ウサギのバイク CAPSULE PRINCESS⑬
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2010-03-08 (Mon)
静雄×臨也 ※18禁注意

続き 逃がさねえ

* * *
「ねぇ…これ、なんの冗談……かな?」

臨也は低く唸るような声で呟きながら必死に俺の体から離れようともがくが、もともと衰弱しかけていた体力では普段の半分以下の抵抗力しかなかった。
はたから見たら背中に軽く手を回して抱き合っているようだったが、実際はこれ以上動けないように固定しているだけであった。

「助けが来たと思ったのに可哀想だったな。逃がさねぇよ」
「い…いやだッ!離せ、やめろ…!!」

この角度から表情はほとんど見えなかったが焦るような声に、かなり動揺しているのが感じられた。ショックを受けているというよりは、怖くて怖くて仕方がないというように見えた。
あんな状態で半日以上も放置されれば当然のことだったのだが、それにしては精神力が強いのかよくもったほうだと思った。

「だいたい悪いのはてめぇなんだからな。隠しカメラの場所を最後まで黙ったまんま気失うし、いい機会だからおしおきしてやろうと思ったんだよ」
「し、んじらんないッ…!ねぇシズちゃんいつからそんな鬼畜になっちゃったの?俺の知ってるシズちゃんじゃないみたいだよ?」

臨也は困惑しながらも必死に叫んでいた。そしてまだ必死に俺の腕に爪を立ててなんとか逃げ出そうとしている。
自分の知らないことは受け入れられないとでも言いそうな口ぶりに、見ていて哀れな光景だと思った。もう何度もこういうところを見ているが、実は毎回ここが面白くてやめられない理由の一つかもしれない。
死んで欲しいと思われているはずの平和島静雄は、折原臨也にとって嫌いだが信頼すべき相手だったのだと実感した。

「俺はてめぇのことならもうなんでもわかる。特にこっちのほうはな?」
「ひ、や、ああぁぁ…ああぁ…!!」

強引に腕を振りほどいて下半身に手を伸ばして軽くそこにあるモノに触れた。瞬間体を仰け反らせて艶かしい声を隠すことなくあげた。
腰をガクガク震わせながら、あっけなく先端から透明に近い汁液をぽたぽたとこぼしていた。

「何時間もバイブにいじられてたから感度もかなりあがってるだろ?朝から何回ぐらいイッったんだ、臨也」
「う……くっ…ぅ……!」

わざと耳元で息を吹きかけるようにして話しかけると、あからさまに悔しそうにしながらも肩を揺らした。今日一日放置していただけで随分と感じやすい体になったようだった。
あの生意気な野郎がここまでなるとは思わなかったが、これはこれで意外に悪くない。かわいい奴だなと感じるようになってきていた。

「あんなぶっといの咥えこまされてまだガバガバになってるだろ?とりあえず一発ぶちこんでやるよ。あんな機械なんかより気持ちいてめぇの大好きなもんを」
「…ぁ…ま、待ってよ!だめ、これ以上は……またおかしくなるから…!」

何かに弾かれたかのように突然上擦った声で懸命に懇願してきた。さっきまでの態度と一変して俺に対して謙る様子に、鼻から笑いが漏れた。
確かに朝目を覚ました時からずっと責められ続け、不安に苛まれて過ごしたのだから怖がるのは無理もなかった。
知らないうちに何者かに体を淫らにされている恐怖は、とても俺なんかでは想像もつかない。

「うそつけ、本当は欲しいんだろ?わかってんだよ、ほら」

「…っ、や、めて……やだ、う、んうぅあああぁぁ……ッ!!」

軽々とベッドの上に押し倒すと、臨也が体勢を立て直さないうちに二本同時に左指をそこにねじこんだ。中は思った以上に熱く滾っていて、濡れ具合も半端なかった。
空いた方の手で器用にベルトを外しジッパーを降ろしている間も指で責めていた。乱暴にぐりぐりとかき回したり、奥壁を引っかいて充分に楽しんだ。
ズボンと下着を脱いで改めて向き直ると、瞳を蕩けさせ涙をこぼしながらすっかり悦にひたっていた。唇から声がひっきりなしに甘く漏れている。
ほくそ笑みながら指を引き抜くと今度はそこに熱を持った塊を押し当てた。先端を突くようにしただけなのに、あっという間に中に飲みこまれていった。


「は、うぅ…んぅ、だめ…シズちゃ……んんぅうぅうぅぅッ!あぁ、おっきいぃッ…!!」


ぐちゃぐちゃに濡れそぼったそこに導かれるように一気に奥まで埋まっていき、すぐに生暖かく心地いい感触に包まれた。

「どうだ俺のがいいだろ?こうやってぐちゃぐちゃにかき混ぜてもらいたかったんだろ?」

言いながら臨也の腰を掴み下からガツガツと思いっきり突きあげてやった。結合部からは卑猥な音と肌がふれあう音が同時に響いていた。

「あ、あぁ…ふかい…ッ、はあぁあああ、そこ……いぃッ……!」

いつも感じるポイントを遠慮なく責め続けると、あっという間に頬を赤く染めて快楽に溺れはじめた。体に覚えこまされた感覚だけで、腰まで振っているようだった。
俺もここに来るまでに随分といろいろ妄想して気持ちが昂ぶっていたので、さっさと出すことにした。


「じゃあとたっぷり熱い精子を出してやるよ…!」

「あ…も、ぅ……イっ……ひ、やあぁああはああぁぁ…ううぅぁあはああぁ……!!」

すさまじい早さで前後に揺り動かすと、すぐに限界が訪れて迷うことなくすべての白濁液を奥にぶちまけた。
臨也はベッドの上のシーツを手でしっかりと握り締めながら、しっかりと受け止めた。中を繰り返しひくつかせながら最後の一滴まで搾り出す勢いだった。
また自身もイッたようだったが先端から透明の汁がほんのすこし垂れるぐらいに留まり、腰だけを妖しくくねらせていた。


「どうだ、よかっただろ?」

「ひ、うぅッ……シズちゃん?な、んで俺…こんなことに…っ…ぅ…」

力を抜いて安堵した表情で尋ねると、ぼろぼろと大粒の涙を曇った瞳からこぼしながら、どうして?なんで?と疑問の言葉を繰り返した。子供がなきじゃくる姿のようにも見えた。
しかし隙間からこぼれた白い汁液が太股を伝って落ちシーツをぐっしょりと汚していて、卑猥な行為の証をくっきりと残していた。


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