ウサギのバイク 快楽人形
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2010-04-11 (Sun)
スパコミ新刊予定
ss1b

「快楽人形」
静雄×臨也/小説/18禁/A5/196P/1500円

サイトに掲載で連載した"CAPSULE PRINCESS"の再録+加筆修正+別ED書き下ろし

・本編の29・32話のエロ部分加筆と全体的な文章修正など
・途中に臨也視点部分大幅追加
・もう一つのEDということで「快楽人形」の話を書き下ろし
※静雄意外との性描写がありますのでご注意下さい

*快楽人形のあらすじ*

※本編20話からの分岐話で静雄が臨也の家に泊まらなかったらという設定です
 臨也が行方不明になって一週間経った頃静雄の元に奇妙な仕事が舞いこんでくる
 借金の取立相手は臨也の名前で取り立てたお金は全部自分のものになるという依頼
 危険なのは承知で向かった先で見せられた映像には男と交わる臨也の姿があった 
 そして目隠しをしている臨也と一言もしゃべらずセックスをすれば二人とも解放すると言われて…


続きから加筆修正の臨也視点の話が読めます
快楽人形はサンプルを後日追加します

* * *

媚薬話のドMビッチな臨也視点です


「……っ、くそっ!ほんとこれむかつく!!」

はぁはぁと肩で息をしながら散らかったソファの上に寝そべっていた。まわりには愛用のナイフ一式や工具類などありとあらゆる攻撃用の道具が転がっていた。しかしほとんどものが刃が折れたり欠けたりして壊れていた。
こうなることはわかっていた。これが簡単に外れないものなのは俺自身が一番良くわかっていた。
だって下半身につけられた貞操帯の持ち主は俺だったからだ。興味本位でいろいろな怪しい性的な道具を買い隠し持っていたのだが、まさかこれが使われる日がくるとは思いもよらなかった。これまでにも何度も勝手にそういうおもちゃが使用されているのは知っていたが、鍵つきの棚に隠してあったこれまで見つかるのは想定外だった。鍵は当然のように無残に破壊されていた。
だから貞操帯の強度が完璧なのは知っていた。知っていたけれど試してみなければ気がすまなかったのだ。結果この有様である。


「あーバカみたい……っう、は、あぁあッ!?」
完全に脱力して気だるく体を投げ出していたというのに、突然の振動が全身を襲って情けない声が唇からこぼれた。この後ろに突っこまれてる極太遠隔操作バイブももちろん相当なものだ。何キロ先からでも操作できて電波に阻まれることはないという代物だった。それがさっきから何度も襲いかかってきてしょうがなかったのだ。


「や、やだ……やめてっ、も、むりぃ……ッ!」
自分以外は誰もこの家の中にいないのだから懇願するような言葉を吐いても無駄なのはわかっていた。だからこそ口にするのだ。こんな泣き言など一人の時以外で呟くわけにはいかないから、今のうちに存分に発散しておくのだ。なんとも滑稽な姿だったがしょうがない。それぐらいに。


「あっ、いぃ……ここ、きもちいぃ……っ、は、はぁあぁ……」
昨日なんかと比べものにならないぐらいに感じきっていた。たった一晩でとは思ったのだが、それぐらい手酷くやられてしまったらしい。諦めたくないと抱いた反抗心がズタズタにされたのだと認識するしかなかった。
挑発に乗ったのは失敗だったが今更後悔しても遅かった。相手はこの俺以上に極悪非道な奴らしい。復讐したいからという理由だけでここまで続けるのは異常とも言えた。もしかしたら他になにか理由があるのかもしれない。例えば……。


「俺が、好きとか?あ、はははっ、はぁ、は……歪んだ愛情とか、いいねぇそういうの」
自嘲気味に笑ったがあながち嘘ではないかもしれないと思った。そのぐらい常識を逸している執着ぶりなのだ。まるで俺のことをみつけては執拗に追いかけてくるシズちゃんのようなのだ。この例えはおかしいのかもしれないが、それぐらいぞっとすることなのだ。


「こ、れがほんとにシズちゃんだったら……笑えるのに……っ」
いつのまにかソファに座り両足を限界まで開脚して、貞操帯に覆われているがバイブが突っこまれている部分を両手で押さえながら快楽に溺れていた。それなのに『シズちゃん』と口にしただけで体の内側から燃えるような熱が生まれそこがひくひくと収縮するのがわかった。
ちょっと想像しただけでこれ、なのだ。自分でもバカげていると思いながらとめられなかった。

俺は、あろうことかあの池袋の喧嘩人形である平和島静雄に好意をもっていた。
本人の前では微塵もそんな素振りを見せたことはないし、誰にも言ってないし告げるつもりもこれっぽっちもない。当然ズリネタのオカズにしたことですらなかった。そんなものはクソくらえと憤る部類だったはずなのに。


「あぁ、だめ……だ、シズちゃん、のかと思ったらぁ……イっちゃい、そ……」


いつのまにか瞳から大粒の涙が頬を伝って革張りのソファの上に吸いこまれるように落ちていった。頭の芯がじんじんと疼き、中を暴れるバイブの感触がたまらなく切なくなった。唇の端から涎までこぼれている。
腰を浮かせて手でぐいぐいと押しつけて深いところを貫きながら、その状態で絶頂を迎えた。


「や、あぁぁっ、はあ、あ……は、はぁ、んうぅぅっ……」


じんわりと先っぽから白濁液なのか先走りの液なのかわからないぐらいの少量がとろりと溢れ、つつーっとペニスの上を伝っていった。それなのになかなか震える体はおさまらなかった。出るものはないのにイき続けているというところだろうか。
もう後ろだけで達してしまうことになんの違和感もなかった。すっかり馴染みきってしまっていて、わかっていながら自分のモノをさわることはしなくなっていた。それではつまらないのだ。


「はぁっ、は、はあぁ……も、イったのに、まだっ……ふるえてるっ」
無機質な振動は止まるどころかますます震えが大きくなっているようにすら感じられた。遠隔操作されているのだからこうなることは当たり前だったのだが、タイミングが最悪だった。
きっとシズちゃんだったら勝手にイくなとか怒ってこっちにはお構い無しに突きあげてくるんだろうな、とただの妄想にすぎなかったのだが萎えかけていたものが復活してきていた。ここまできたら煩わしいことなど一切考えずに、浸るのが一番だと体が告げていた。


「ふふっ、は、あぁ、あッ……あーほんと最悪だけど、最高だねぇ」
自嘲気味な独り言はすぐに甲高い声に消えていった。目の前には池袋最強のありえない残像が見えるようで、口元を歪めて笑った。



※快楽人形のサンプルでモブ臨なので注意下さい




俺が目的を絶対に達成させるためには、代償が必要だった。

「一人一度きりで、なるべく多くの人数と性交渉をしたいんです。その人数と稼いだ金が勲章というか現実を突きつけるいい材料になるんです。まぁ、それに一度きりと限定したほうが金をふんだくられるし、煽るのにはちょうどいいじゃないですか」
簡単だと思っていた。シズちゃんにバイブを突っこまれて、よがっている時のことを思い出すと行為自体はそんなに嫌悪するものではないと、軽くみていた。ほてった体を慰めるにはちょうどいい、ぐらいにしか考えていなかったのだが。


(ちょっと……煽りすぎちゃったねえ)


ぼんやりとした頭でそんなことを考えていると、後ろから激しい突きあげが襲ってきてそれに合わせて艶やかなあえぎが唇からこぼれた。

「ひ、うぅ……ッ、はぁ……あ……」

薄暗い部屋の真ん中に人が何人も群がって輪を作っていて、その中心に俺は座り男の体の上に跨って貫かれていた。周りを取り囲んでいるのは、順番待ちをしている男達だった。まだ二日目だったのに、あの新宿の情報屋がおもしろいことをしていると流したらあっという間に人は集まった。
もちろん粟楠会の力の影響も大きい。俺一人だとあまりにも怪しくて誰も近寄ることはないが、手を組んでいると聞けば信用度はかなりあがる。それに加えこの俺に恨みを持っている者や、普段そういう行為を裏でしている要人達が一夜限りの都合のいい発散を求めておもしろいくらいに殺到していたのだ。
もう俺なんかが手を回さなくても、一週間先の予約まですっかり埋まっていそうなぐらいだった。どうせなら多く金を払ってくれる相手を優先したいこともあり、今部屋の中にいるほとんどが社会的に地位の高い者ばかりだった。そう考えると気分がよかったが、やっていることは最低のことだ。
なるべくご機嫌を取りながら、一人一人丁寧に接していかなければいけなかった。面倒だが怒らせると後が怖い。
本当はもう一つ個人的な目的があって今回の事を起こしたのだが、それを悠長に確かめているような状況ではなかった。

「ん、あぁ……こ、んなにおちんちんが……っ、ふふ」

辛抱たまらない男達が眼前近くまで取り囲んでいて、いやらしい視線を向けほとんどが股間を勃起させて、淫らに腰をくねらせて誘うような笑みを浮かべる俺のことをニヤニヤと鑑賞していた。あぁほんとうに、コイツら気持ち悪いな、なんて内心毒づいていた。そんな奴らの前で股を開いてよがっている俺自身が、一番どうしようもないのだが一応目的の為にしているので、と割り切っていた。

「みんな、元気だねえ……ん、うぅっ……は、あぁ……」

チラリと見やると、どうやら俺の姿を眺めながらオナニーしている人もいるようで、透明な先走りがたまにこっちまで飛んでぐるくらいだった。そんな痛いぐらいに強く握ってしなくても、と見当違いのことを考えながらなるべく意識を蚊帳の外に向けようとしていた。
そうしないと、あっという間に溺れてしまいそうだったから。
しかし予想外に集まった人達が勝手にオナニーしている一人を真似てそれがどんどんと広がっていき、ほとんどすべての相手が屹立したペニスを擦ってそれらを俺の方にわざと向けていた。モノを扱いながらぐちゃぐちゃと卑猥な水音をさせ、たったそれだけなのにものすごい威力があった。

「ふぁ……あ、ぁ……す、っごいえっちなにおい……」

何本ものペニスが目の前に並ぶ様は壮観で、濃い雄の香りに頭がくらくらした。自然と胸がドキドキと高鳴り、後ろの締めつけも強くなってしまう。


「や、だぁ……疼いちゃってる、よぉ……っ、あ」

もう既に今日は何人もの男達を受け入れていて、結合部からはどろどろの液体がこぼれ太股をしっかり汚していた。それでも、この体はまだ足りないのを訴えていた。
どれだけ犯されても足りない、のだ。
心の底から満たされることは決してなく、体だけがどんどん淫猥な情事に慣れていく。もう一つの目的とは、このぽっかり空いた虚しさを埋めてくれる相手をみつけることだった。
どれだけ大きくて、長い相手を受け入れてもどうしても満足しないのだ。それがなぜだかはわかっている。この一週間の間に調教され尽くされた体が、ぴったり合う一人の相手を望んでいるのだ。
結局記憶が戻ることは今後もないが、無意識な感触が体の中に残っていたのでもしかしたらこの体を使って、犯人を探しだせるのではないかと思ったのだ。まぁもうここまできたら犯人探しなんて意味はほとんどないのだが、自分の体がほんとうに陵辱犯に反応するか試してみたかったのだ。
今のところこれといって変化はない。どんなにエッチなシチュエーションになっても、俺の中ではシズちゃんにバイブを使って責められた時の衝撃が一番心に響いている。
やっぱり好きな相手との行為が、最高に心も体も気持ちいいということを立証させていた。
ただし体という点においては、予想よりも早くもうすっかり戻れないところまで堕ちていた。精の臭いがしただけで、うっとりと目を細めるぐらいには乱れてきていた。


「もっと見えるようにしろよ」
「ん?しょうがないなぁ……っ、う」
集団の中の一人の男がもっと繋がっている部分を見せるように言ってきたので、仕方なく無理矢理体勢を変えて、おもいっきりそこを見せつけるように左右に開いた膝の裏側をもちあげた。

「すげぇヒクヒクしてやがる」
「う、んぅ……はずかしぃなぁ……でも、いいよ……見てぇ」
通常では絶対にしない体制に、そこは収縮して勝手に反応していた。それを実況するように口に出した相手を睨みながら、唇からは行動とは逆の言葉を吐き出した。それが本心だったのだ。
卑猥な言葉を掛けられる度にぞくぞくと言い知れぬ快感が背中を駆けあがり、もっともっとと望んでいた。しかもこんな大勢に見られるなんてことは、きっと今後はない。注目されているのも悪くなかったから、素直にそう告げたのだ。

「挿入したら気持ち良さそうだな
「あ、はぁっ……もう、順番だって」
「待ちきれないのはどっちだ?ここに居る全員に犯されるの想像して、我慢できないんじゃねえか」
俺の心を見透かすような言葉に、クスリと小悪魔的な笑いをして応えた。確かに、こんなこと早く終わらせたいとは思っていた。その為にはここで卑猥なものをぶらさげてる奴らすべてと、交わらなければいけない。どれだけ突っこまれるのかなぁ、なんて眺めてはいた。

「そ、れは……いやらしいねえ、たまんないよ。でもその前にッ……いっぱいぶっかけて、もらいたいなぁ」

そう言葉を発しながら、見るからに精液どろどろに汚れて震えてる俺を――もしシズちゃんが見たらどうなるだろう、とあらぬことを考えていた。


(そうだ、俺はあの瞳がいい。こんな雑魚のような奴らがどれだけ束になろうとも、シズちゃんなんかには敵わない)






















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