ウサギのバイク ただ素直じゃないだけ
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2010-03-14 (Sun)
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「ただ素直じゃないだけ」
静雄×臨也/小説/18禁/A5/36P/400円


酔っ払った静雄に襲われた臨也だが翌朝起きたら何も覚えていなかった
犯人のめぼしをつけて会いに行ったがどうしてか静雄の怪力が使えない事態に陥っていた
それをいいことに人気のないところに連れこんで襲いかかり体で確かめると言いはじめて…


続きからサンプルが読めます

* * *

※いきなりエロなので注意です


「なんだこれぐらいで泣いてんのか?だらしねぇな……あぁでもかわいいなそれ」
「うッ、な、んでそうなるの!?シズちゃんのドSッ!」
ニヤリと意地の悪い笑みを終始浮かべているシズちゃんに対して恨み言を言ったのだが、全然聞いている様子はなかった。それどころか妙な雰囲気が漂っているのを感じた。いつもは怒りのオーラみたいなのを纏っているが、今日は別の意味で嫌な予感がした。

「……もっと泣かせてぇな」
「なに、い、今なんて言ったッ!!」
この距離で聞こえないはずはなかったのだが、あえて尋ね返したが返事はなかった。不意に視線を反らしてテーブルのほうを向いて、残っていたウイスキーの瓶をなぜか掴んで中身をそのまま俺のお腹の上にぶちまけた。

「冷たッ!ちょ、っとなにしてんの!!」
「濡れちまったなぁ、しょうがねぇ脱がしてやるよ」
「え……?」
そう言うと勝手に俺のズボンに手を掛けて、そのまま左右に引っ張りあげた。まるで紙を破るかのように軽々と布を引き千切って、一緒に下着までも破っていた。その時にはすっかり涙は引っこんでいて、目の前で起こっている出来事がさっきからまるで理解できずにいた。
されるがままにビリビリとズボンと下着が剥ぎ取られていって、後にはわけのわからない残骸がソファの上に打ち捨てられた。元々上は着ていなかったので、全裸になって床に転がっている状態だった。
必死に息を殺していたが、悲鳴をあげて逃げ出したい状況だった。これまでシズちゃんとは数々の死線を乗り越えてきたが、ここまで圧倒的に押される状況はなかった。しかもいつもの暴力などではなく、違う意味での行為がこれから行われるのではないかという予感がしていた。ここまでされて気がつかないほど鈍感ではない。
抵抗しなければ酷いことになるのはわかっていた。けれど焦っている心とは裏腹に、静かな口調で語りかけていた。

「もしかしてシズちゃん俺としたいの?犯したいの?ぶっといの入れてアンアン鳴かせたいの?」
「そうだって言ったら?」
「……いいよ。だけど痛いのだけは勘弁したいからさ、ちゃんと慣らして欲しいんだよね。後ろは処女だし」
苦し紛れの言葉だった。酔っ払って頭に血が上っているシズちゃんを止める術はどこにもなかった。受け入れるしかないという選択肢の中で、選んだのは自らの体を少しでも守るものだった。


「わかった」
鋭かった瞳が次の瞬間にふっと緩んだ。酔っ払っているが話が通じてよかったと内心思った。喧嘩をふっかけられている時の方が話が通じないので、それに比べたら随分とマシだった。
「はぁ、それにしてもよりにもよってなんで俺なんか犯したがってんだろねこの酔っ払いは。そんなに泣いてるのが気に入ったの?」
「あー……めちゃめちゃかわいいって思っちまったんだよ。すげぇ下半身にもきたっていうか」
ますます意味がわからなかった。まぁ所詮酔っ払いの戯言だ。普段のシズちゃんが知ったら卒倒するようなことを起こすのが、酒の力なのだ。まともに聞いた俺の方がバカだったかもしれない。
そう思いながら中腰になっているシズちゃんのズボンの前の部分をチラりと見たらそこが盛りあがっているのがわかった。

「大嫌いな相手によく欲情できるよね……確かに俺もさっきのキスで腰が抜けたけどそこまで本気じゃないよ」
「嫌い嫌いも好きのうちって言うだろ?そういうことじゃねぇのか」
理解に苦しむ返答だった。もう余計なことを聞くのはよそうと思った。深くため息をついていると、傍に居た気配がゴソゴソと動いたような気がしてそっちの方を眺めた。
するとシズちゃんはサングラスを外し、バーテン服を脱ぎ捨て裸になっている途中だった。ナニが勃起しているのが見えて、冷や汗がたらりと頬を伝ってこぼれた。


「え、それ人間なの?池袋最強どころか日本最強とかのレベルじゃないの?」
「まだ誰にも突っこんだことはねぇから安心しろ」
「いやいや、なにが安心なのッ!それって童貞って言うんだよ、知ってる?あぁーもうほんと余計なこと聞くんじゃなかった!」
さっき決意したばっかりだったのに、ポロッと口をついて言葉が出てしまったのが災いの元だった。両手で頭を抱えていると全裸になったシズちゃんが俺の股の間に腰を下ろした。
「慣らすったってなぁ、どうすりゃいいんだ……これでも突っこんでみるか?」
「ダメダメダメ!なにやってんの、それお酒でしょ!そんなの直接体に吸収したら一気に酔いが回って俺ふにゃふにゃになっちゃうよ、やめて!!」
酒瓶を掴んでいる手を制して全力で否定をした。確かに液体があれば滑りはよくなるだろうが、それとこれとは訳が違った。
このままシズちゃんのペースで話を進められたら悲惨なことになるのが目に見えていたので、慌てて体を起こして腕を取り人差し指だけを唇にもっていきそのままくわえた。唾液を擦りつけるようにべたべたとそれなりに塗りつけると口から離して説明した。

「ほら唾で濡らしてあげたから、その指を使ってよ。それでも入んなかったらもっと濡らして……」
「ったく大胆なことしやがって。わかったよ、優しくしてやるからちょっと我慢してろ」
とても意味を理解してしゃべっているとは思えない発言だったが、あのシズちゃんが俺に対して優しくしようと言ったのだ。居心地の悪さを感じながら素直に頷いた。両足を大きく開いて少しだけ腰を突き出すと、そこにさっき濡らした指が添えられた。目を閉じて覚悟を決めるとゆっくりと息を吐き出した。

「……ッ、うぅ……ふッ……!」
充分に濡らしたとはいえそういきなり入るものではないだろうと考えていたのだが、シズちゃんの指が少しずつ少しずつ体の中に飲みこまれていく感触が伝わってきた。
「なんだ入るじゃねぇか。痛くねぇか?痛かったら言えよ」
言いながら強く力を入れたようで、もう指の半分ぐらいが中に入っていた。必死に声が漏れてしまわないように口を押さえていたが、腰がぶるぶると震えてしかたがなかった。妙な異物感が嫌だったのは最初のうちだけで、奥へと進んでいくうちに別の感情がわいてきて堪らなくなっていた。
(嘘だろ……?俺、感じてきてるのか?)
いつの間にか下半身が反応してきて、ゆっくりともちあがってきているようだった。まるで幻覚でも見ているような気分だったが、気持ちとは関係なくそこは素直だった。
やがて指全部が体の中に埋まったようだったので、安堵の息をついた。すっかり緊張していた力も少しだけ抜いた。

「はぁ……っ、ん、うぅ……ッ!?」
けれど安心したところをわざと狙ってか指がぐりぐりと中で動き始めて、思わず変な声をあげるところだった。慌てて口をつぐんだが足がびくっと麻痺するように揺れた。
「おい臨也、すげぇ指締めつけてんぞ」
「そ、んなこと……ッ、言うな……!!」
いきなり名前を呼ばれてドキッとしたが、すぐにそんなことが気にならないぐらいめちゃくちゃににかき混ぜられた。ぎゅっと瞳を閉じて耐えようとしたが、そのぐらいでは抑えられなさそうだった。



* * *


「実は俺昨日ものすごい酔っ払っちゃってさ。完全泥酔なんて滅多にないんだけどとにかく記憶がないんだよね。でもさ朝起きたら……」
話しかけながら自分の首元のシャツに手をかけておもいっきり広げて、そこにある赤い痕をわざとみせつけた。
淡々とした口調で語りかけたが、言いながら胸が興奮するぐらいドキドキと高鳴っていた。これを見てシズちゃんがどんな反応をするのだろうと待っている間中ずっと考えていたからだ。

「ッ!」
「ほら、すっごい痕ついてんだよ。しかも下半身は酷いことになっててさ、これって誰かとエッチしちゃったってことでしょ?だからその相手を探してるんだよ」
それを見た途端顔色が明確に変わった。本人は平然としているようにみせかけているが、完全に瞳が戸惑っている。見てはいけないものを見てしまった時の反応とよく似ていた。
俺はもう絶対に犯人がシズちゃんだと信じて疑わなかったので、どう言い逃れをするのかが気になってしょうがなかった。ニヤけそうな頬を引き締めて返事を待った。

「探してって……みつけたらどうすんだ?」
事情をなにも知らない人の反応とは違っていた。普通であれば体は大丈夫か、とか労わってくるような言葉を掛けるはずだがあろうことか犯人のことを尋ねてきたのだ。名探偵も犯人がこれでは形無しである。実に自分のことしか考えていない答えに、シズちゃんらしさを感じていた。
「ん?そうだね相手次第かなぁ、話聞いてみないとわかんない。俺から誘惑して忘れてるってんなら謝るし、こっちが無理矢理襲われたんなら報復しないとね」
そう言うと後者に反応を示した。ということは俺が誘ったのではなく、シズちゃんから俺に仕掛けてきたということだ。どっちかまでは見当がつかなかったが、やっぱり向こうが無理矢理襲い強姦まがいのことをしたのだ。どういう状態でどういう理由があったのかは知らないが、腹が立つのは事実だった。ただその後のセックスが気持ちよかったらしいからこうして黙っているが、それが思い出せなければとっくにナイフで切りつけているところだった。

「で、一つだけ覚えてることがあって、それをシズちゃんに確かめたくて協力して欲しいんだ」
「な……なんだよ」
そう言うと明らかに狼狽していた。犯人だとバレるのが相当怖いらしい。いつものような状態だったらそんなに焦ることもないだろうが、今は馬鹿力は使えないのだ。それがこんなにも利用できるなんて本当に俺はツイているなと思った。

「うーん、ここじゃマズいからぁ……こっちこっち」
「え、おい!」
強引にシズちゃんの右手を取ると引っ張りながら歩き出した。そのまま公園の中に入り目当ての建物をみつけるとそっちに向かって大股で歩き、迷わずそこに入った。
「こんなとこでなんの用があるってんだよ」
キョロキョロと周りを見回しながら中に誰も居ないことを入念に確認すると、手を離して振り返り衝撃の一言を告げた。


「うん、あのね俺相手のモノの大きさはなんとなく覚えてるんだ。それとすっごい気持ちよかったこと。だからシズちゃんの見せてくれない?ついでに抜いてあげるから」


外で待っていた時からここに誰も居ないことは確認していたし、公園の周りも人通りが少ないということもしっかり見ていた。だからトイレの中でいかがわしい行為をしても、バレることはないと踏んでいた。

「なに言ってんだ!正気かよッ!!」
これにはさすがに激怒した。それは当然のことだろう。昨晩どんなセックスをしたのかはわからないが、きっとここまで淫乱みたいな発言はしていないと思う。むしろ向こうのペースで襲い掛かられた挙句に後ろにお酒を入れられるという屈辱的な行為までされたのだ。それに対する報復ではあったのだが、純粋にシズちゃんのオロオロする姿が見たいという好奇心もあった。
勿論男との経験はおろかフェラチオなんてしたことがなかったが、やり方はわかっていたしきっと俺なら感覚的にわかるだろうという自信があった。だからこんな大勝負を仕掛けたのだ。

「心当たりのある奴に片っ端からこんなことすんのかよ!馬鹿じゃねぇのか!!」
「大丈夫それなりに怪しそうな人から聞こうと思ってるし、まだシズちゃんにしか聞いてないから」
自分でも白々しいなと思いながら、犯人がまだ誰か見当つかないという素振りをした。もうシズちゃん以外には有り得ないだろうことをわかっていてだ。

「だ、からってありえねぇだろ。俺は手前が殺したいぐらい憎いし、手前も同じように思ってんのに寝るわけねぇだろ!普通に考えて……」
それは筋が通る話だった。動機がまだ掴めていないのは事実だった。どうして嫌いな相手を襲おうとしたのか、それだけが理解できなかった。でもそれも例えばシズちゃんも酔っ払っていた、ということで片づければなんとかなるように思えた。お互いその場の勢いで引けなくなってしたのだとすれば、充分考えられる話だった。
けれど一つ誤算があったとすれば、俺が気持ちいいと思ってしまったことだった。できることならこのまま脅してもう一度その味を確かめたいのだ。そうしなければ気になって気になってしょうがない。


「まぁそれはいいじゃん。都合よくいつもの馬鹿力が使えないみたいだし今のうちにやっちゃおうよ」
そう吐き捨てると右足に力をこめて踏み出し、体を前に倒して勢いをつけながらそのままシズちゃんの胸におもいっきり飛びこんだ。
「う、わあぁッ!ど、どけよ臨也!!」
床に体ごと倒されて慌てふためいているうちに、一気に股間の上に跨り暴れられないようにしっかりと足を押さえつけた。それを見て俺を振り落とそうともがくように動くが、こっちはしっかりとしがみついている為にびくともしない。

「ははっ、いつも力に頼ってばかりの攻撃しかしてないから、今の俺には勝てないよ?大人しくしててね」
言いながら目を細めて優しく微笑むと、ズボンに手を伸ばした。素早くベルトを外し下着と一緒に布を引きおろして、そこを露わにした。
「ふーん……なるほどね」
軽く指を絡めながらまだ全然反応していなくて縮こまっているそれを、ぶらぶらと振り回した。いくらなんでもこの状況ではまだ勃っているはずがない。だが手のひらに包むように軽くふれて、少しだけ上下に扱うと徐々に反応を示してきた。

「ほら震えてきて硬くなっていくよ?シズちゃん期待してるんじゃない」







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