ウサギのバイク デンジャラス 奪われちゃうの? 1
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2010-07-14 (Wed)
静雄×臨也 ※18禁注意

マニアックプレイ…
女装でブルマ履くのを強要された臨也が電車内で静雄に痴漢される話

* * *
「はぁー…なんなんだろほんと」

ため息をつきながらホームで電車を待っていると、ゆっくりと向こうから近づいてきてただぼんやりと眺めていた。
ポケットに手をつっこんで完全に停車して降りる人が横を通り過ぎて、同じホームから乗る人々も全員乗り込んで発車のアナウンスが流れるギリギリまでその場から動かなかった。
このまま乗らないという方法もあったが、やっぱり最後の最後まで悩んで扉が閉まる寸前のタイミングで足を踏み出した。
嫌だなと思いながらもこうして従ってしまう自分にうんざりしながら、空いている電車内の指定された座席の前で座らずに立ってつり革に手をかけた。
憂鬱な気分でそわそわと落ち着かなく体を揺らしながら、電車内をキョロキョロ見回してみたが目当ての相手はみつからなかった。
内心不安になりかけて、どうしようかと携帯を取り出そうとした瞬間、後ろから息を耳に吹きかけられながら囁かれた。


「おい、手前すげえ挙動不審だぞ」


「う、わっ!?シ、シズちゃん…い、いつの間に?」


驚きのあまりにあげかけた声をなるべく抑えて振り向くと、立っていたすぐ横の車両の扉を開けてこっちに入ってきたところだったようだ。
全く反対側を見ていた自分が恥ずかしくなってしまった。とりえあず恨みをこめて睨みながら口を尖らせていると、今一番聞きたくない言葉を告げられた。

「すげえ似合ってんぞ、その短いスカート」

「…ッ!!」

悔しさのあまり拳をわなわなと震わせながら、しかし事を荒立てるわけにもいかずにただ歯ぎしりをして耐えた。
しかしそんな俺の冷静な行動に対して、向こうは逆に手を伸ばして唐突にスカートの中に手を突っ込んできた。あまりのことに、一瞬何をされているのか気がつけなかった。


「ちゃんとブルマも履いてきてるじゃねえか、上出来だ」
「な…こ、このっやめろって!!」
慌ててさわってきた手をはたき落そうとしたが、タイミングよく逃げられて空を切ってしまった。
誰のせいでこんな恰好をしているのかと怒鳴りつけてやりたい気持ちを、かろうじて堪える。ここで騒ぐなんて、それだけは許されなかった。
俺は今、急にシズちゃんにメールで送られてきた内容と同じ姿で電車に乗っていた。

『女装してすごい短いスカート履いて下にブルマを履いて、○時○分の○○行きの○○線の特急の前から二両目の優先席付近に乗って待ってろ』

普段はこんな電車なんて絶対に乗らないし、池袋から出てるとはいえシズちゃんがこっちの方面に用事があるとは思えなかった。
数駅先はまだ同じ豊島区だが、そんな所に取り立てで行くことなんて無いように思えた。急に方面を広げたというのならまだしも。
しかも特急だなんてそれこそ数十分は止まらないのに、どこに行くのだろうと不審に思ってもしょうがなかった。だが、どうやらこの様子では行き先が目的とは思えなかった。


「ねえ、こんな時間に仕事はどうしたのさ?」
「あぁ次の相手まで半日以上急に空いちまって、帰るのも面倒くさいから気晴らしに出掛けようと思ってなあ」
俺のすぐ真横に立ったかと思うと、話をしながら興味深そうに女物の服の腰やスカート部分をさわりながら、巧みに指先を下に向かって進めていった。
送られてきた内容からなにかよからぬことを考えているのは察することができたが、それにしてもマニアックすぎて頭が痛くなった。
しかし拒まずにノコノコ来てしまった自分も、すっかりシズちゃんの虜になってしまっているのだが。


「いくら人が少ねえからって騒いだら、どうなるかわかってるだろ?」


再びスカートの端をめくりながら手が入ってきて、ビクリと体を震わせたタイミングで狙ってそう言われて硬直した。
集まった人々に見られたら、武が悪いのは俺の方なのはわかりきっていた。女装している人なんて最近はかなり多い方なのだが、それでも奇異の目で見られてしまう。
しかも一応カツラで変装してはいたが、身元がバレたらあっという間に池袋と新宿に最悪な噂が流れるのは目に見えていた。

「ほんと、シズちゃんの癖に俺を脅すなんてさあ…いつからこうなったんだっけ?」
「なに言ってんだ。最初から淫乱な手前が悪いんだろうが」
「最近は口を開けばそればっかりだよねえ。淫乱とかビッチとか言うのを楽しんでるだけじゃないの?」

小声で話をしながら、即座に周りを確かめると幸いにも俺たちが立っている前の席三つには誰も居ないし、反対側の優先席に座っている人はすっかり目を瞑って寝てしまっていた。
少し離れた場所はバラけて人が座っているが、そんなに多いわけではない。騒がなければ見られる可能性も低いということだった。
飽きれながらも抵抗できない自分は、本当にどうしようもないなと内心思っていた。好きになってしまったのはしょうがないし、こういうちょっとエッチで悪者っぽいシズちゃんも嫌いではなかった。
こんな変態的なことをするのは俺にだけ、というのがわかりきっているから、そんなに悪い気もしないのだ。浮気をされるわけでもないし、関係は良好なのだ。
外では犬猿の仲の振りをして付き合っている状態なので、たまに外でこういうことをして鬱憤を晴らしたいのだろうと思っていた。
喧嘩をしていたらいきなり路地裏に連れ込まれて襲われている、なんてかなり日常茶飯事なのだ。


「って、なんだやっぱ興奮してんじゃねえか。はは、こんな恰好してやがるのに、最低な奴だな」
「……っ、う」
すぐにそう言われることなんてわかっていたが、直接言われて胸がズキッと痛んだ。しかし傷ついたわけではない、汚い言葉を吐かれるのが実は少し嬉しいのだ。
マゾの気なんてなかったのだが、シズちゃんに責められているうちにいつの間にかそっちの方に目覚めてしまったのだ。今でも信じられないのだが。
その証拠に半分勃起しているそこが、ふるふると小刻みに震えてしまっていた。緊張しているという方が正しいかもしれないが、感じてしまっているのも事実だった。


「待たせて悪かったな。たっぷり気持ちよくしてやるからな」
「う、っ…あ、まだ…っあ」
当然のことながらパンツなど履けるわけがなくブルマだけを着用している状態だったので、くっきりと形がすぐにわかるぐらい盛り上がっていた。
そこを上から下に巧みに撫でられて、すぐに腰に響いてくるほどの快感があふれだしてきた。
すっかり淫らにされてきた下半身は、どんな刺激にもすぐに素直に反応するようになっていた。ぴったりと密着する形なのでさわられると布と擦れてちょうどいい感触を与えてきた。


「ふぅ、あ…うぅ、っ……」
「いつもより感じるのが早いんじゃねえか、臨也くんよお?」
つり革に捕まって必死に耐えている俺の耳元に、また横から生あたたかい息を吹きかけられて、思わず手がずり落ちてしまいそうだった。
こんないつ誰に見られて咎められるかわからない場所でこんなことをしている、という異常さが期待と興奮を煽られて顕著に現れていた。
鼻から抜けていく声に艶が含まれているのがはっきりとわかって、すぐに耳まで真っ赤になってしまっていた。


「まぁそんな変態な手前も好きだぜ」


下を向いていたのでいきなり告げられた言葉に、薄らと口元が笑んでいたのには気が付かれなかったはずだった。


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