ウサギのバイク 鬼畜静雄全集3【安らぎと無縁の地で自我の境解けてゆく】
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2012-04-26 (Thu)
鬼畜静雄全集3のサンプルです
【安らぎと無縁の地で自我の境解けてゆく】
モブに襲われ助けることができなかった夢を見たヤンデレ静雄に臨也が告白される話
※モブ×臨也があるのでご注意下さい

* * *

「でも意外とあっさり壊れやがったよな。もっと抵抗するかと思ったのに、やっぱり性欲には勝てないってことか」
「っ、はぁ、んぐ、うぅ……ふむうぅ、っ、んちゅ……ぢゅ、うぅ、んぐ、ぢゅむぅ、んっ、う!」

男達の話なんてもう一切頭の中には入ってこない。向こうだって口淫している相手に返事を求めてはいないだろう。
目の前に差し出された肉棒が最高のごちそうのように吸いついて啜り続けながら、少しだけ膨らんだ腹の重みが心地いい。これでもまだ僅かに羞恥心は残っているが、それを上回るほどに欲求の方が強くて、もじもじと太股を擦りながら自分から腰を振ってよがっていた。

「まあ壊れたって離さねえよ。俺らは平和島静雄に滅茶苦茶にされたみてえに、お前のこと滅茶苦茶にするんだからな」
「ふ、えっ?ん……シズ、ちゃん?な、んらっけ……」
「おいおいあんなに恨んでやがったのに忘れてんのか?平和島もかわいそうだな」

頭上から聞き覚えのある名前を告げられたので、ぼんやりとしていた頭を振りながら必死に考えようとした。けれども靄がかかったかのように金髪頭でバーテンの後ろ姿しか浮かばなくて、どんな顔をして会っていたかも曖昧だ。

「そういえば今のお前の姿を見て一番喜ぶのはあいつかもしれねえな。見せてやりたくねえか、会いたくねえか?すげえエロくなった姿見せてやりたくねえか、変態情報屋さんよお」
「な……に、いって、る……っ、んんぁ、あ、ふああっ!?」
「聞こえねえな?もう一度言えよ」

朦朧とした頭でも目の前の男がおかしいことを言っているのは充分にわかる。どうしていがみ合っていた相手にこんな最低なところを見せたいと思うのか、と睨みつけたがいきなり乳首を摘ままれて甲高い声があがる。
痛みではなく心地よさに酔っていると、脅迫されるようにドスの効いた響きが耳元でした。もう抵抗する力もなくなっているし、どんな風に言えば男が納得するのかもよく理解している。だから一瞬目を伏せた後に、叫ぶように告げた。

「ん、うぅ、っ……シズちゃ、んに、見せたい、見て欲しい……おれのエッチな姿見て欲しい、っ!んあ、もっとおれをみてぇ!!」
「ははっ、見られるんなら誰でもいいのかよ淫乱露出狂な情報屋さんよお?他人に見られながらイくのがそんなにイイか?」
「は、あっ、あ、しゅき、っみられながら、イくの……ひ、もちいぃ、からぁ……みれぇ、くらしゃいおねがいします……んうぅ」

 きちんと言えたことで気をよくしたのか、俺を四つん這いにして犯していた相手が、急に膝の上に座らせるように体勢を変える。両足を大袈裟に左右に開かされはしたない格好で激しく貫かれる。

* * *

「ごめ、ん……っ、ありがとう、もう大丈夫だ……ねえ、その、だから……しよう?俺で気持ちよくなってよ。セックスでしか恩を返せない」
「俺は別に恩とかそんなもんいらねえ」

さっきは正気ではなく誘ったので、きちんと性行為をするには理由が必要だと思った。助けてくれたお礼と言えば拒絶されないだろうし、今後も憎しみ合う関係が続けられるかもと思ったが、あっさりといらないと言われてしまう。
 これでも精一杯譲歩して、きちんと自分から誘ったようなものだったのに歯痒く思う。本当に俺のことなんてこれっぽっちもわかってくれない、身勝手な男だ。

「それよりさっきから気になってたことがあんだけどよお」
「……って、何?ちょ、っと……ふぁ、えっ、そこ、待って、や、あ……んはあああっ!」

制止の声よりも先に手が伸びてきて、ふれられた途端肩がビクッと過剰に反応し震えた。慌てて体を引こうとしたけれど、拘束されていることと体ごと圧し掛かられているので僅かに身じろぐだけだ。シズちゃんのごつごつした男らしい指が、目立った二つの突起を弾く。

「あ、ひぁ、あ、うぅ……あつ、いっ、あ、そこやらぁ、あ、かんじ、るからぁ、やめ」
「気持ちいいのか?正直に言えよ」
「なんで、っ……あ、つよくしないで!わかったから、あ、んぁあ……ひもちぃい、っ、からぁ」

それまではっきりと保っていた思考が一瞬にして吹き飛んで、全身をビクビクと跳ねながら唇がだらしなく開く。シズちゃんの指は乳首の先端についているピアスを弄っていて、そこからビリビリとした痺れが伝わってきたのだ。
とっくにドラッグは切れているはずなのに凄まじい快感に翻弄されていく。目元からいくつも涙がこぼれてポタポタと肌の上に溜まる。同時に受け入れていた性器もぎゅうっと締めつけて、必死に中身を搾り取るように絡みついた。
男達による凌辱のせいで体にしっかり染みついた行為で、自分の力でやめることなんてできない。はしたないとわかっていながら全身を小刻みに震わす。

「んぁっ……ぅ、シズちゃんの、っおっきぃ、んうぅ、あ、ひぁ……く、うぅ」
「うわっ、おいどんだけ締めつけんだ!さっきまでと全然違うじゃねえか」
「ごめ、っでももう……イっひゃいそうだからぁ、っ、ゆる、して……うぁ、んあぁ、これ、いいん、ぅう」

* * *

「いや、手前はなにもしなくていいぜ。全部俺がしてやるから」
「はあ?なにを……って、ちょっと待ってよ!まさか目隠しする気なの?」
「いいだろ?ちょっと驚かせてやりてえんだ。かわいい悪戯だろ、今まで俺がやられたことに比べれば」
「まあいいけど」

ハンカチを取り出して目に当てられたのでうろたえたが、ここでみっともない態度も晒したくはなかったので仕方なく受け入れる。暴力を振るったり卑怯なことだけは絶対にしないだろう、という自信があったので許したのだ。
俺だったらもうとっくに腹にナイフを突き立てているだろうけど、シズちゃんは律儀な男だ。それが命取りでもあるし、放っておけば大きな隙になるのだからそこを狙うしかない。

「じゃあちょっと待ってろよ……っと」
「うわあっ!?シズちゃんやだ、なにこぼしたのさ!すごい濡れたんだけど!!」
「あー……悪い手が滑っちまって水こぼれたんだ。タオルで拭いてやるから脱がすぞ、いいな?」
「待って、待って!拭くぐらい自分でできるから……っ、て人の話聞いてよ!!」

全く周りが見えなかったので、いきなり腰の下辺りに冷たい何かがかけられて驚いてしまう。水だと言っていたのは間違いないようで、ジュースやコーヒーなどの匂いはしない。
一体どうなっているんだと警戒していると、いきなりズボンに手がかけられた。てっきり両手の拘束を外してくれるのだろうと思っていたのでそれには焦ってしまう。すぐさま大声で怒鳴ったけれど容赦なく引き下ろされて軽い悲鳴があがった。

「……っ、脱がすのやめて!いいから、わかったそのままでいいから下着まで脱がそうとするのやめろよッ!!」
「遠慮すんなよ男同士だからいいだろ?」
「そういう問題じゃなくて……ほんと、本気でやめて、って刺すよ?」
「動けねえ癖になに言ってんだ。ほら冷てえだろ……あっ」

男同士とかそういう問題ではなく、どうして俺がシズちゃんに恥ずかしい場所を見せないといけないんだと憤りながら冷めた声で話していたが最悪なことが起きる。
ビリッという音が間違いなく聞こえて、呼吸で動揺したのが手に取るようにわかった。問い詰めなくても、何が起こったのかぐらい悟ってしまう。

「ねえ、ズボンと下着どっちをやったの?」
「両方だ」
「あーあ、もうだから不器用なシズちゃんにさせたくなかったんだ」

盛大にため息をついてガックリと肩を落とす。人の衣服を脱がせるだなんて繊細なことをシズちゃんがまともにできるわけがない。案の定ズボンも下着も破かれてしまったようで、途方に暮れてしまう。
こうなったらもう他の誰かに連絡して服を調達してきて貰った方が早い、と考えていると立て続けにとんでもないことが起こった。

「なんか俺の貸してやるから……うおっ!?」
「えっ!?痛っ……!なに慌ててるんだよ、転んだじゃないか!!」

多分俺の目の前を横切って行こうとしたらしいシズちゃんが、足先をつまずかせてそれに巻き込まれてしまったのだ。おもいっきり背中を床に打ちつけて転んだので、余計なことはこれ以上するなと叫ぶ。
ちょうど体の上に覆いかぶさるように乗っかっていたので、少し重いとも思った。一体さっきからどうしたんだと呆れていると、急に耳元でボソリと呟かれる。

「やっぱ柔らけえんだな」
「え?」

一瞬何を言われたのかわからなくて困惑していると、あり得ない箇所を撫でられる感触が伝わってきて背筋が寒くなった。いや、そんなわけがないと内心動揺しながら固まってしまう。
だって、まさか、シズちゃんが俺の内股を手のひらで優しくさわってるなんてバカなこと。

「すぐ起きあがるから待ってろよ」
「どうしたの、転んだ時に何か倒れたの?っ、やけに密着してて……」

ゴソゴソと衣服が擦れて動くような気配はあるのだが、なかなかシズちゃんは俺の上から起きあがろうとはしない。見えないから余計に不安で怪訝な表情のまま待つ。
すると暫くしてようやく離れて、大丈夫かと声を掛けながらなぜか両足を持ちあげて折り曲げた。意味が解らなくてされるがままになっていたが、素早い動きで左右に開かされて息が詰まる。

「……ぇ」

視覚には直接入ってこないので、どんな体勢になっているのかすぐには認めたくなかった。その最大の隙を狙っていたのか、強引に足の間に体ごと滑りこませ片手で腰を掴まれる。
まともに反応できないうちに肌に直接冷たい物体が垂らされて、また水がかかったのかと思った。だけど滴ってくる気配はないし異質な音が聞こえ始めたので、違うと理解する。

「えっ、え……?」

さっきみたいに悲鳴をあげることもできず、耳に届く音を聞き入る。ぐちゅ、ぐちゃ、という粘ついた音色と共に信じたくない箇所に嫌な感触を覚えた。
手のひらと指先を使い何かを丹念に塗りこんでいるようで、呆気にとられながら身動きが取れない。言葉も掛けられない。
バクバクと心臓が早鐘を打ち、額に汗が浮かんで震えてしまわないように歯を食いしばる。ぴりぴりとした緊張を肌で感じてしまいひたすらに押し黙って耐えた。

「騒がねえ、ってことは何されるかわかってるってことか?」
「……っ」

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