ウサギのバイク 恋呪
2ntブログ
04≪ 2024/05 ≫06
12345678910111213141516171819202122232425262728293031
-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| スポンサー広告 |
2012-03-11 (Sun)
inf48

「恋呪」
静雄×臨也/小説/18禁/A5/76P/700円


何者かに捕まり狐の妖怪の姿になった臨也を静雄が助けに来るが
妖怪を祓うと発情する呪いをかけられエッチになってしまい
静雄にも獣の妖怪がとりついてしまい強引に襲われて…

獣静雄に触手なども使いエッチなことをされる狐臨也の話

※触手×臨也・人外獣×臨也がありますが静雄以外の18禁表現はありません
※パラレルではありません 静雄が妖怪が見えたらという設定の話です


表紙イラスト 那央 様
那央 様

虎の穴様予約

続きからサンプルが読めます

* * *


「これ、なに……?」
「やればできるじゃねえか。いきなりあんな大物妖怪祓うなんて、素質あるみてえだな」
「そんなことより、っ、なんか息苦し……ぅ、う」
「苦しいだろうな。かけられた呪いは一つだけじゃなかったみてえだし。面白えな、こんなことになっててよお」
「シズちゃ、ん……?」

話し掛けられていたけれど内容がほとんど頭に入ってこなかった。急に体の奥底から全身が燃えるように熱を発し始めて力が入らない。全身が小刻みに震えてまるで何かの発作のように思えたが、少し違うように感じた。
どちらかというと口に言い出しずらい変化が腰から下に現れていて、こんな時になんでと戸惑う。体を前屈みにして息を吐いているとはっきり耳に聞こえた。

「人間なのに妖怪みたいに封印されて、助けられた相手に従う呪いと、化け物を祓うのに力を使ったら体が発情する呪いかけられてるぞ。一体どんな奴の恨み買ったんだ手前?」
「は、発情……って、え?はあ?」
「隠してるつもりかもしれねえが、そこ勃ってるぜ」
「――な」

とんでもない内容に目の前が真っ暗になったが、それよりも体の変化をはっきりと指摘されて羞恥心で顔が真っ赤になる。呪いの話が本当だとして、好きな相手の前で酷い有様なのを晒していることにパニックを起こす。
なんで、どうして俺がこんな目に遭うのかと苛立ちが沸くと同時に逃げ出したい気分になる。慌てて離れようとしたけれど、自分ではどうすることもできなかった。

「こ、これは……っ!?」
「暴れんなって、体元に戻す方法教えてやるからよ」
「知ってるなら、早く教えてよ!」
「セックスするしかねえだろ」
「は?」

自信満々に言われたので発情しているらしい体を戻す方法を尋ねたが、予想を超えた答えが返ってくる。あまりのことに全身がわなわなと震えて、悔しさに唇を噛んだ。バカにされたと思ったから。

「誰がそんなことするんだよ!!」
「俺と手前に決まってんだろうが。まあさっき俺のものになるって言ったからな、助けてやるぜ」
「助けるって、こんなの……ぅ、う、違うだろ」

なんとなく始めにシズちゃんから俺のものになれと言われた意味がわかった。呪いのせいではあったけれど、どうやら俺はシズちゃんに従わなければいけないらしい。だからさっき化け物を倒してこいと命令されるように告げられて、何の躊躇いもなく立ち向かえたのだ。
それで妖怪を祓えたのはいいけれど、もう一つの発情する呪いのせいで体がおかしくなりおさめるにはシズちゃんと淫らなことをしないといけないなんて。どう考えても全部仕組まれたようにしか思えず、全部わかっていて俺を試したことが腹立たしかった。文句を言うべきだろうが、しかし体の方が耐えられなくなる。

「嫌だ、っ、ちょっと待ってよ……俺、そんなことしたことないし、うぅ、ぁ……シズちゃんと、なんてできるわけがないって」
「我慢しなくていいんだぜ。媚薬盛られたみてえに体が敏感になって苦しいんだろ?できないとか言ってる場合じゃねえ。今の発情してる手前なら化け物相手だろうが、誰でもセックスできるんじゃねえか。それぐらい強い呪いだぞこれは」
「誰でもって……嫌だよ、こんなの。無理だって、ねえ……」

今まで性経験なんて実は全くと言っていいほどないし、しようと思ったこともない。シズちゃんのことが密かに好きだったけれど、性対象として見たことはなく男相手にしようとも思わなかった。だから突然セックスだと説明されても、できないのが普通だ。
だけどシズちゃんは俺が誰にでも足を開く淫乱みたいに言ってきてムッとする。そんなわけがないだろうと怒鳴ろうとしたのだが、いきなり体を支えられながら床に座らされてしまう。
そして呆然としているうちにおもむろにズボンと下着を下ろして、顔の前に何かをつきつけられる。数秒固まってしまったが、微かな臭いを感じた途端に全身を雷に打たれたみたいに衝撃を受けて憑りつかれたかのように両手でそれを握っていた。

「はぁ……っ」

熱いため息をつきながら獣耳がぴくぴく震えて、鼻を寄せて匂いを感じると何かに憑りつかれたかのように頭に靄がかかる。喜びを示すかのように、尻尾もふわふわと揺れていた。まるで本物の獣になったみたいだ。

「あ、れ……?な、んで……」

おかしいなと自分でわかっているのに体のコントロールができない。いつの間にか膝立ちの状態でシズちゃんの性器を掴み、自ら近寄っていき濃厚な雄の香りを再び嗅いでくらくらと眩暈がした。いきなりこんなに変わるわけがないのに、なぜか少し大きくなっているモノを口に含んでしゃぶりたい衝動に襲われる。
喉がカラカラに乾いて欲しい欲しいと全身で訴えていた。だけど残った理性で必死に押しとどめ、様子を窺うように見あげた。

「ね……シズ、ちゃん?」
「だから言っただろうが。すげえエロい顔して誘いやがって……まあ助けてやるっつったし、好きにしていいぜ臨也」

ねだるような甘ったるく弱々しい声に自分でも嫌悪する。こんな浅ましいことをするなんて、とある意味ショックを受けていたが全部を見透かしているらしいシズちゃんが俺を見てはじめて笑った。
その笑顔に心を打ち抜かれたみたいに胸が高鳴る。これまでは決して向けられることのなかった視線に感動を覚えて、好きにしていいという言葉で完全に抑えがきかなくなってしまう。やり方もろくにわからないのに、知らないうちに肉棒に舌を這わせて舐め始めていた。

「……っ、ん……ぁ」
「しっかり舌使って舐めろよ。後で入れるからたっぷり濡らさねえとな」
「う、ん……」

こくこくと首を振って頷くと言われたように唾液を棒に塗りたくり、刺激を与えていく。すぐさま反応するように大きくなっていって、そういえば俺のとは全く違う生き物みたいにでかいんじゃないかと気づいてしまう。
逞しく男らしい姿に羨ましさを感じながら、シズちゃんだしここも化け物並だよねと納得する。いくら好きな相手だとしても他人のモノを舐めるなんて相当勇気がいるだろうに、こうするのが当たり前みたいに違和感はなかった。
誰にも教わったことはないしやり方も知らないというのに、ぴちゃぴちゃと淫猥な音を立てなぞり、吸いつく。先端から根元まで同じ動作を繰り返しながら、頭の中に浮かんでいたことをうっとりとしゃべってしまう。

「っ……おい、しい……」
「そうかこんなのがうめえのか?俺のが好きか?」
「す、き……」

ククッと喉の奥で低く笑う声が聞こえたが目の前のそれに夢中で、とんでもないことを口にしたことさえわからなくなっていた。先端にじんわりと滲んでいた先走りを舐め取るとしょっぱい味を感じた気がしたが、構わずに続ける。もっとたくさんこれが欲しくて、大好きだと頭の中はいっぱいになっていた。
しかし暫くして頭を両手で掴まれてそれ以上はいいと止められてしまう。するとぴたりと止まったがどうしてと不満の声を漏らした。

「そろそろいいぜ」
「なんで?まだ……したい」
「次は手前の中に入れるんだよ。そうしねえと終わらねえんだからしょうがないだろ」
「入れ、る……」

* * *

「うわっ!?」
「これなかなか面白えな」
「ま、さか……っ」
「ちゃんと俺の思った通りに動くぜ、この触手」

いつの間にか体に絡まっていた触手の動きは止まっていた。だけど責める対象が変わっただけで、危険を回避したわけではない。それどころかもっと最悪だ。
シズちゃんに憑りついている白い獣の妖怪に触手だけが引き継がれ、やられることは一緒だということで。何も出来ない自分が恨めしいと心の底から思った。

「どうする、の?」
「そうだなとりあえず面倒な奴ら全部片づけるか」

恐る恐る尋ねたが俺の事は目もくれずキョロキョロと周りを見渡した。まだ何匹か化け物が狙うようにこっちを見ていたが、そいつらが怯えるように後ずさり逃げ始める。その時俺に絡まっていた触手達が数本離れて拘束が軽くなった。

「逃がすわけねえだろうが!」

叫んだ直後に蔦の触手が一瞬で部屋中に張り巡らされ、網のように化け物達を捕える。しかし怪達がふれた瞬途端叫び声をあげ、眩く光りながら消えていった。砂のようにボロボロになって次々と消滅していくのを、目を丸くしながら見つめる。
俺もシズちゃんもこいつに苦戦したというのに、圧倒的な力で化け物すべてを祓ってしまったのだ。相当ヤバイ奴に捕まってしまった、と内心舌打ちした。

「こいつ結構凄えな」

一匹ずつ相手にしていた俺と違って何十匹もの化け物を同時に攻撃するなんて格が違う。まさか俺までこいつに消されてしまうのでは、と思うぐらい容赦がなくて数分もしないうちに他の気配は一切部屋の中から消える。
事務所にこもっていた暗い空気もなくなったように感じられ、それはよかったと思ったが喜べるわけがない。ようやく終わったらしくゆっくりと俺の方を眺めてきたが、始めの時よりも目が血走っていて今にも食い殺されそうに感じた。

「じゃあさっきの続きしてやるか?」
「……っ!」

嫌な予感は見事に的中してしまい、シズちゃんに憑りついた妖怪がが口の端を吊りあげて意地悪な笑みを浮かべた。結局どうあがいても襲われることには変わらないのか、と理不尽な仕打ちに顔を顰めるとおもいっきり体を引っ張られてしまう。
宙に浮いていた体が今度は地面の上に転がされて、気づいた時には真上から覗きこまれていた。何を考えているかなんて一目瞭然だ。

「化け物が嫌いなんだろ?その癖エロい顔してやがるし、犯されて泣いてるのが見てえな」
「やめろよ!……誰、が……っ、お前なん、か、っ……あ、やめ、んあっ、あ、あああぁ!!」

シズちゃんを襲った相手に好き勝手にされたくない、と歯軋りした途端に触手の律動が再開する。しかもさっきまでよりも早く蠢き始めて、あまりの悦楽に甲高い声が止まらなくなる。理性を吹き飛ばすほど激しい責めに簡単に堕ちてしまいそうになる。

「すげえ気持ちよさそうじゃねえか。実は触手が好きなんじゃねえか?」
「うあっ、あ、んぁ……ちが、うっ……ひぁ、あう、やだ、嫌だっ、あ、抜け、って!」
「一体何本入れられてんだ。手前の体こそ化け物みてえに膨らんで滅茶苦茶なってるぜ」
「っ、は……あ、やめろって!シズちゃ、あ、ああぁ、う……もう、っ、やぁ、あ、だ、めっ……!!」

中をごりごりと抉るように触手が動き回り、心地よさに腰が震える。けれども未だ達していないのは、俺自身が戒められているからだ。そこを縛られていなければとっくにみっともなく達していただろう。
でもいつまで経っても体から快感が抜けず、熱いままじんじんと疼くばかりだ。これ以上続けられれば間違いなく化け物の前で触手に襲われもっと淫らな姿を晒してしまう。
体はシズちゃんのものなのに、勝手に使って遊んでいる最低な奴の前でだ。そんなの自分が許せない。

「シズちゃ、んを返せ、っ……うぁ、あ、やめろ、っていって、あ、あああぁ!」
「人の心配してる場合じゃねえだろ。こんなに食いついて悦んでる癖に化け物が嫌なのか?」
「はあっ、ふぁ、ひっう……んああっぁ!むり、っ、うぁ……やめれ、って、ぇ、あ、んあ!」

無言で化け物に犯されるのも嫌だったけれど、こんな風にシズちゃんの姿で苛められる方が最悪だった。俺はシズちゃんに嫌われていたけれど、さっきは助けてくれようとしたのに。優しくされたわけじゃないけど嬉しかった。まるでそれが踏みにじられたかのようで。
こいつはシズちゃんではないけど姿が一緒なのだから、胸が痛むのは当然だった。こんなのは嫌だと荒く息をついていると、突然ビチャと水の音が室内に響き渡ってすぐには何が起こったのかわからず動揺する。しかし不意に視界に映った自分の腹に癇癪を起こしそうなほど叫ぶ。

「えっ?あ、あぁ、うそ、っ、あ、ああぁ!?おなか、っ、なかに、で、て……っ、ひぁ、う!」
「こいつ射精もするんだな。精液まみれだぜ手前」
「やぁ、っ、やめ、っ……かける、なあ!だ、すなぁ、っ、やめろ、っ、ひぅ、っ、ぐ……き、もちわる、うぅ、あ!」

* * *

「望み通り本物の化け物で、満足させてやるよ」
「なに?どういう、こと……っ!?」

なんだか本能的に嫌な予感を感じて怪訝な表情をしたけれど、いきなり強い風が吹いて視界が強制的に塞がれる。半ばパニックになりながら床にしがみついていると、背後に何かの気配を感じて耳と尻尾が先に動いた。
プルプルと小刻みに震えていたけれど、なんとなく振り返ってはいけないような気がする。どうしようかと困惑しているうちに、ふわりとした毛が背中にふれた。尻尾で撫でられているのかと思ったが、突然耳元で低い声がして顔の横に見たことのない何かが現れる。
あまりの出来事に一瞬頭がおかしくなったのかと思ったけれど、何度見ても消えることはなかった。

『早くしてくれっつったのは、手前だからな』
「え……?これ、って……」
『まああんだけ弄れば、でかくてもなんとなかるだろ』
「まさか、っ……本当の獣?嘘だろ?」

必死に体を捩って見あげると、俺の体の何倍もの大きさの毛の長い犬のような獣がそこに居た。あまりのことにぽかんと口を開けて身動き一つ取れない。
そういえばと手に入れた巻物に描かれていた獣を思い出す。絵の中でも確かに人間の姿に比べて大きくて術者が倒した妖怪だと思い込んでいたけれど、まさかその獣そのものと繋がりがあったとは思わなかった。
妖怪としての姿ならきっとこれが本当の姿なのだろう。だからさっきあんなにも執拗に慣らそうとしていたのかとようやく理解した。体が大きいのだからあれも同様に規格外のサイズなのは想像ができたからだ。

「できるわけ、ないだろ……こんなの!!」
『だから今更何言ったって遅いんだよ。入れてやるから、しっかり腰振って喘いでみろ』
「無理!こんなの無理って……シズ、ちゃ……!?」
『黙れ』

抗議の声は容赦のない一言にかき消され、入口にやけに熱く硬い何かを押しつけられたと思った直後に衝撃が走る。いくら指で慣らされても、潤滑油代わりの精液があろうとも無理だった。

「えっ、あ、ああ、んああぁあ!?おっ、きい……むり、っ、はいらな、っ、あ、んああ!」
『おい臨也力抜け!っ、食いつきすぎて……くそっ、しょうがねえから出すぞ』
「っ、いやだぁ、や!こんなの、できないっ、やぁ、あ……っ、え、あっ、ひっ、あうんぅううっ!?」

頭を左右に振って暴れようとしたけれどガクガクと震えるばかりで身動きは取れない。確かに先端は少し入っているけれどこれ以上は無理だと悟る。なのに強引に押しこまれていて、拒否しようとするのは生理的にしょうがない。
だけど有無を言わさず突然出すと宣言され、何のことかわからないまま熱いものが体の中に出されるのを感じた。逆流するように隙間から勢いよく中身が溢れてぼとぼととこぼれていく。その意味を理解するのに数秒要した。

「あ、あっ、あ、ああ!嘘、っ、だして……なに、これっ、あ、やだやあっ!」
『すげえ出てんな。獣って人間と全然違うっつうか、これおかしいな精液じゃねえのか?』
「なか、だすな、っ、うぁ、抜けよ!はやくっ……いやだ、やだ、ばけものっ、んぁ!?」
『似た者同士だろうが。尻尾引っ張ったら結構気持ちいいところも、耳も』
「舐めるなぁ、あっ……いやっ、あ、あつい、でる、でちゃ、あ、ひっ、うんうぅうっ、はあぁあっ!!」

| 同人関連 |