ウサギのバイク 鬼畜静雄全集【漆黒に染まる時へと堕ちる】
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2012-04-29 (Sun)
鬼畜静雄全集3のサンプルです
【漆黒に染まる時へと堕ちる】
静雄の恋人の臨也を四人の派生が調教する話
※派生×臨也描写があるのでご注意下さい

* * *
「観念したか?まあ今のところはこの写真は脅しにしか使うつもりねえからよ、早くしようぜ」
「最悪っ、あ、もう……嫌だっ、お、俺はシズちゃん以外とするなんて……そんなの」
「静雄と同じ顔なんだから、いいじゃねえか。なあ?」

そうは言われても、口調はまるっきり違うし性格も平和島静雄とは全然違う。でもあの怪力や押しの強さだけは同じだった。人の話も聞かないところも。それが憎い。
全身白いスーツに派手なピンク色のストライプシャツを着て、耳の後ろに変な機械のようなものを取りつけているデリックという男は、姿だけはシズちゃんそのものだった。
別に俺は顔が好きだからつきあったわけでもないのに、絶対に見れないような笑顔で近づかれて拒めるわけがない。中身は違う、全然違うと思うのに無理矢理抑えつけられて相手の体を引き剥がすことができなかった。そのうちに、眼前に顔が近づいてきて。

「あ、やっ……!うぅ、っ……んぐ」

唇に吸い付かれたと思った時には、既に舌が口内に侵入していた。生あたたかいそれは、人間そのものでこいつが何者なのかますますわからなくなる。感情や体温のない人形とかアンドロイドの類なのかと思っていたが、クローンとかそっち系だろうかと考えを巡らせる。
行為に浸っているつもりはなかったけれど隙ができ、突然甘くてとろっとした粘液が口内に吐き出された。目を丸くして肩を押しのけようとしたがしっかりと壁との間に挟まれてなにもできなかった。

「……っ!?」

驚きながらも思わず飲みこんでしまったが、舌を絡められていて喉の奥に誘導されたようにも思える。まるでストロベリーのような甘さの液体をしっかり飲み干してからようやく腕から逃れたが、遅かった。即効でカクンと腰が抜けてしまい視界がぐらぐらと揺れる。
そして沸きあがってくる疼きに耐えながら、差し出された腕の中にすっぽりと抱きかかえられてしまう。熱い吐息が微かに漏れた。

「お前っ……なに、を……!」
「特製の媚薬ってところだな。まあ普通に考えて、エロいことするんだからそういう類のもんに決まってるだろ?本当にこの顔に弱えんだな。あっさりやられてるじゃねえか、新宿の情報屋さんよお」
「くそっ、あんたの顔は関係ない、っ……少し驚いた、だけだから」

* * *

「泣いていい、臨也。俺の胸で泣けばいい」
「え……?ちょ、っと津軽!?」

そう告げられた直後に肩を引き寄せられて、そのまますっぽりと着物に体が覆われる。心の中が見透かされて恥ずかしくてたまらなかったが、俯いていたので表情が悟られることは無かった。
デリックはいきなり襲ってきたけれど、津軽は本当に気遣いのできるいい奴なんだなと実感する。しかも黙りこんだ表情は本人の名残もあるから、余計に錯覚してしまいそうになる。いつの間にか涙が出そうになっていたが堪えた。
ところがそこで急に顎を少し強引に掴まれて、不意に上を向いたところであたたかいものが唇にふれる。すぐには何をされたのか理解できなくて呆けてしまう。

「ん……っ、う!?ふ、うぅ……く」

キスをされたのだとわかった時には、ぴちゃぴちゃと舌で舐められていた。すぐに自分から唇を開くとそのぬめった舌が入りこんできて、口内を蹂躙し始める。とてもゆっくりな動作だったが、確実に俺の好きな部分ばかりを舐めてきて、すぐに全身がビクッと震えた。
きっとこのままだとマズイだろうなあとぼんやり思った時に、異変が起こってしまう。予想した通りだった。

「んぐっ……んっう、ふ……!?」

さっきのデリックの時と全く同じだ。冷たい粘液が喉奥に注がれて、今度はストロベリーではなくどちらかというとりんご味だなと冷静に思う。とてもおいしくて気がついたら抗うことなく飲みこんでいた。
なんとなくこうなることは予測できたのに、この俺が二度も同じ手に嵌ってしまうなんてありえない。でも相手が相手だからしょうがないのかもしれない。シズちゃんにそっくりなのだから。
甘さに酔っているとすぐに唇が離れて、津軽がじっと俺を見つめてきた。しかしその視線は、数秒前までとまるっきり変わっていて俺は目を見開いて息を飲む。

「デリックの次は俺が啼かせてやるから、たくさん声を聴かせてくれよな」
「……っ、津軽……?」

穏やかな雰囲気は既に消えていて、射抜くような冷たい青い瞳が全身に突き刺さっていた。その豹変ぶりに驚いたが、背筋をぞくりと寒気がかけあがっていって何かを期待している自分にびっくりしてしまう。
どちらかというと、シズちゃんの怒りは熱いというイメージだけれど津軽は冷たいのだ。その微妙な違いが、俺の興味を引いた。きっと、媚薬が効いてきているせいでもあるのだが。

「大丈夫だ、痛くはしない。いっぱい気持ちよくしてやるから、笑ってくれるよな?」
口調は至って普通だったが、瞳は凶悪さを含んでいるようにも見える。笑わないと許さない、従わなければどういうことが待っているかわかっているだろうな、と訴えているようでぞっとした。有無を言わさない力が、こめられているらしい。
まさかこの俺が騙されるなんて思わなかったけれど、デリックの時とは違い一切拒まなかったのだ。今更後にも引けないし、彼はどんな風にすごいのだろうと想像を巡らせる。逃げるなんて言葉はなくなっていた。

「わ、かった……だから、その、っ」
「もしかして怖がらせたか?それとも、早く欲しいのか?」

* * *

「な、んだよ」
「決められた仕事でしたらどんなことでもきっちりとやり遂げます。前の二人とは違います。ですから……」

感情が見えない相手が一番恐ろしいことは仕事上知っていたので、窺うようにじっと見つめる。すると大きな腕が伸びてきて、首輪を乱暴に掴まれ顔を顰める。その間に執事は目線を合わせるようにソファに寝そべっている俺の体に馬乗りになり、密着した状態で告げてきた。

「ひたすら気持ちよくさせてあげます。何も考えず、快楽に堕ちて下さい」
「誰がそんなことを許すと……っ!?」

はっきりとした言葉に背筋がぞくぞくと震えて、期待のこもった寒気がかけあがっていく。裏表のない言い方は相手を必要以上に怯えさせる為だ、とわかっていながら拒む術さえない。まともな文句さえも口にできないまま、容赦なく襲われる。
執事が真っ赤な首輪から手を離した瞬間風が通り過ぎていって、気がついた時には服が綺麗に切り裂かれていた。いつも俺がナイフで相手の服を裂くのと全く同じ動作だ。でも俺には残像は見えなくて、実力は上なんだと驚かされてしまう。下手に騒ぐなと無言で言っているようなものだ。

「丁寧にご奉仕させて頂きますので、安心して委ねて下さい。わかりましたか?」
「最低だ!絶対にそんなことしない、っ、あ……離せ!!」
「なかなか手厳しいですね。でしたらこちらも本気を出させて頂きますよ」

反論を一切させない物言いに、頭にカッと血がのぼって叫ぶ。誰があんたなんかの行為で気持ちよくなるかと叫ぼうとしたが、再び首輪が掴まれる。でも今度は少し下にひっぱり現れた首筋を舌でべろりと舐められた。

「えっ、あ、ひあっ!?」
「まだ舐めただけですが?そんなに感じやすいお体を持ってらっしゃるのんですか、はしたない」
「……っ」

* * *

「俺は月島っていうんだ。一番最後だから随分待ったぜ。調教されきってたらどうしようかと思ったが、あいつら甘かったな」
「っ、お前らなんなんだよ!俺のことこんなに、して……そろそろ目的ぐらい、んぐっ、が……!?」
「犬が口答えすんじゃねえ」

月島と名乗った相手の瞳は、いつの間にか鋭く冷たいものに変わっていた。これまでの男達は多少なりとも俺に対して好意を示していたが、こいつは違う。さげずむ様に見つめていて、愛というものが全く感じられない。
むしろ嫌っているかのような視線は、激しくいがみ合っていた頃のシズちゃんを強く思い出させた。口汚く罵って相手を弄んでやろうとする意志が見える。

「いいか、今までの奴らと一緒にするんじゃねえ。手前のことなんてどうでもいいんだ俺は。仕方なく構ってやってるだけだ」
「なにそれ……じゃあ、やめればいいだろ?」
「そうだな、苛めんのは嫌いじゃねえって言えばわかるか?」
「な……っ」

あまりにもサディステックな答えに空いた口が塞がらない。まだ好きだと言われていた方がマシだと気づく。誰がこんな奴相手にするか、と顔を背けたところでいきなり首が引っ張られた。

「痛っ……あ!?」
「無視すんのもよくねえな、こっち向けよ」
「んぐっ、う、あ……やめろ、って、んぐ、う……うぅ、んっ、ふうぅ!!」

強引に顎を掴まれて上を向くしかなくなり、喉が締めつけられ呼吸ができない辛さに顔を顰めていると口づけをされる。これまでと同じように媚薬が流し込まれたが、今度ばかりは本気で飲んでしまわないと死ぬような苦しさだった。
自分の体がどうなるかわかっていて受け入れなければいけない状態に、あっさりと涙を流す。散々淫らなことをされて開発されてしまった体が、数分もしないうちに疼いてくる。

「はっはぁ、あ、うぅ……っ、最低」
「そうか随分と体は悦んでるのにか?手前に突っ込んでるバイブは拘束具と一緒になってるからこの鍵がねえと外れねえ。これが欲しかったら尻振って犬みてえにオナニーしてみろよ」
「……月島ッ!ふざけ、っ、あ、んああぁっ!?」

あまりの言いように頭に血がのぼって大声で名前を怒鳴り散らす。しかし向こうは口元を歪めて笑い、それを目にした瞬間体の奥が激しく震え始めた。どうやら遠隔操作できる玩具だったようで、強い刺激に腰がくねる。
どこかに括りつけられている鎖と枷のせいで、ソファに四つん這いになったまま身動きが取れない。鎖をガシャガシャと派手に鳴らして手を後ろに伸ばそうとするのに、何もできずに翻弄されていく。

「はははっ、バカじゃねえの?あんた結構頭いい癖に、届かないのがわかんねえのか?」
「あっ、あぁ、くそっ……外せよ、っ、これ、あぁあ、俺は犬じゃない、し、うぅ」
「オナニーするのに一番いい格好を教えてやろうか?尻をソファに押し付けて尻尾の先を擦るんだよ。すげえ気持ちいいぜ」
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