ウサギのバイク 鬼畜静雄全集『おもちゃと卒業式』
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2011-04-26 (Tue)
「鬼畜静雄全集」
スパコミ発行新刊 静雄×臨也/小説/18禁/A5/324P/1900円
無料配布再録集+追加書き下ろし
【おもちゃと卒業式】 サンプル


卒業式前夜にモブに犯されてるところに静雄が乗り込んできて臨也を襲う話と卒業後に臨也を玩具にしたことを他の人間に見せつける為にエッチなビデオを撮影する話■8.29発行コピー本
※サンプルにはないですが本編にはモブ臨表現があります

* * *


「うるせえ!あぁ全部ごちゃごちゃうるせえんだよ!玩具にするとかしないとかっつう話も、こうやって延々はぐらかそうとするのも……もうたくさんなんだよ!!」
「はぐらかすとかとんでもない!俺はそんなこと……っ」

呆れたように肩を竦めながら話をしていると、いきなり視界が反転した。一瞬だけ何が起こったかわからなくて目をパツパチとしていたが、すぐに状況を理解した。
遂にあの平和島静雄が、俺の挑発に乗ってきてラブホテルのベッドの上で男を組み敷いているのだ。予想以上に傑作な光景だった。大声を上げて笑おうとして、顎部分に手を置かれて先手を打たれてしまった。

「……ぐ、っ」
「もう難しいことも何もかも考えたくねえ。これが全部手前の罠だとしても、乗ってやるよ……本気で泣き喚くまで犯してやればいいんだろ?」

必死に腕を外そうと抵抗するが、掴まれた腕はびくともしない。それどころか調子に乗って主導権を握ろうとしてきたので、すぐさまズボンのポケットに手を突っこんでナイフを取り出そうとした。
だがそれも瞬間的に手を叩かれて、ベッドの上に無造作に落ちたナイフを慌てて拾おうとしたが、向こうが先に拾って部屋の隅に投げつけた。これで一切の抵抗ができなくなったのを物語っていた。
やがて押さえつけることから解放された時には、うっすらと瞳に涙が浮かんでいた。

「は……っ、すごい乱暴。そんなDVじゃないんだから……」
「いいじゃねえか。手前は俺専用の玩具になんだろ?」

こっちを睨んでくる瞳と、あと数センチというところまでお互いが近づいてぴしゃりと言われたので、背筋からぞくっと寒気のようなものが沸いてきて背中を一気に駆け抜けた。魅惑的な言葉だったが、それに素直に従ってやるつもりはなかった。

「なにか勘違いしてない?何でシズちゃん専用にならないといけないのかわからないし、第一本当に襲うことなんて」
「あぁそんな趣味もつもりもなかったが、臨也が俺にそうして欲しいって自分から言いやがったじゃねえか。すげえ告白だよなあ、もしかして俺のことが好きなんじゃねえか?」

言いながら俺のズボンに手を掛けてきたので、動揺した。確かに玩具にして欲しいとも言ったし、好きでもあったがそんなこと死んでも言うつもりも悟られるつもりもなかった。それがなんでこうもあっさりとバレているのか、まるでわけがわからなかった。
微妙にズレてきた作戦に、顔から笑みが消えて服をはぎ取ろうとする腕を掴んで遮った。しかしそんな些細な抵抗が届くはずがないのは知っていたし、武器も何もないのだ。

「酷い言いがかりだ、心外だ」
「これまでは好き勝手その辺の奴らとしてきたんだろうが、二度とそんなことができねえように躾けりゃいいんだろ。たっぷりそうしてやるよ」

ドキドキと変に鼓動を繰り返している心臓におさまれ、おさまれと言い聞かせながら無駄な抵抗を繰り返す。しかしベルトを強引に壊されて、下着ごとズボンを引き下ろされた時にはさすがに真っ青になった。
手慣れているわけではないが、なにか普通と雰囲気も違っていたのだ。睨みつけてくる視線も鋭いし、怒りを隠すことなく顕わにしながら俺にぶつけてきているようだった。

「はは、童貞の癖に何言ってるの?何人の相手とシてきたと思ってるの?そりゃもう……」
「んな話どうでもいいよ。手前が誰としたとか関係ねえ、今後は俺意外にそうさせねえしそんな暇もねえぐらい毎日犯せばいいんだろ」
「……ねえ、なんかおかしくない?あはは、俺がシズちゃんのモノみたいに言われてるんだけど?」

どうもさっきから話が変だった。確か玩具にするとかしないとかの話だったのに、いつの間にか他の男とするなとか毎日犯すとか、到底いつものシズちゃんらしからぬ言葉を吐いていたからだ。訝しみながらもぞもぞと服をはぎ取られた体を動かした。
さっきまでセックスをしていた名残の精液が後孔からどんどんこぼれてきて不快だったが、それどころではない気がしていた。
何かがおかしかった。

「もう手前は俺のモノになるんだろ?俺専用の玩具で、俺の為だけに腰振ってよがってりゃいいんだよ」
「はぁ?だから急になんで……」
「臨也が今回の黒幕で、体を使ってありえねえ人数の男に取り入って、俺を襲わせてたってのを聞き出してたから決めてたんだよ」

さっきから感じていた違和感が一瞬で解けた。まさか最初から、賭博をしていたあの場所に来るまでに覚悟をしていて、俺を襲うつもりだったというのだ。あまりにもシズちゃんらしからぬ言動を繰り返していたのが、やっと納得した。
ということは俺の姿を見て驚いたのは素だったけれど、滑稽な俺の挑発に乗ってきたあたりは内心ほくそ笑んでいたのだ。それがむかついた。

「おもしろくない……ねえ、やめだよ。こんなのやってられない……ッ!」
「逃がさねえって言ってるだろうがよお?ここをぐちゃぐちゃにして随分と興奮させてくれるじゃねえか」
「ま……っ、ぐ、あ……はっ」

真剣に逃げ出そうとしたがあっさりと手首を押さえられて、あろうことか足の間に体を強引に割り入れてきて俺の片足をあげてから、粘液が大量に滴る場所に指を突き入れてきたのだ。さっきの名残があるのでそこはすんなりと指を飲みこんでいく。
これがシズちゃんの指なんだと認識していたが、あまりのことに起こっている現実が嘘か本当かわからなくなっていた。しかし願望にしては酷い行為を強いられているし、なにより俺のより太さも長さもある指の感触がすべてを物語っていた。

「は……っ、う」

* * *

「似合ってるじゃねえか。いいか手前は今から俺の玩具だ。いや、もう一生だな。二度と他の奴とはさせねえ、ずっと俺だけの玩具だ」
「なに、言って……」

それはもう酷い言葉だった。こんなにも俺はシズちゃんのことを愛しているのに、向こうはただの玩具だという宣言をしたのだ。一生だなんて言われても、まるで喜べなかった。本当に体だけを一生弄ばれるなんて、拷問の何者でもない。でもそれを抗議する唇からは、何も言葉は出ない。
薬のせいもあるが、ショックでうまく頭が働かないのかもしれない。第二ボタンを貰っただけで少し浮かれていた俺の気持ちが、跡形もなく崩れたのだから。胸がキリキリと痛み、鼻の奥が痛いけれど涙だけは流すまいと決めた。

「なんだ、そんなに薬効いてんのか?なんとか言えよ」
「うん……」

でも特にこれと言ってしゃべるようなことはなかった。虚無感に打ちひしがれている状態なので、むしろしたいことがあればさっさとすればいいとすら思った。
俺が押し黙っていると、少しだけ浮かない表情のまま部屋の隅に置いてある鞄に近づいて何かを手にまた戻ってくる。玩具と言うだけあって、いかがわしい卑猥な道具が握られていた。予想通りだったので特に声も出さす、ただ熱い息を吐いた。
薬が相当効いてきたのか、下半身は勝手に小刻みに震えて刺激さえあれば出してしまいそうなほどに強張っていた。もうここまできたら、反抗するのは得策ではない。むしろ薬の効果に便乗して、自分がして欲しいことを包み隠さず言った方が利口に思えた。その考えすら、間違っているのかもしれないが。

「ノミ蟲生きてんのか?まあ黙ってるつもりならそれでいいけどよお、これを突っこまれたらそうは言ってられねえよな?」

しゃべりながらピンク色のバイブにローションを豪快にぶっかけていて、てかてかと光り輝いていた。それをわざと俺の前に翳してみせるが、こっちはただぼんやりと眺めているだけだった。入れたいならさっさとすればいいと、心底思った。だから、先端が後ろに当てられても、声一つ出さなかった。
でもさすがに、ぬるつく塊が中に入ってきた時には少しだけ正気に戻った。でもそれは、すぐに快感に流されてしまう。

「う、んっ……っ、あ、あああはあぁあ……!あ、うぅ、く……あ、いれる、なっ……うぅ、あは」
「なんだちゃんとしゃべれるじゃねえか。じゃあそろそろこっちも準備するか」

無機質な玩具を一気に奥までねじこんできて、もう俺は快感しか感じなくなっていた。性行為をしたのは卒業式以来なのに、そこはしっかりと飲み込んでいて自分自身でも驚いた。薬の所為だけでないのは明白で、甘い声が漏れそうになったところでタイミングよくシズちゃんが離れて行った。
そうして軽く息をついていると、設置されていたビデオをそれぞれ起動し始めて赤いランプが点灯した。その途端ぞくりと背中を寒気がかけあがっていって、そのことに自分でも驚いた。
映像を撮られてそれを誰かに見られるかもしれない、と思うと興奮したのだ。しかも知らない奴ではなく、シズちゃんに淫らな行為を強要されているところをだ。なんで、と困惑しているとすべてセットし終えたらしくすぐにベッドの横まで戻って来た。そうして横からバイブに手を伸ばしてくる。

「あっ……や、やめろって……!」
「淫乱な手前のことだから、スイッチ入れた瞬間にイくんだろ?いいぜ、我慢せずに出せよ。それでこれを見てる奴らに、俺のもんだってことをしっかり知ってもらえ」
「どうして、っ……そんなこと、っしなくても……おれ、っ、あ、ねえ、やめて、まって!」

俺にはさっぱりわからなかった。どうして知らない奴らにシズちゃん専用の玩具だなんてことを教えなければいけないのか。でも誰かに見せつけたい、ということは少なからず独占欲を訴えられているわけで、そこまで悪い気はしない。
淡い関係なんて期待していなかったけれど、傷ついてズタズタにされた心を保つには、心をすり変えるしかなかった。恋人や好きな相手になれないのなら、せめて体だけでも。こんな歪んだ関係でも、何も無いよりはマシだと。
恋心を諦めて玩具奴隷に成り下がるしか、俺には残されていなかった。

「どうしてか?そりゃあ手前のその余裕こいた顔をぐちゃぐちゃにして、泣かせて、壊してえからだよ!」

「シズちゃ、あ、やっ、ひぅう、あ、あああああ……っ!!」

再度絶望的なことを告げられて、驚きに目を見開いたままの状態でバイブのスイッチが入った。振動は割とゆるやかなように感じられたのに、衝撃を受け取る俺の方はそれどころではなかった。
何度も何度も、性行為はしてきたというのに、そのどんな刺激よりも強かった。シズちゃんとセックスした時だって、ここまで感じない。いや感じていたけれど、今とは全く違っていた。

まだ、心があった。

制服のボタンを必死に握りしめて喘ぐ俺は、もやもやとした感情を抱えていたけれど内心嬉しかったし、考えられるゆとりがあった。でも今回は、心を置いてけぼりにされて体だけを感じさせられている状態だった。いくら薬のせいでも、これは強烈だった。

「は、ひっ、あ、あふぅ……あんっ、あ、ひ、あつ、あついっ、あうぅ……!」
「そこは気持ちいいって言うところだろ?ほらあのカメラに向かって言えよ、バイブが大好きだって。そしたらもっと強くしてやるよ」
「んあっ、あ、はぁ……や、らぁ、あ、きもひ、よくなんか、ないっ……きら、いっ、だい、きらいっ」
「上等じゃねえか臨也くんよおッ!」

かろうじて残っていた理性が拒絶の言葉を吐いたが、それもギリギリだった。これ以上の振動で責められたら、あっさり陥落するぐらいには頭の中がどろどろになっていた。でもそこですぐに襲われるかと思ったのだが、怒鳴り散らした後にまた立ちあがりさっきの変な道具が詰まったバッグへと思う。
少しだけ安堵のため息を漏らしたが、ただ嫌な予感しかしない。もしかして、もっと最悪なことをされるのではないかという恐ろしさがあったが、落ち着けと自分に言い聞かせた。でも玩具に弄ばれてる状態で、冷静になるなんて無理だった。

「あっ、あはぁ、は……うぅ、んっ、く、あ……っ、え?今度は、なに……?」
「名前までは知らねえな。でも手前を苛めるもんなのはわかるだろ?素直に従ってりゃよかったのによお」
「えっ……それ、まさか!?」

一人でバイブに翻弄され腰をそわそわと揺すっていると、いつの間にかシズちゃんが戻ってきていた。そうしてまた手に淫猥な道具を持っていて、でも見慣れないものだったのですぐに何かはわからなかった。だから問いかけたのに、教えてくれなかった。
変わりに俺の既に勃起していたペニスの棒部分を掴んできた。そこでようやくどんなものなのか思い至った。多分ペニスリングと呼ばれるもので、根元に取りつけて射精を抑制するのだ。でもまさか、そんなマニアックなものまで用意しているなんて思わなかったのだ。

「やめ、やめてっ……嫌だ、やだ、そんなのやだ、やめてよ!ねえ、もう嫌だッ!」
「まじでうるせえな、でも口塞いだら意味ねえから暫く我慢するか。ほら大人しくしやがれ」

一度バイブのスイッチを切り、金属製の輪っかを根元に近づけてくる。すぐに形状がわからなかったのは、リング意外に小型のバイブのような機械がそれに付属していたからだ。
つうまりそこを締めつけられながら、直接自身にも常に振動が与えられるということだ。そんなの冗談じゃなかった。だからこれまでとは比べ物にならないぐらい暴れたのに、ただ手錠がガシャガシャと鳴るだけで何の意味も成さない。
そうしてガクガクと唇を震わして怯えていると、遂にそのリングを左右に広げてぴったりと肉竿の根元に嵌めてきた。

「つ、めたっ……うぁ、く……く、るしっ、うぅ」

そこを強く締めつけられたことで欠陥が浮き出て、少しだけ形が変化した。それこそ射精寸前なぐらいまで硬く反り返って、時折麻痺をしている。圧迫感が苦しくて呻き声を漏らしたが、そんなのが序の口なのは理解している。怖いのは、これからなのだ。
せめて鋭く射抜くような視線で睨みつけるのだが、あっさりと躱されて最後通告をされた。

「手前があのカメラに向かって俺のを入れて欲しいってちゃんと、丁寧にお願いするまでこのままだ。それまで絶対にイかせねえ、覚えてろよ」
「やっ……やら、あ、ひ、うぅううあああああ……!!」

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