえか。またちんこ勃起してんぞ)

心の中で罵りながら足を引いたり押したりと繰り返し刺激を強めていく。すると俺の動きに合わせて臨也の腰が跳ね始めて、声も艶っぽいものへと変わっていった。

「はっ、あ、う…あ、くそっ、んぁ…これ、ちが、う…ぁ、あ、んあぁ!」

葛藤しているのが目に見えてわかり、口だけで抵抗を示していたがもう体は陥落している。そのことに喜びを感じながら追いあげる速度を早めていく。きっとこの刺激を臨也も求めていたのだろう。
バイブもすごかっただろうが、計算された動きではない責めに翻弄されているのだから抗うことはできない。簡単に堕ちていく姿に期待が高まっていった。
今日なら俺の思い通りにしてくれるのではないかと。求めていた言葉をようやく聞けるのだと。

「もう、やめろって…!嫌だ、っ、ぁ、ほんと…んぁ、あ、無理っ、だから…うぅ、ふぅ、く」
(イきてえならさっさと出せよ。俺の前で派手にぶちまけてみろ)
「許さな、いっ、あ、あぁあ、あ、嫌だ、っ…ひぅ、あ、あっ、んああっ、やめろ、やめっ…あ、んぁっ、あ、ああぁっ!!」

これで最後だと一層速度をあげるように足の裏で踏み続けると、口は閉じなくなり鎖をジャラジャラ鳴らしながら最後のあがきを見せた。でも結局何もできることはなく、バイブの振動と俺の責めで臨也が達してしまう。
瞳は見えないけれど半開きの唇は快楽に悦んでいるようで、半日以上放置していたのが効果があったと実感した。先端から微量の粘液を垂らし今度こそ動かなくなる。
まだバイブは止まっていなかったけれど、ビクビクと麻痺するように震えるだけで反応もなくなってしまう。きっと相当のショックを受けたのだろう。知らない男に足で踏まれバイブの刺激で射精してしまったのだから。
俺は喜びながら足をどけて時計の時刻を確認する。ちょうど朝に薬を与えてから十二時間以上が経っていたので、もっと行為を続けるなら追加が必要だと思った。
放心状態なのをいいことに同じ方法で強引に媚薬を与えたが、大した抵抗は無かった。もうある程度は諦めているのかもしれない。でも俺はこれからなのだ。

「はっ、はぁ、は…っ…んああぁあっ!?」」

勢いよくガムテープをはがすと過剰に臨也が反応した。驚きと軽い痛みで声をあげてしまったらしい。そこでスイッチを止めて乱暴にバイブを引き抜いてやると、中からとろりとローションが垂れた。
しかも入りっぱなしだった為か中がひくひくと震えて指で入口を少しさわるとやけに熱く感じる。慣らすつもりもなかったけれど、予想以上に気持ちよさそうだとほくそ笑んだ。

「なに、っ…する、の」

さっきまでの威勢は消えていて不安げな声が漏れた。なんとなくこれからされることを予想しているらしい。こいつは勘がいいからな、と眺めながらわざと音を立ててベルトを外し下着とズボンを脱いだ。
その間に臨也が息を飲むのがわかったが、気遣ったりはしない。乱暴な動作でベッドの上に乗り、これまで以上に両足を広げて尻を両手で掴み揉む。

「あっ、う…まさか、っ、俺のこと…」
(わかってんだろ?知らない男に激しく犯されたらどんな顔すんだろうな)

痛いぐらいに勃起していて先走りで濡れている性器をそこに押し付けると、あからさまに顔色が変わった。それはこれまでの抵抗と少し違うもので。

「嫌だっ、やだ…!やめろ、っ、入れるな!それだけは、やめろって…っ、他のことなら、あ、んあぁあっ!?」

まだこんな力が残っていたのかと驚かされるほど強い力で拒む。しかしこっちも引くわけにはいかなかったので、いきなり乳首を掴んで刺激を与えてやる。すると甲高い声があがった。
そして手を離すと腰を引き寄せて後孔に性器を捻じ込もうと覆いかぶさった。すぐ傍に臨也の顔があったので、しっかりと呟きは届く。

「悔しいっ…ぅ」

俺が欲しかったのはそんな言葉じゃない、とわざと乱暴に自身を突き入れた。
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