ウサギのバイク 露出教室③
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2011-05-25 (Wed)
*リクエスト企画 零子 様
静雄×臨也 ※18禁注意

以前リクエストで書いた凌辱教室の続きの設定
静臨(恋人)で門田が実は臨也を好きなのを知った静雄が情事を見せつける話。

* * *


「もう、やだってぇ…っ、あ、ねえってば…!」
「おい早く見せてくれよ、臨也」

乳首の先端をゆるく弄られ始めて、眉を顰めながら困っていると急に小声で囁くように、しかも真剣な声で言われて俺は息を飲んだ。そんな声は、これまで一度だって聞いたことはない。
それぐらい本気で頼んでいるということなのだが、ズルイと思った。やろうと思えばこの手首を掴んで強引にできるのに、あくまで俺自身にやらそうとしているところが。
悔しさに唇を噛みながら、けれども拒むことなんてできなかった。だからもう、意を決して後ろの窄まりに指先を伸ばす。

「っ…うぅ、く…ぁ」

入口周辺をローションの塗りたくられた指で擦り始めると、ぐちゅぐちゅと卑猥で粘着質な音が教室内に響き渡る。不意にあの時の、男達に襲われてまさぐられたことを思い出させたが瞬時に飛んだ。
タイミングよくシズちゃんが顔を近づけてきて口づけをされたからだ。ぬるりとした舌が強引に入りこんできて、その途端腰に言い難い快感が溜まっていく。
思わずもどかしくて腰を揺らすと、その勢いで指の位置が変わり先っぽが簡単に中に埋没した。

「んっ…!?ふぅう、っ…ぷ、はあっ、あ、んあっ…やだ、っはいったぁ…」
「あっさり入ったじゃねえか。なるほどな、やっぱり実は自分で弄って気持ちいい思いをしてんだろうが」
「はあっ、なんで…そんなことに、っなるの?ちがう、ってぇ…あ、んぁ、あシズちゃ、んとしか、しないよぉ…」

随分と卑猥なことを言われたので慌てて否定した。だって真実の事だし、何の嘘もついてはいないのだ。こんなに毎日責められていて、どこに家に帰ってオナニーする余裕があるというのだろうか。
涙目で睨みつければ、一瞬だけ言葉に詰まったがすぐに笑みを返してきて告げた。

「やっぱりエロいぜ。もう根元まで指二本も受け止めてんじゃねえか、そんなに俺に見られながらすんのがよかったか?」
「な…ッ…なに、それ…いいがかりっ、あ、んああっ…」

変に解釈したシズちゃんが、ニヤニヤと笑いながら指の動きをどんどん早めていく。するとそこが硬くなり、ツンと尖って摘ままれると勝手に全身が跳ねた。
その反応に満足したのか、次は反対側の胸を狙い始めたので俺はため息をついた。でも抗うことはできなくて、ぼんやりとした表情で奥に指を進めたり出したりを繰り返した。
すると短時間でそこが熱くなり、もっと大きい何かが欲しいと訴え始める。でもこんなにもあっさりと根をあげるわけにはいかなかったので、かろうじて堪えた。
それでも声はかなり大きく、ここが教室だというのも忘れて喘いだ。気持ちが良くて、感じていたのだから無理だった。

「ふあっ、あ…うぅ…っあ、ここ、すごいひ、もちいっ…あぁ、あ、ん」
「そうかやっぱり、イイんじゃねえか。素直に言ってくれて嬉しいぜ」
「えっ、あぁん…っ、もぉやらぁ、んうぅ…」

ポロリと口から漏れてしまった言葉に、自分で赤面してしまう。そんなつもりなんて全然なかったのに、どうしてかあっさりと口にしてしまっていたのだ。
羞恥心とか悔しさとか色んな感情が混ざり合って、一気に泣き笑いのように目の端に涙が浮かぶ。それがポロリと滴ったのだが、じぅと眺めていたらしいシズちゃんが囁いてきた。

「恥ずかしくて泣いちまうなんて、手前はどんだけかわいいんだ。ったくこれだから目が離さねえんだよ」
「な、な、かわいいとか…っ、おれに、いうなよっ…ぁ、んぅ…おとこなのに、んぅ」

あまりに恥ずかしくて太股を擦り合わせてもぞもぞとしながら、涙声で戸惑いの声をあげる。嫌じゃないけど、かわいいなんて言われて手放しで喜べない。むず痒くて困ってしまう。
褒められること自体は悪くないけれど、それが全部エッチなことの為の下心だと思うと複雑だ。しかもお世辞ではないところが性質が悪い。目線を逸らして困惑していると、現実に引き戻される。

「なあ、もっと激しくしろよ。そしたら入れてやるから」
「…っ!そ、んなこといわれてっ…おれが、したがう、なんて…」
「ちゃんとねだれたら、弱いとこいっぱい責めてたっぷり出してやるぜ?」

それはダメだから、と言おうとしたのに誘惑するような言葉を掛けてくる。これが本気なのだから、ダメなのだ。流されたい、と心が揺らいでしまって喉の奥で言いたいことが引っかかる。
そうやっていつも流されて、シズちゃんの思い通りにさせられてしまっている現実がある。これは、悪魔の囁きだとわかっていながら、惹きつけられて逃れられない。

「好きだ、臨也」
「あぁ…もう、だからシズちゃん…っ、きらい、だ…!」

まさに狙ったタイミングでそう言われてしまい、中に埋まっていた指がぎゅうっと収縮して食いついてきた。嬉しいという証拠をつきつけられて、悔しくて、熱いため息を吐いた。
いくら喧嘩をしても、こうやって好きということを目の前に引き合いに出されれば頷いてしまうのだ。もう何度も、繰り返してきているのにいつまで経っても学習しないで毎回堕ちている。
そんなにバカなつもりはなかったのに、絶対にシズちゃんのせいで俺は変わってしまった。恋のせいで盲目的になったのだ。

「ほんと、っ…んっ、うぅ…はぁ、あ、っ…あん、ぅ」

あまりの恥ずかしさに目を瞑りながら、指の動きをどんどん早めていく。すると胸をまさぐっていた指の動きも再開されて、二箇所から快感が流れ込んでくる。
それが心地よくて腰がくねり、もっと気持ちよくなろうと貪欲に蠢く。すぐ傍からシズちゃんの息遣いも聞こえてきて、興奮も煽られる。

「ねえっ、これ…で、いいの…っ?」
「ああよく見えてるぜ。手前の指がしっかり飲みこまれてエロい顔してんの。もう乳首も両方勃ってるぜ」
「い、じわるっ…あぁ、んぅ…んくぅ、はっは…ぁ」

これでいいのかと問えば、ぴんと勃った胸の先を両手で摘まみながら嬉しそうに声を荒げてくる。もう絶対にシズちゃんだっていっぱいいっぱいなのに、ギリギリまで我慢する。
そうして俺を煽って、結局折れて負けるのだ。本当にいつものパターンだった。

「わ、かってる…くせにぃ…っ、ねえ、シズ、ちゃ、んぅ…」
「何のことだ?はっきり言えよ、ほら全部わがまま聞いてやるから」
「もうっ、あ、あぁ…お、ねがいだからぁ…おれのなかに、その、シズひゃ、んのだい、すきな、おっきぃおちんぽ、いれてよぉ…んぅ」

言いながら耳まで一気に真っ赤になっていくのが自分でわかる。こうやって言葉責めを強要されるのが多くなっているとはいえ、こんなものに慣れるわけがない。
何度口にしても、逃げ出したいぐらいに恥ずかしい。きっと俺らの事を知っている誰かが聞いたら、耳を疑うような淫らな言葉に目を見張るだろう。

「そこまで素直に言われたらしょうがねえな。大好きな俺のもんを突っこんでやるよ」
「い、いわせたのは…そっち、っ…だろ」
「ほんと二人っきりになると、弱いよな手前は。そういうところが好きだぜ」

俺が出し入れしていた指の上にシズちゃんが手を添えてきて、だから力を抜いた。すると二本の指がゆっくりと引き抜かれて、体が教室の端の窓ガラスに押しつけられる。
どうしてそんな体勢になったのか一瞬わからなかったが、慌てて抵抗しようとした。だっていくら放課後で人が少なくなっているからとはいえ、服をたくしあげられて半裸な男が窓際に居たらヤバイと思ったから。

「ちょっと待ってっ…ここじゃあ外から、見えるって…せめてバックじゃ、なくてぇ…」
「なんだ嫌なのか?やらねえのか?」

明らかに意気消沈したような声が耳元で聞こえて、それは違うと慌てて振り返って睨みつける。きっとこれはわざとなんだと内心思いながら見つめ合っていたが、唐突に後ろに熱い塊が押し当てられる。
そうされると、腰がピクンと反応を示す。そこはもうシズちゃんを欲しがっていてしょうがなかったから。唇を噛みしめて視線を逸らす。それを見計らったかのように、ローションでぬるつくく中に入ってきた。

「あっ、ん…はあぁあ…んあ、うぅ、あ…!」

慌ててさっきまで嫌がっていた窓にしがみついて、上半身がガラスに押し当てられて乳首が擦れた。肉棒はどんどん中に入りこんでいって、意識が保てなくなる。
心地よさでどろどろになってきていた頭で、ふと何気なく横を向くとちょうど傍にあったカーテンがはためいて揺れ、隠されていたものが露わになった。そこには、ある筈の窓は無かったのだ。
開けられていた、というのが正しくてだから勝手に風が吹いて広がった。そうして俺の目線はこの教室に備え付けられたバルコニーへと向く。それは、たまたまだった。
普通に窓だけを見ていれば気づかなかっただろうが、窓の傍でしかも少し真上からの位置だったのではっきりと目に入ってきた。
バルコニーの床に座り体育座りをして、きっと中から見えないように配慮していたであろう姿を。その瞬間、驚きのあまりに全身がビクンと震えて強く後ろも締めつけてしまう。そして。

「ああ、もしかして気づいたのか?」

俺の顔の横からわざわざ覗き込むようにして、外を見たシズちゃんが低い声で告げてきた。あまりのことに絶句していたのに、その言葉で弾けるように喉から声が出る。

「ちょ…っと!な、な、なな、なんで…ッ、ここにドタチンが居るの!!」

結構な大きさで叫ぶと、呼ばれた相手も同じように全身をビクリと震わして、それからすぐにこっちを向いた。すごくバツの悪そうな顔をしながら、頬を紅く染めていた。

「悪い、その…邪魔するつもりはなかったんだけどな」

そう言いながら目線は少し俺から外していたので、その時になってようやく自分が酷い姿をしていることに気がついた。すっかり忘れて声を掛けてしまったことを、少し後悔した。

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