ウサギのバイク 鬼畜静雄全集【くるみ☆ぽんちおその後】
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2012-05-01 (Tue)
鬼畜静雄全集3のサンプルです
【くるみ☆ぽんちおその後】
くるみ☆ぽんちおの書き下ろし続編
臨也の過去を知ってしまい出て行った静雄の前に猫の姿の臨也が現れて一晩過ごすことに…
研究者に捕まってエッチな実験をされる猫臨也のシーンも有

* * *
「え……?臨也?」
「ぅ、ニャー!」

本当はしゃべることだってできるけれど、シズちゃんの前では猫の姿でいると決めたので存在を主張するように鳴く。今更獣の振りをするようなものでなんだかむず痒かったが、いきなり視界が晴れて大きな腕で体を抱かれる。
しゃがみこんだまま呆然と俺の手足を掴みまじまじとこっちを見ていた。そんなに見るなよと言ってやりたいが、仕方なくわざと顔を逸らす。

「なんで猫になってんだ?」

誰のせいだよと心の中で呟きながら、さてどうするんだろうとぼんやり考える。シズちゃんが猫を好きなことはとっくに知っている。たまに路地裏で猫と遭遇した時にそーっと近づいてさわろうとしたが、本能的に恐怖を感じ取ったノラ猫に逃げられ落ち込んでいたのを見たことがあった。
あんな媚び売る生き物のどこがいいんだ、と腹が立ったりもしたが俺自身がこうすればよかったのだ。もっと早く猫になって近づけばもっと違うものが得られたのかもしれないと今頃気づいて試すことにした。

「おいノミ蟲」
「ニャーッ!!」

猫になってるのにまだ酷いあだ名で呼ぶのかよ、と不快感を顕わにするとあからさまに目を丸くした。慌てて人差し指で俺の頬をツンツン突くという失礼なことをしながら話し掛けてくる。

「しゃべれねえのか?でも俺の言葉はわかるんだよな?」

普通は猫ってものはしゃべれないというのに、シズちゃんの常識ではしゃべれないのがおかしいらしい。俺は頭がいいから人間の言葉だってわかるけど、そこら辺の猫なんかじゃあ無理なんだからと少し優越感に浸る。

「一緒に居るってこういうことかよ。まあそうだよな、手前本当は猫だったんだよな」

呆れたように呼吸を吐いた後に、まるで俺の過去を知っているかのような口ぶりで言われて少し驚く。シズちゃんには猫だった時のことは一切話はしていない。聞かれても関係ないとはぐらかしてきたので、なんとなくしか知らないだろう。
なのに昔を懐かしむかのように言われて、首を傾げた。まさか生まれ変わる前のことを思い出す、というあり得ない奇跡が起きたのだろうか。そんなこと考えられない。きっとただの偶然だ。

「でも一言ぐらい言えよな。いきなり戻られても困るんだよ、クソッ」

* * *

「既に化け猫のことは知っている。生きている者を捕まえたのは初めてだが、君の好物だってわかっているぞ」

確かに体に傷つけられたりしたら、それこそ取り返しがつかなくなるので見世物になるぐらいならいくらでも受け入れる。だけど化け猫の好物や生態を熟知しているのなら、こいつらがどういうことをしたいのかもうわかっていた。
自分では動けないので床に無造作にうつぶせにされると、もぞもぞと微かに腰を捩らすことができなくて、目の前に置かれた物に敏感に反応する。覚えのある濃厚な香りが一気に漂ってきて、頭がくらくらした。

「それは普通の何百倍も濃いまたたびだ。特別に用意したものだ、遠慮なく味わってくれ」
「わざと猫用の皿に入れるなんて、あんたらどれだけ変態なんだよ」

敏感な鼻が強すぎる匂いをしっかりと感じていて、これでは自分で猫耳と尻尾を仕舞うこともできない。本能的に体が好物を欲していて、抑えこむには相当の精神力がないと無理だ。今の所なんとか堪えているが、どこまでもつかは自分でもわからなかった。

「ではこれなら、いいのか?」
「……っ!?」

突然強引にコートをめくられたと思ったら、腹から腰にかけて冷たい何かがおもいっきりぶっかけられる。それはぬるぬるしていたのでローションだろうとは思ったが、普通のものではない。さっきまでよりも強く好物の香りが鼻をついて、一瞬本当に意識が飛びそうだった。
どうやらローションにもまたたびと同じものが含まれていて、体中から匂いがする。これではいくら我慢していても、そのうち耐えられなくなるのはわかってしまう。

「尻尾も性感帯らしいな。たっぷり塗ってやれ」
「な……っ、さわるな!やめろって!!」

慌てて背後を振り返ると、バケツのような入れ物から追加のローションを掬い数人の男達が黒い尻尾に塗り始めた。だから手袋をしていたのか、と気づいたが遅くいくつもの指が尻尾を這い回る。
必死に口を閉じて耐えようとしたが、シズちゃんと一緒に過ごしたおかげで性行為も慣れていた。敏感になっている尻尾が過剰にビクビクと震えて、懸命に堪える。

「ぅ、く……お前ら、やめろ。俺にさわるなって、言って、っ、ぁ」
「随分と感度がいいということは、既に手をつけられているのか。残念だがやりやすい。次のを用意しろ」

そのうち尻尾だけではなく、晒されている肌にも塗り始めて全身がローションまみれになっていく。コートの下に着ていたシャツは破かれて、今はかろうじて肩に袖がひっかかっている状態だ。衣服の役目は全く果たしていない。
全部脱がさない辺り、マニアックな性癖を持っている奴らなんだとわかる。手に入れた化け猫を金儲けの為に最低な見世物にしようとしているのだ。過去にもこういう奴らに会ったことはあるので知っていたが、こいつらは逃げる隙を見せないぐらい周到だ。
みっともない声をあげないように集中しているうちに、また別の道具を持った男が後ろに立っていた。嫌な予感がしていたが、一切の抵抗はできず唇を噛んだ。

「さっきのローションには媚薬成分も含まれている。当然この中にも」
「ふざけるな!こんなことして、ただで済むと……」
「よし、やれ」
「やめ……っ、あ、うああっ!?」
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